中学軟式の注目投手をチェックしてきました!
一昨日と昨日は「金の卵」を探そうと、中学軟式野球の試合を見て回りました。
まず、一昨日は志太榛原地区の中体総体へ。目当ては青島中の鈴木脩矢(3年)。2月のしんきんカップ県中学選抜大会の初戦では、特別ルールの末に敗れたものの、7回1失点の好投を見せていた右腕です。
噂通りの、まさに本格派らしい本格派でした。体全身を使うバランスのいいフォームで角度があります。この日は港中相手に5回に2点を失ったものの、それ以外はほぼ完ぺきな内容。「ここぞ」の場面では一段階ギアが上げると、指にかかったストレートが低めに決まりました。
もう一人、青島中で目についたのはショートを守る近藤雅也(3年)。打っても守っても動きの形がきれいな選手でした。高校で体が大きくなったときが楽しみです。
そして、昨日はこの夏、どうしても見ておきかった左腕の下に向かいました。
吉原三中の藁科優斗。これまで県大会に出場がなく、全くの無名ですが、地元の野球関係者から「モノが違う」、「県トップの左腕では…」という情報をもらっていました。
本来は、中学総体の富士地区予選でチェックする予定でしたが、雨の影響で伸びていました。そこで急遽、練習試合が入ったとのことで、吉原三中と合同チームを組む須津中のグランドにお邪魔しました。相手は昨秋の県大会でベスト4に食い込んだ大淵中・吉原北中。どんな投球を見せてくれるのかワクワクしました。
初回のフォームと球を見ただけで、「来て良かった」と思わせてくれました。伸びのあるストレートに加えて、縦に鋭く変化するスライダーでバッタバッタと三振を奪っていきます。髙橋遥人(現阪神)の中学時代とイメージをダブらせてしまったほど(特にフィニッシュ時の右足一本で立っている姿が似ていました!)。
柔らかさとしなやかさを兼ね備えている逸材。現状はまだまだストライクとボールがはっきりし、ムラが大きいのですが、そんな荒削りなところも魅力でしょう。この夏は富士地区を勝ち上がってくるのか。次は県大会の舞台で投げる姿を見たいです!(編集部・栗山)
<写真/上から鈴木脩矢(青島中)、 藁科優斗(吉原三中)>
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