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2020年4月

2020年4月30日 (木)

球音を待つ静岡人④~石川隼大(審判員)

 編集部が静岡の野球人を応援する企画。第4回は今年からアマチュア野球の審判員となった石川隼大さんです。

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★審判の面白さに目覚める
 選手と同じく審判員も開幕を待ちわびている。四国アイランドリーグplusの常勤審判員を経て、今年からアマチュア野球の審判員となった石川隼大さんもその一人だ。
 小学3年時から野球を始め、高校は強豪の磐田東でプレーした。高校ではベンチ入りすることが叶わなかったものの、審判の面白さに目覚める。
「もともと、小学生くらいのときから審判に興味がありました。高校では試合に出ることができませんでしたが、選手と一緒にグランドに立てることが何よりも嬉しかったです」
 高校3年時にはプロ野球の審判を夢見て、「NPBアンパイア・スクール」に参加。しかし、周りの受講者のレベルの高さに圧倒された。「声の大きさ、動きのキレ、走り方、何もかもが足りていなかった」と当時を振り返る。
 それでも、諦めきれなかった石川さんは四国アイランドリーグplusのトライアウトを受験。見事合格を勝ち取り、常勤審判員として採用された。

04301 ★四国ILで最優秀審判賞を獲得
 高校卒業後、2018年から2年間、香川県で過ごした。毎週、四国全土を回る中で、とにかくスキルを上げていった。とりわけ、神谷佳秀審判部長との出会いが大きかったと話す。
「神谷審判部長からハイレベルな技術を学ぶことができました。そこは自信になりました」
 昨年4月16日の高知ファイティングドッグス対福岡ソフトバンクホークス3軍の試合で完全試合が生まれた際には主審を務めた。さらに四国アイランドリーグplus とルートインBCリーグの優勝チームによる「日本独立リーググランドチャンピオンシップ」の第5戦目では主審を経験。独立リーグ日本一が決まる大一番の中で独特の緊張感を味わった。シーズン後には、リーグの最優秀審判賞を獲得。そして3年連続となる「NPBアンパイア・スクール」では、審判としては小柄な身長172センチを大きく見せようと、動きの良さでアピールした。
 しかし――。受講後、合格者のみに来るという電話を数日待ち続けたが石川さんのケータイは鳴らなかった。
「昨年は自信がありましたし、スクールでも納得ができるパフォーマンスができました。これでダメだったら、何回受けても厳しいだろうと、諦めがつきました」

04302★夢は国際審判員
 今年、石川さんは地元で一般就職した。その傍ら、アマチュア野球の審判員として新たな道を歩む。
「審判は続けたかったです。やるんだったら、レベルの高い社会人野球でやりたいと思っています」
 早速、3月15日のヤマハ対トヨタ自動車戦など、2試合のオープン戦で経験を積んだ。ただ、それ以降は、新型コロナウイルス感染拡大により、試合自体がなく、自主トレの日々が続いている。今だからできること。鏡の前で形のチェックをすることはもちろん、ルールブックを読み直したり、過去のプロ野球でトラブルのあった場面をテレビで見たりしながら「自分だったらどうするのか」を考えている。
 石川さんには今、大きな夢が2つある。一つは、社会人野球の都市対抗や日本選手権で審判を務めること。もう一つはS級のライセンスを獲得した上で、国際審判員になることだ。
「大きな大会とか、国際大会でやってみたいです」
 アマチュア野球審判員の最高峰を目指す挑戦が始まる。 

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■石川隼大[いしかわ・はやた]
1999年10月18日生まれ、静岡県掛川市出身。小学3年時に野球を始め、「横須賀ベースボールクラブ」、大須賀中、磐田東でプレーした。高校卒業後、四国アイランドリーグで常勤審判員となる。昨年はリーグの最優秀審判賞を獲得した。

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2020年4月28日 (火)

編集部秘蔵の動画公開~紅林弘太郎(駿河総合)

 野球の試合がない日々が続く中、編集部がこれまで撮りだめてきた過去の注目選手の動画を公開します。
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 第8回は記憶に新しいところで、駿河総合時代の紅林弘太郎です。こちらの動画は昨年の6月26日、練習試合で高校通算38本となる一発を打った際の映像です。プロ入り後、すでに二軍の練習試合で存在感を発揮している紅林。プロ野球が開幕したら、ぜひ一度見に行きたいです!

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2020年4月26日 (日)

球音を待つ静岡人③~工藤祐二朗 (神奈川フューチャードリームス)

 編集部が静岡の野球人を応援する企画。第3回は独立リーグでプレーする工藤祐二朗 (神奈川フューチャードリームス)です。

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★昨年はチーム1位の打率と安打数
 4月23日の日刊スポーツに衝撃的に見出しが躍った。
「BCリーグ消滅危機」
 当初は4月11日開幕予定だったルートインBCリーグ。しかし、新型コロナウイルスの影響で、2度の延期。今後については開幕を模索している状況だ。韮山出身で、「福井ミラクルエレファンツ」から「神奈川フューチャードリームス」に移籍した工藤祐二朗が苦しい胸の内を吐露する。
「今は施設が全く使えないので、家の中でできるトレーニングをこなしているだけ。一度、静岡の実家に帰ることも考えましたが、踏みとどまって。苦しいことは苦しいですね…」04261
 専修大を卒業後、ルートインBCリーグの「福井ミラクルエレファンツ」に入団した工藤。昨年のルーキーイヤーは69試合に出場し、チームトップの打率.332、90安打をマークした。打順は主に2番で、ときには1番、3番もこなした。打撃に定評のある専修大で鍛えた技術を発揮し、「打つことに関しては、力負けすることはなかった」と振り返る。
「大学の3年、4年の頃はなかなか試合に出られなくて。でも、昨年はほぼ全試合フルで使っていただき、試合に出ることが楽しくて、そこで成長できた部分がありました」
 同じチームとなった大松尚逸(元ロッテ)との出会いも大きかった。
「大松さんはいろんなことを教えてくださって。技術面でも精神面でも本当にためになることばかりでした」
 一方で、NPB入りへの登竜門とされるルートインBCリーグの選抜チームにはあと一歩で選ばれなかった。
「福井の田中(雅彦)監督からも言われましたが、例えばライトへの打球が自分の場合はフェンスのギリギリでアウトになる。フェンスを越えるか、越えないか。わずかですが、NPBに行くにはその差を埋めないとダメだと思っています」

04262 ★今年は「欲」を出していく
 工藤は独立リーグで1年間過ごし、NPBへの思いがこれまで以上に強くなっている。
 オフにはさらなるレベルアップを目指して新球団の「神奈川フューチャードリームス」へ移籍。「わずかな差」を埋めるために、体を一回り大きくした。体重は75キロから82キロに増やし、シーズン開幕に備えていた。
「100安打を打って、打率は3割5分を目標にしていたのですが…」
 前述のように、今は限られた環境でトレーニングするのみ。開幕が見えない中で不安が募るばかりだ。それでも工藤は前を向いて進む。
「チューブを使って体を鍛えたり、今できる最大限のことをやっています。開幕が遅れるので、100安打は厳しいですが、1試合最低2安打を目標にしていきたいです。とにかく今年は欲を出していきます」
 苦境に立たされても、夢を絶対に諦めない――。

<写真/福井ミラクルエレファンツ時代の工藤>
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■工藤祐二朗[くどう・ゆうじろう]
1996年7月5日生まれ、静岡県駿東郡出身。小学2年からソフトボールを始める。中学は「スルガボーイズ」に所属。韮山入学後、1年夏から出場し、3年夏はエース投手で活躍。専修大では1年春からベンチ入りした。卒業後、独立リーグのルートインBCリーグでプレーする。174cm82kg、右投左打。

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2020年4月25日 (土)

編集部秘蔵の動画公開~倉田直幸&野田航洋(浜松西)

 野球の試合がない日々が続く中、編集部がこれまで撮りだめてきた過去の注目選手の動画を公開します。
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 第7回は、ちょっとマニアックですが、2011年の春ベスト4入りした浜松西の倉田直幸&野田航洋の強打者コンビです。
 「浜松のイチロー」と呼ばれた倉田は2浪の末に慶應義塾大に入学。4年春にベストナインを獲得しました。また野田は筑波大に進学。現在は学生時代からの夢を叶え、高校教諭になりました。指導者として今後の活躍が楽しみです!

 

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2020年4月24日 (金)

球音を待つ静岡人②~孕石幸寛(東海大海洋学部)

 編集部が静岡の野球人を応援する企画。第2回はプロ注目の本格派右腕・孕石幸寛(東海大海洋学部)です。

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04241★無名投手が大学で飛躍!
 「あの海洋のピッチャーはどうしている?」
 プロのスカウトがそう気にするのが、東海大海洋学部の孕石幸寛だ。
 スラッとした体型、バランスのいいフォーム、低めに伸びるストレート。いかにもスカウト好みの右腕といえる。
 島田工時代は最速139キロをマークしていたものの、県内では無名の存在だった。
 3年夏は初戦で浜松西と対戦。相手の強力打線の前に6回で10失点を喫し、コールド負け。その悔しさが孕石のハートに火をつけた。元々は就職希望だったが、大学進学に方向転換した。
「大学でやるつもりはなかったのですが、このままでは終われないと思いました。夏大が終わったあとチームメートの加藤(廉)が一緒にやろうと誘ってくれて。手塚(慎太郎)監督からも声をかけてもらって決断しました」
 手塚監督の期待値は高く、大学では1年秋のリーグ戦でデビュー。東海大会でもマウンドに上がった。
「高校の頃はただ思い切り投げて力で抑え込もうとしていましたが、大学に入って上手く力を抜くポイントがわかって、試合を作ることができるようになりました」
 迎えた3年春、孕石の素質が一気に開花する。5勝を挙げて、18季ぶりとなるリーグ優勝に貢献。エースとしてフル回転し、文句なしで最優秀投手賞を獲得した。
 印象に残るのは勝てば優勝の決まる5月11日の日大国際関係学部戦。8回に右足をつりながらも、146球を投げ抜く気迫を見せた。

★秋の不調を乗り越えて
 しかし、秋は生命線のストレートが走らず、不調に陥る。エースを下級生の翠尾透に譲り、1試合も先発で登板することがなくシーズンが終了した。「気持ちの部分で弱気になっていた」と振り返る。04242
「開幕に状態を合わせることができなくて、それが焦りにつながってしまって。こんなはずじゃないって考えているうちにズルズルといってしまいました」
 静岡2位で出場した東海大会。孕石は中部学院大戦の4番手で登板するも、2回2/3を投げて3失点。「何かを変えなければ」と悩んだという。
 オフは徹底的に体を鍛えた。ウエイトトレーニングの量を増やし、最速143キロのストレートに力強さが加わった。

★オープン戦で社会人相手に快投  
 3月17日には、きらやか銀行とのオープン戦で6回を無失点の好投。ストライク先行の投球で企業チームを抑え、手塚監督も「一皮むけてくれた」と手応えをつかんだ。
 ところが、直後に部活動が休止に。3月末の開幕に向けて、順調に調整が進んでいたが、一度リセットされた。
「開幕がいつになるかわかりませんが、暑い時期になった場合、スタミナな重要になってくると思うので、体力作りからやっています」
 今年の静岡リーグの投手では、もっともプロに近い存在。たが、現状ではスカウトに見てもらえる機会はない。今はただ、理想とする「軽く投げても糸を引くようなストレート」を目指し、時間を有効に使う。

<写真上/最速139キロをマークした高校時代の孕石>
<写真下/大学では体重が約10キロアップし、体が一回り大きくなる>

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■孕石幸寛[はらみいし・ゆきひろ]
1998年6月28日生まれ、静岡県島田市出身。小学4年時に「五和クラブ」で野球を始める。金谷中では軟式野球をプレー。島田工入学後、2年秋からエースとなり、最速139キロをマークする。東海大海洋学部では1年秋からリーグ戦登板。3年春はリーグ優勝に貢献し、最優秀投手賞を獲得した。182cm75Kg、右投右打。

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2020年4月22日 (水)

球音を待つ静岡人①~稲垣淳之介(大東文化大)

 新型コロナウイルスの感染拡大により、野球の開幕が見えない状況が続いています。「今は野球どころではない」というのは百も承知の上で、編集部では静岡の野球人の現状を伺いつつ、応援する企画を作ることにしました。第1回は4年前の夏を沸かせた稲垣淳之介(袋井→大東文化大)です。

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04222_20200422163401 ★「袋井旋風」の立役者に
 2016年夏、袋井のエース右腕・稲垣淳之介の快投に県民が惹きつけられた。
 しなやかなフォームから伸びのあるストレートをコーナーに投げ込む。準々決勝では日大三島相手に延長10回を完封。さらに、浜松商戦でも好投し、創部初の決勝進出を果たした。
 決勝戦では常葉菊川と対戦。0対12で敗れたものの、快進撃の立役者として一躍注目を浴びる存在に。とりわけ、袋井市では稲垣のことを知らない人がいないと言ってもいいほど、大フィーバーとなった。

★大学で投球のスキルがアップ
 夏前までは大学で野球を続けるのか迷っていたという稲垣。大会で自信を深めたことで大東文化大でプレーすることを決めた。
 1年秋からリーグ戦で登板。順調にスタートを切ったが、「ちょっとでも甘くなったら打たれた」と、大学野球のレベルの高さを感じた。球の回転はきれいでも、球威が軽かった。
 元プロの寺村友和コーチから「スピードはすぐに上がらないけど、真っすぐの質を高めることはできる」との助言を受け、少しずつ球威を上げていった。3年春には140キロをマーク。チームも7季ぶりとなる1部昇格を果たした。
「ただ投げるだけでなく、高校のときよりも考えて投げられるようになりました」
 変化球の使い方、タイミングの外し方など、投球全体のスキルもアップした。しかし、3年の秋はヒジの故障の影響で登板できず。ラストイヤーに、すべてをかけるはずだった。

04221 ★待ち受けていた試練
 2月下旬から3月上旬にかけて行われた沖縄・石垣島キャンプではヒジの故障も癒え、順調に調整を進めた。その矢先、チームは活動自粛となり、オープン戦もすべて中止に。活動再開のメドは立っていない。
「この3年間、決して満足する結果ではなかったので、今年こそ思い切り投げたいと思っていたのですが…」
 現在は近所の公園で軽く体を動かす程度。相手がいなくてキャッチボールすらできないという。「この先も野球を続けるためにリーグ戦でアピールしたい」という稲垣にとっては、我慢の日々が続く。それでも6月21日のリーグ戦の開幕を信じ、待ち続ける。
 4年前の輝きをもう一度――。

<写真上/袋井ではエースで県準優勝に導く>
<写真下/大学では1年秋から登板。力強さが増す>

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■稲垣淳之介[いながき・じゅんのすけ]
1998年10月4日生まれ、静岡県袋井市出身。小学2年時に「袋井北少年野球団」で野球を始める。袋井中時代は「掛川シニア」でプレー。高校入学後、2年秋からエースとなり、3年夏はチームを創部初の県準優勝に導いた。179cm75Kg、右投右打。

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2020年4月21日 (火)

編集部秘蔵の動画公開~庄司隼人(常葉橘)

 野球の試合がない日々が続く中、編集部がこれまで撮りだめてきた過去の注目選手の動画を公開します。
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 第6回は、昨年まで広島でプレーした庄司隼人の映像を編集しました。こちらは高校3年春の県大会で撮影したもの。貴重なバッティングシーンも見つかりました! 「静岡高校野球2020春号」の取材時、「高校までの感覚として練習で苦しんで、ゲームでは遊んでいた」と話していましたが、まさに楽しそうにプレーしている姿が印象的です。ちなみに、庄司のボールを受けている捕手は、現在JR東海で活躍する牛場友哉です。

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2020年4月18日 (土)

編集部秘蔵の動画公開~鈴木将平(静岡)

 野球の試合がない日々が続く中、編集部がこれまで撮りだめてきた過去の注目選手の動画を公開します。
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 第5回は西武でプレーする鈴木将平(静岡)の高校3年夏の動画です。1打席しかありませんが、タイミングの取り方とミートの上手さが際立っています。今年はプロ4年目。将来は3割30盗塁くらいの活躍を期待しています!

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2020年4月16日 (木)

編集部秘蔵の動画公開~大貫晋一(桐陽)

 野球の試合がない日々が続く中、編集部がこれまで撮りだめてきた過去の注目選手の動画を公開します。
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 第4回は現在横浜DeNAベイスターズでプレーする大貫晋一(桐陽)の動画です。高校3年夏はベスト8まで進出。この映像は、2回戦の菊川南陵との試合で撮影したものです。その後、日本体育大、新日鉄住金鹿島(現日本製鉄鹿島)を経てプロ入り。昨年はルーキーながら6勝をマークしました。今後の活躍も楽しみです!

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2020年4月13日 (月)

編集部秘蔵の動画公開~大本拓海(掛川西)

 野球の試合がない日々が続く中、編集部がこれまで撮りだめてきた過去の注目選手の動画を公開します。
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 第3回は、今年ヤマハに入社した大本拓海の高校3年時の動画です。掛川西では1年夏から4番に座り、スラッガーとして活躍。立命館大では主将を務めました。
 ヤマハでは「打てるキャッチャーとして1年目から戦力になりたい」という大本。社会人はJABAの各大会と日本選手権が中止になりましたが、秋の都市対抗予選に向けて頑張ってほしいです!

 

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2020年4月12日 (日)

編集部秘蔵の動画公開~牧田和久(日本通算)

 野球の試合がない日々が続く中、編集部がこれまで撮りだめてきた過去の注目選手の動画を公開します。
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 第2回は社会人時代の牧田和久(静清出身)。ドラフト指名直後、日本選手権で登板した際の動画が見つかりました。
 やはり、当時から美しいフォームですね。その後、西武で先発、抑えとして活躍。日本を代表するアンダースロー投手となりました。メジャーリーグを経て、今季から楽天へ。さらなる活躍を期待しています!

 

 

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2020年4月10日 (金)

編集部秘蔵の動画公開~髙橋遥人(常葉橘)

 野球の試合がない日々が続く中、本日より、編集部がこれまで撮りだめてきた過去の注目選手の動画を公開していきます。

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 まず、第1回は常葉橘時代の髙橋遥人(現阪神)。高校2年秋の練習試合で撮影した動画です。当時からヒジのしなりが抜群でした! バックネット裏からも撮影していたのですが、動画に映っているラスト1球の変化球のキレは絶品です。
 その後、亜細亜大に進学し、2017年のドラフト2位で阪神に入団した髙橋。昨年は3勝をマークし、ブレイクの兆しを見せています。球界を代表する左腕になってほしいと思います。

 

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2020年4月 6日 (月)

磐田東のツインタワーに注目!

 プロ注目の強肩捕手・二俣翔一(磐田東/3年)が昨日の練習試合で大暴れしました。
 プロ2球団のスカウトが視察する中、1イニング2本塁打を含むサイクル安打を達成しました。この日はトップバッターとして出場。第1打席で、まずレフトへ本塁打。さらに同じイニングに回ってきた第2打席で今度はセンターへ本塁打を放ちました。「オフの間はロングティーなどで鍛えてきた」という二俣。これまで二塁送球タイムが1.8秒という強肩がクローズアップされてきましたが、打撃面でも大きく成長した姿を見せてくれました。パワーに加え、対応力に磨きがかかっています。 

04061  今年の磐田東は二俣だけではありません。ポテンシャルの高い選手がゴロゴロいます。
 なかでも、189センチの長身左腕・野々本英典(3年)は大学や社会人経由でプロを狙える存在でしょう。昨日は角度あるストレートを生かし、2イニングを無失点に抑えました。まだフォーム的には荒削りですが、これだけの高身長の左腕は貴重。伸びしろは無限大だと感じました。二俣とは、小笠浜岡シニア時代から一緒にプレーする仲。お互い、切磋琢磨しながら、順調に伸びています。
04062  さらに、2試合に先発した左腕・勝岡陸哉(3年)も楽しみ。こちらも180センチの長身です。バランスのいいフォームから投げ込むクロスファイヤーが持ち味。縦変化の変化球にもキレがありました。
 野々本と勝岡。磐田東が誇る「ツインタワー」からも目が離せません。(編集部・栗山)

<写真上から/野々本英典、勝岡陸哉(ともに磐田東)>

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