三村杯、富士宮北が3連覇!
県内29チームが参加し、11月上旬から開催された第30回三村旗争奪野球大会。11月23日に決勝戦、3位決定戦が行われました。
<3位決定戦>
伊豆中央7-0焼津中央(7回コールド)
<決勝戦>
富士宮北 9-1 桐陽
決勝は桐陽と富士宮北が対戦。投打の噛み合った富士宮北が大会3連覇を飾りました。
1対1の同点で迎えた2回、2番・田村大樹(2年)、4番・鈴木理玖(2年)のタイムリーなどで一挙4点を勝ち越し。さらに3回、4回、5回にも得点を挙げ、桐陽を突き放します。この味方の援護を受け、先発の佐野優介(2年)が好投。130キロ台中盤の力強いストレートと変化球をコーナーに投げ分け、許した得点は初回の1点のみ。9回の無死満塁のピンチも「今日はシーズン最後。最後まで投げ切るつもりだった」と、気迫溢れる投球で無失点に抑えました。
佐野は東海大静岡翔洋中出身。ただ、当時は外野手の控え。高校入学後、「中学2年くらいから肩が強くなり始め、ピッチャーで勝負したかった」と志願し、投手に転向したそうです。地肩の強さを生かしたパワーピッチャー系として成長中。ストレートで押すだけでなく、スプリットなど変化球の精度も高いです。秋の東部大会では東海大会ベスト4の加藤学園に1対2で敗退。悔しさを味わっただけに、「来年の夏は甲子園を狙います」と巻き返しを誓ってくれました!(編集部・栗山)
<写真/決勝戦で好投した佐野優介(富士宮北)>