2020年6月
2020年6月29日 (月)
2020年6月26日 (金)
2020年6月24日 (水)
静岡商・髙田琢登の練習試合初戦を見てきました!
昨日は静岡商の最速148キロ左腕・髙田琢登の今季練習試合初登板をチェックしてきました。
先発して2イニングにパーフェクトに抑え、上々のスタート。まだ試運転ながら最後の打者の際に、少し力を入れて142キロを計測しました。試合は髙田のあとを受けた、深澤歩夢、勝亦赳太、塚本礼史も無失点に抑える完封リレー。 「今日は投げることが楽しかった」という髙田は、7月11日開幕の大会に向けて「今日のように投手陣が力を合わせて全試合無失点に抑えたい」と意気込みを語ってくれました。ここからどこまでエンジンを上げていくのか。楽しみしかありません!(編集部・栗山)
<写真/練習試合初戦で2イニングをパーフェクトに抑えた髙田(静岡商)>
2020年6月20日 (土)
練習試合 常葉大菊川vs静清
常葉大菊川が今年度、初の練習試合を静清と行い、2対0で勝利。3月に就任した石岡諒哉新監督が初陣を飾りました。
エース左腕の渡邉優心が安定感のある投球で4回を無失点に抑えると、2番手の安田優斗も好投。そして、最終回は、最速143キロ左腕のイヤム・オリンがマウンドに上がります。すると、いきなり連続三振。四球を挟み、最後も三振に斬って取る圧巻の投球を披露しました。ストレートの威力と伸びが違います。
打線は、ただフルスイングするだけでなく、石岡監督が目指す状況に応じた攻撃力が身についている様子。4回には相手エラーからチャンスを作り、犠飛で得点を挙げました。 一方、静清は先発の高橋楽が気になった存在。身長187センチの大型右腕で角度があります。昨秋の県大会は背番号で18でベンチ入りしていますが未登板。こんな原石が眠っていたのかと驚きました。大学で一気にブレイクする予感がしました。(編集部・栗山)
<写真上/初陣を白星で飾った石岡諒哉監督(常葉大菊川)>
<写真下/長身右腕の高橋楽(静清)>
2020年6月 7日 (日)
静岡商のシート打撃で見つけた隠し球!
代替大会開催決定から一夜明けた昨日、静岡商ではドラフト候補の髙田琢登がシート打撃でマウンドに上がりました。打者を相手に投げるのは約2カ月ぶりとのこと。7割程度の力の入れ具合ながら、143キロを計測しました。軽く投げてその数字もすごいですが、元気な姿を見ることができたのが何より。大会まであと一カ月。紅白戦、練習試合と段階を踏んでいく中で、どこまで進化していくのか。「静岡の宝」が迎える高校ラストサマーをしっかり見届けたいと思います。
そのシート打撃、野手で目についたのは身長189センチの相原大地です。髙田晋松監督によると、「春の大会があればブレークする可能性があった」という大砲。昨秋は控えの内野手でしたが、一冬を越えて体のキレが少しずつ出てきているとのことでした。昨日は芯でとらえた打球があっという間に左中間を抜ける場面を何度も目撃しました。右の長距離砲は希少価値があると言われる中で、この相原は大学で大きく化ける可能性があるタイプ。今後も注目していきたいです!(編集部・栗山)
<写真上/シート打撃で登板した髙田琢登(静岡商)>
<写真下/快音を連発する相原大地(静岡商)>
2020年6月 5日 (金)
静岡県の代替大会が決定!
静岡県高野連は本日、臨時理事会を開き、第102回全国高等学校野球選手権大会の代替大会が決定しました。大会名は「2020夏季静岡県高等学校野球大会」。7月11日に開幕します。
ベンチ入りは25人まで。7イニング制で行われるとのことです(タイブレークは8回から適用)。
編集部では開幕に間に合わせるべく、『静岡高校野球2020夏直前号』の取材と編集作業を急ピッチで進めていきます。発売日など詳細が決まり次第、このブログでお知らせします!
2020年6月 2日 (火)
球音を待つ静岡人⑧~高橋駿(山岸ロジスターズ)
編集部が静岡の野球人を応援する企画。最終回は今春、山岸ロジスターズに入団した大型内野手の高橋駿です。
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★岐阜リーグで2度ベストナインを獲得したスラッガー
「地元のチームから都市対抗に出たいんです」
今春、山岸ロジスターズに入団した高橋駿はそう力強く宣言する。
静岡西ではエース投手として活躍。3年夏は初戦敗退も、「このままでは終われない」と大学進学を決意した。 岐阜聖徳学園大に入学すると、すぐに小山貴本監督の目に留まり、1年春から抜擢された。長打力を武器に、2年春と3年春にベストナインを獲得した。
しかし、キャプテンを任された4年時は苦しむ。思うような結果を残せず、打順も4番から降格する試合もあった。
「チーム全体のことを考える中で、心の底から野球を楽しめていない自分がいました」
当初、高橋は卒業後、企業チームでのプレーを目指していた。けれども、不調に加え、企業チームの壁は厚く、野球を続ける選択肢が狭まっていた。そんなときに声をかけてくれたのが、山岸ロジスターズの天野義明監督だった。
「自分を必要としてくれている。嬉しかったです。山岸さんのために頑張ろうと思いました」
チームには3月1日に合流した。7日のオープン戦(対ハナマウイ)では「4番サード」で出場すると、いきなり本塁打デビュー。ポテンシャル高さをアピールした。だが、全日本クラブ選手権予選の決勝(対浜松ケイスポーツBC)では無安打に。チームも2対4で敗れた。

そんな中でも、大学4年時の悔しさを胸に「野球を楽しむ」という原点に立ち返ってバットを振り続ける高橋。メジャーリーガーのアーロン・ジャッジ(ヤンキース)やマイク・トラウト (エンゼルス)のフォームを研究し、自分との違いを分析した。
「今はそこだけを見ています。とにかく、コイツはすごいなって思われる選手になりたいんです」
■高橋駿[たかはし・しゅん]
1997年9月15日生まれ、静岡県静岡市出身。小学1年時に「井宮ドジャース」で野球を始める。籠上中時代は3年春の中学選抜大会で県準優勝。静岡西ではエース投手で活躍する。岐阜聖徳学園大に入学後、1年春から公式戦に出場。2年春、3年春にベストナインを獲得した。182cm85kg、右投右打。