夏の静岡大会1回戦(7月13日)~掛川球場レポート
★第1試合 磐田南 9-6 清水桜が丘
磐田南が昨秋県準Vの清水桜が丘を撃破した。5点を追う3回に1年生の4番・加藤大喜が2点タイムリーを放つと、4回にも2点を返す。さらに5回には9番・鈴木啓司の2点タイムリーなど、打者一巡の猛攻で逆転に成功した。すると、先発の野澤康生が尻上がりに状態を上げ、強いストレートを低めに投げ込む。4回以降はわずか3安打に抑えて完投勝利を飾った。
磐田南・戸塚雄介監督
「いつもなら負けパターンの展開だったが、選手たちは気持ちがブレることなく戦ってくれた。初戦を乗り切ったので、次からは落ち着いて入っていけると思う」
<写真/5回に2点タイムリーを放った鈴木啓司 (磐田南)>
★第2試合 静岡市立 6-1 磐田農
昨秋、今春と苦しんだ静岡市立が好スタートを切った。前半はランナーを出しながらも、相手左腕・相場蓮の巧みな投球術の前に無得点。そんな嫌な流れを打破したのは2番・今津圭一郎だった。5回、無死一塁からライト線に鋭い打球のタイムリー二塁打を放つと、8回にも貴重な追加点を叩き出した。大会2週間前の練習試合で左手首を故障。雨の影響で試合が1週間伸びたことでギリギリ間に合ったという。「怪我があったことで今は力むことなくいい形で打つことができています」。投げては先発の渡邉幹樹が1失点完投。勢いのあるストレートとスライダーが冴え渡った。
静岡市立・安井信太郎監督
「相羽君に丁寧な投球をされて苦しかったが、よく粘ってくれた。渡邉は成長の跡がうかがえるいい投球だった。今津が復帰したことも大きかった」
<写真/3安打3打点の活躍を見せた今津圭一郎(静岡市立)>
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