静岡リーグの代替試合で注目の左腕~浅野嵐吏(静岡大)~【動画あり】
静岡大学リーグの春季リーグ戦の代替試合が7月18日、19日に開催されます。例年、春のリーグ戦を最後に引退する4年生もいるだけに、意味の大きい代替試合になると思います。
今回、個人的に注目しているのは、静岡大の左腕・浅野嵐吏(4年)です。去年の秋ごろ、練習を見に行った際に、キャッチボールでのヒジのしなりが気になりました。同学年の足立真彦、神田貴浩、3年生の石田雄大、井出駿が軒並み140キロオーバーの球を投げていることもあり、これまで公式戦での登板自体は少なかったのですが、プロのスカウト好みの投手として期待してきました。
先日はブルペンでの投球を拝見。能見篤史(阪神)を彷彿とするフォーム(動画をアップしました!)から、指にかかったときはクロスファイヤー気味のイキイキとしたボールがきていました。
福井・敦賀高出身の浅野。高校2年春には2番手投手として県ベスト4進出に貢献したそうです。しかし、大学では入学早々、肩の痛みに苦しみます。「一時は痛くて18.44メートルの距離も投げられませんでした」と振り返るほど。それでも、3年春のリーグ戦で初登板。球速は130キロ前後まで戻り、コントロールに磨きがかかってきました。
苦しんだ肩痛も今は完治したとのこと。思い切り、腕を振ることができています。体の線の細さを見る限り、体重を増やしていくことで、いくらでもスピードが上がりそうな要素を持っています。
卒業後はシステムエンジニア系の会社に就職する予定。本人が一つの区切りと考えているのが、今回の代替試合と、静岡大が出場する8月のJABA高山大会です。野球人生の集大成、天性のしなりを存分に生かしてほしいです!(編集部・栗山)
★浅野投手の動画はこちら↓
◆浅野嵐吏[あさの・あらし]
1998年9月22日生まれ、福井県敦賀市出身。小学3年時に「粟野フェニックスBBC」で野球を始める。敦賀高では2年秋からエース。3年夏は2回戦で啓新に敗れた。静岡大入学後、3年春からリーグ戦で登板する。180cm67kg、左投左打。
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