静岡を巣立つ球児たち2020~鈴木健介(松商学園→専修大)
『静岡高校野球』編集部が中学時代から追いかけてきた浜松市出身の鈴木健介が専修大に入学します。
舞阪中時代から大型右腕として注目を集め、高校は松商学園(長野)へ。本人は3年間を振り返り、「自分で考えて練習する大切さを学びました」と話します。 下級生時は膝の故障に苦しみましたが、地道に努力を重ねて3年夏に145キロを計測。プロのスカウトからマークされる存在になりました。
鈴木が選んだ進路は東都大学リーグの名門・専修大。「高校時代の先輩で2学年上の青柳真珠さんからも話を聞いていましたし、環境が良くて野球に集中できると思いました」
専修大といえば強力打線のイメージが強いですが、投手陣もハイレベル。その中で鈴木は「エースを目指していきたい」と2月中旬にチームに合流後、ブルペンで投げ込みを始めているそうです。
舞阪中時代、校長として鈴木を指導した藤田裕光氏(現入野中校長)も「中学から高校に行くときも楽しみだったが、高校から大学に進む今回はもっと楽しみ。4年間で成功体験をたくさん積んで、スケールの大きな選手になってほしい」と期待を寄せます。
4年後は150キロ以上を出して、プロへ。まだまだ伸びしろを秘める大器が、大学野球のスタートラインに立ちます!
◆鈴木健介[すずき・けんすけ]投手/松商学園/184cm80kg、右投右打
2001年4月12日生まれ、静岡県浜松市出身。小学時代はソフトボールをプレー。舞阪中ではエースで活躍する。松商学園では3年夏に背番号11ながら佐久長聖戦で7回無失点の快投を見せた。この春、専修大に入学する。