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2020年8月

2020年8月31日 (月)

秋季西部地区大会準決勝(8月29日)~浜松球場レポート

<浜松球場・準決勝>
浜松商 7-1 浜名
掛川西 6-2 磐田東

 西部地区の準決勝は浜松商と掛川西が勝利。伝統同士が決勝で対戦することになりました! 

08311  第1試合は浜松商のエース・工藤遼太(2年)が1失点完投を飾りました。今大会、ここまで全イニングで登板している工藤。準々決勝までの30イニングで自責点0と抜群の安定感を見せています。武器は制球力。この試合も丁寧に低めを集め、「ここ」という場面ではズバッと内角を攻めて凡打の山を築きました。5回に今大会初の自責点を喫しましたが、「個人よりもチームが勝てばいい」と話す工藤。7回には相手打者の頭部に死球を当てるアクシデントのあと、動揺することなく、次打者を三振に。「勝てる投手」を印象づけました。「力はないチームだが、無駄な点をやらない野球ができた」と田川智博監督。工藤を中心に試合を重ねるごとにチーム力が上がってきています。

08312  続く第2試合は来秋のドラフト候補に挙がる掛川西の沢山優介(2年)が登板しました。いきなり先頭打者に先頭打者本塁打を浴びたものの、回を追うごとにエンジンがかかってきます。この日のマックスは浜松球場のスピードガン表示で140キロ。まるで鳥が羽ばたくような美しいフォームで魅了しました。「初回のあと修正できたことが良かった」という沢山。7回3分2を投げて11奪三振。4回には3者連続三振を奪ってチームに流れを持ってきました。真っすぐ一本でも打者を圧倒できるのがストロングポイント。攻めの姿勢を忘れずに、どんどん進化してほしいです!(編集部・栗山)

<写真上/工藤遼太(浜松商)>
<写真下/沢山優介(掛川西)>

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2020年8月24日 (月)

浜松開誠館中の3年生対下級生の試合で出会った原石!

08241  昨日は『中学野球太郎』の取材で、浜松開誠館中のグランドにお邪魔しました。ちょうど、3年生のお別れ試合ということで、3年生対下級生の試合が行われていました。今年の浜松開誠館中の3年生は本多優、駿の兄弟を中心に県トップレベルの打てる選手が揃っていましたが、そんな強力打線相手に飄々と投げて抑えていたのが2年生の楠良大です。
 スラッとしたいかにもピッチャー体型。バランスの良いフォームからキレのある球を投げ込んでいました。下河邉裕生監督によると、小学生時代はソフトボールをプレーし、中学から本格的に投手になったとのこと。今後、どのような成長曲線を描くのか。楽しみな原石と出会うことができました。(編集部・栗山)

<写真/楠良大(浜松開誠館中)>

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2020年8月22日 (土)

秋季中部地区大会4日目(8月22日)~清水庵原球場レポート

<清水庵原球場・3回戦>
静清 6-4 島田商
常葉大橘 4-1 駿河総合

08221_20200822183101  第1試合は静清が逆転勝ちを飾りました。4点を追う8回に2点を返すと、9回に4番・茂木慎之助(2年)の本塁打などで同点に。そして延長10回、2死二三塁のチャンスを掴むと、途中出場の伊東洸佑(1年)が右中間を破る三塁打を放ち2点を勝ち越しました。長田仁志監督は「よく粘って試合をものにしてくれた。チームの成長につながる1勝になる」と、最後まで諦めなかったナインに目を細めていました。一方の島田商は、3番・太田拓夢(2年)が初回のレフトスタンドへの本塁打を含む、3安打3打点の活躍。捕手としても肩が強く、県大会では注目選手の一人になるでしょう。

08222_20200822183301  第2試合は1対1で迎えた6回、
常葉大橘が1点を勝ち越すと、7回には2番・勝又湧斗(2年)のタイムリーなどでリードを広げます。「今年は飛び抜けた選手がいないが、全員で戦っていくスタイル」と片平恭介監督。 計3安打ながら6盗塁をマークするなど機動力を駆使して計4得点を奪いました。投げては1年生の望月琉要が7回を1失点に抑える好投。1回戦、2回戦では緊張もあってあまり状態が良くかったそうですが、今日は左足の上げ方を工夫することでストレートが走ったとのことです。「県大会では今日以上のピッチングをしたい」という望月。中学時代、静岡蒲原シニアで一緒にプレーした加藤学園の太田圭哉の甲子園での活躍が刺激になっているようで、「自分も負けない」と意気込んでいました。(編集部・栗山)

<写真上/延長10回に勝ち越しタイムリー三塁打を放った伊東洸佑(静清)>
<写真下/駿河総合打線を7回1失点に抑えた望月琉要(常葉大橘)>

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2020年8月21日 (金)

浜松市中学選抜がリーグ戦を開催!

08211

 昨年は「全国中学生都道府県対抗野球大会」で優勝を飾った浜松市中学選抜。例年、8月に台湾遠征を行ってきましたが、今年は新型コロナウイルスの影響で中止に。代替として沖縄の石垣島に遠征する予定でしたが、そちらも叶いませんでした。
 そこで、「浜松市JHSトッププレーヤーズリーグ」と名付け、8月6日から15日かけて浜松市内でリーグ戦を開催。選抜チームを3チームに分け、多くの実戦を行うことで選手のレベルアップにつなげていました。
08212  8月9日は浜松球場でナイター開催。今年は春の県選抜大会が大会中に中止となり、その後の全日本や中体連の試合もなくなりました。そのため中学生を見る機会が減ってしまい、県内にどんな有望選手がいるのか、なかなか把握できていないのですが、やはり逸材はいます。この日、印象に残ったのは細江中の馬渕投手。先発して4イニングで7奪三振をマークしました。リーチが長く、その腕を豪快に振って右打者の内角にズバズバと投げ込みます。粗削りなところも魅力。このまま大きく育って欲しいなと思います。(編集部・栗山)

<写真/力強いストレートを投げ込む馬渕(細江中)>

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2020年8月19日 (水)

秋季西部地区大会4日目(8月19日)~浜松球場レポート

<浜松球場・3回戦>
浜松日体 14-9 浜松湖東
浜松市立 4-2 浜松湖北

08191_20200819204501 浜松日体が創部初の県大会出場を決めました。2回に1点を先制すると、5回まで毎回得点。8回には一挙6点を奪います。エース右腕の白栁拳斗(2年)は、柔らかい腕の振りからキレのあるストレートで粘りの投球を展開。暑さの影響もあり、8回に6点を失いましたが、9回は無失点に抑え、勝利に導きました。攻撃力を磨いている浜松日体。毎月3万スイングを行ってきたそうで、その成果を大会で発揮。1番から9番まで全員が強いスイングで鋭い打球を飛ばし、初戦から3戦連続で二桁得点をマークしました。「1つの目標はクリアできました。県大会でも攻撃的な野球をやっていきたいです」と杉田享監督。県大会でも「日体旋風」が吹き荒れるか注目です。

08192_20200819203901 続く第2試合は浜松市立・辻村音冶(2年)、浜松湖北・永徳凌也(2年)の投げ合いで試合が進みます。浜松市立が8回表に1点
を挙げると、その裏、浜松湖北が同点に。そして2対2で迎えた9回、浜松市立は6番・小林真(2年)のタイムリー三塁打で勝ち越し。さらに続く7番・広川素(2年)のタイムリーでリードを広げました。接戦をものにした浜松市立の磯部祐監督は「選手がここ一番での集中力を発揮してくれた」と安堵の表情。今年4月から指揮をとり、「守れないと勝てない」とまず守備を徹底的に鍛えてきたとのこと。8回にはランダウンプレーで併殺を完成するなど、髄所で守りの堅さを発揮しました。(編集部・栗山)

<写真上/県大会初出場を決めて喜ぶ白栁拳斗(浜松日体))※写真左
<写真下/勝ち越しタイムリー三塁打を放った小林真(浜松市立)>

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2020年8月18日 (火)

秋季中部地区大会3日目(8月18日)~焼津球場レポート

<焼津球場・2回戦>
焼津中央 3-1 静岡大成
静岡商 6-3 焼津水産


08182

08183  焼津中央が1993年以来、27年ぶりの県大会出場を決めました。1対1で迎えた4回、2死一塁から6番・五十右匠登(2年)の左中間を破るタイムリーで勝ち越し。先発の曽根統威(2年)は「強い気持ちで投げることができた」と、キレのあるストレートで攻めの投球を展開。8回には自らレフト前タイムリーを放つと、その裏のピンチもしのぎます。久保敦広監督は勝利が決まると、快心のガッツポーズ。「粘り強く戦ってくれた」とチームを歴史を塗り替えた選手たちを褒めたたえていました。

 続く第2試合は静岡商が勝利。2対2の5回、4番・小西澄登(2年)のタイムリーで勝ち越すと、4回からリリーフ08181_20200818201401 した中澤大賀(2年)が好投します。中澤は「テンポよく投げて、攻撃に流れを作っていくことを意識した」と打たせて取る投球で6回を3安打1失点に抑えました。静岡商は
4年連続の県大会出場。夏の大会は3年生のみで戦ったため、選手は総入れ替えとなっていますが、新チームは往年の静岡商を彷彿とさせる守備からリズムを作り、機動力を生かしたスタイル。県大会に向けて、どう仕上がってくるのか楽しみです。一方の焼津水産は中盤まで互角の試合を展開。児玉駿太朗(2年)、佐藤涼平(2年)のバッテリーを中心に引き締まった好チームでした。(編集部・栗山)

<写真上/県大会出場を決めて喜ぶ久保敦広監督(左から2番目)>
<写真中/1失点完投した曽根統威(焼津中央)>
<写真下/リリーフで好投した中澤大賀(静岡商)

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2020年8月17日 (月)

秋季西部地区大会3日目(8月16日)~磐田球場レポート

<磐田球場・2回戦>
浜松開誠館 6-0 掛川東
浜名 10-1 小笠(7回コールド)
浜松商 11-2 新居(7回コールド)

08171  夏準優勝の浜松開誠館が好発進しました。3回に9番・神山健真(2年)の三塁打からチャンスを作ると、3番・磯部瑠生(2年)が「詰まったけど力で持っていけた」とライト前に弾き返して先制。さらに磯部は5回、満塁の場面で走者一掃のタイムリー三塁打を放ちます。もともとは投手として入学。夏の大会はベンチ外でしたが、その間にコツコツと打撃力を上げてきたそうです。投げては夏の大会の決勝戦で先発した平林洸晟(2年)が快投。8回を投げて、4安打無失点に抑えました。

08172  続く第2試合は浜名が初回に8得点を奪う猛攻。活躍したのは4番の馬塚翼多(2年)。初回に先制タイムリー三塁打を放つと、試合が落ち着きかけた4回にレフトスタンドに貴重な一発を放ちます。試合後、横山崇監督も「価値ある一本だった」と称賛。打って走れる選手だけに、今後の活躍も期待されます。

 第3試合は浜松商が11対2で快勝。初回、遊撃の秋山留暉(2年)のエラーから先制を許すも2回、その秋山がミスを挽回する2ラン本塁打を放ちました。1回戦終了後は、ほぼ守備だけの練習を行ってきたという浜松商。公式戦初本塁打を打った秋山は、打ったことよりも守備のミスを反省。「自分たちは上のレベルを狙う力はまだないので、まずは次の試合、全力で勝って県大会を決めたい」と気を引き締めていました。

<写真上/3安打4打点の活躍を見せた磯部瑠生(浜松開誠館)>
<写真下/レフトスタンドに本塁打を放った馬塚翼多(浜名)>

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2020年8月15日 (土)

秋季中部地区大会2日目(8月15日)~島田球場レポート

<島田球場・1回戦>
静岡市立  11-1 川根(6回コールド)
静岡東 7-4 相良

08151_20200815201501  第1試合は静岡市立が6回コールド勝ちを飾りました。3回、1死二塁から1番・高橋聖(2年)のタイムリー三塁打で先制。4回に3点、6回には6点を加えて試合を優位に進めます。最速140キロ右腕・丸山颯人(2年)は4回途中から登板。打者11人に対し、4奪三振。サイドから力強いストレートで圧倒しました。川根は注目の池谷和樹(2年)が「1番キャッチャー」で出場。第1打席はセンターへ大飛球を放つと、四球を挟み、第3打席でセンターオーバーの二塁打。捕手としても視野が広く、存在感を発揮しました。

 08152_20200815201101 続く第2試合は静岡東が粘る相良を振り切りました。初回に3番・佐藤昌吾(2年)がスクイズを決めて1点を先制すると、2回以降も小刻みに得点を重ねました。勝利に貢献したのは「1番ショート」の望月良章(2年)。4回にライナー性の打球をセンターオーバーに放つと、二塁、三塁を駆け抜けて一気にホームイン。ランニング本塁打となります。守備では8回、1死一三塁の場面でセンターに抜けそうな打球を好捕してダブルプレーを完成。体にバネがあり俊敏性に長けた好選手でした。静岡東は次戦、県大会出場をかけて常葉大橘と対戦。戸塚哲弥監督は「次も相手に向かっていく姿勢で勝ち切りたい」と力を込めていました。(編集部・栗山)

<写真上/タイムリー三塁打を放った高橋聖(静岡市立)>
<写真下/好守で活躍した望月良章(静岡東)>※写真右

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2020年8月14日 (金)

秋季東部地区大会2日目(8月14日)~裾野球場レポート

★8月14日 秋季東部地区1回戦 裾野球場 晴   

  チーム
御殿場西 0 2 0 0 1 0 0 0 4 7
知徳 0 0 0 0 0 0 0 1 0

(御)市村-久松
(加)金具、工藤、初鹿-髙杉 
▽二塁打=五十嵐(御)
▽三塁打=渡邉(御)

08141  東部地区1回戦、屈指の好カードは御殿場西が勝利しました。
 御殿場西は2回に8番・久松凌大(1年)のタイムリーなどで2点を先制。さらに5回に4番・五十嵐大稀(2年)
のタイムリー二塁打で1点を追加します。投げては先発の市村倖大(2年)が好投。変則気味の独特なフォームから丁寧に投げ、7回まで無失点に抑えます。すると、9回に4安打を集中して一挙4点を奪う猛攻。市村は最後まで投げ、完投しました。
 投打がかみ合った御殿場西。
完成度が高い印象を受けましたが、森下知幸監督は「市村は我慢強く投げてくれたけど、攻撃はもう少し工夫が必要だった」と次戦に向け、手綱を引き締めていました。
 一方の知徳は先発の左腕・金具玲魁(2年)が力強いストレートを印象付けたものの、初戦敗退。今年は敗者復活戦がないため、県大会出場を逃しました。初鹿文彦監督は「こんなに早く秋が終わってしまうのは初めて…。長い秋冬になりますが、じっくり力をつけます」と巻き返しを誓ってくれました。(編集部・栗山)

<写真/完投した市村倖大(御殿場西)>

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2020年8月13日 (木)

秋季東部地区大会1日目(8月13日)~愛鷹球場レポート

 秋季高校野球大会の地区大会が本日開幕しました。

<愛鷹球場・1回戦>
市立沼津 9 -2 誠恵(8回コールド)
沼津商 15-1 伊豆総合(6回コールド)
三島南 5-1 吉原

08132  第1試合は市立沼津の右腕・飯田歩夢(2年)が8回を2失点で12奪三振をマーク。球速は130キロに満たないのですが、打者の手元で伸びる球質が魅力。まだ体の線が細く、大きな伸びしろを秘めています。

 第2試合は沼津商の左腕・三枝大輝(2年)が6回途中まで1失点。ストレートと変化球のコンビネーションが冴え、打たせて取る投球を展開しました。打っても3安打(二塁打1本)2打点の活躍。投打で躍動しました。

08131

 第3試合には夏ベスト16の三島南が登場。夏は本格派右腕の谷口蓮が注目を浴びましたが、新チームの投手陣も楽しみ。今日は植松麟之介長島大幹の1年生リレーで初戦を突破しました。
 植松は右サイドからキレのあるストレートを投げ込み6回を1失点。兄の鳳
太(現神奈川工科大)は強打者として鳴らしましたが、弟の麟之介は投手として好素材。この日は愛鷹球場のスピードガンで128キロを計測。稲木恵介監督は「来年の春には130キロ中盤を投げてほしい」と期待を寄せていました。
 一方、吉原は昨秋から注目している185センチ左腕・吉野雄貴(2年)が先発しました。初回に4点を失ったものの、2回以降は打者が打てそうで打てない、いい意味で捉えどころのない持ち味を発揮。今後の飛躍に期待したいです。(編集部・栗山)

<写真上/粘り強い投球を見せた飯田歩夢(市立沼津)>
<写真下/初戦の先発を任されて好投した植松麟之介(三島南)>

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2020年8月11日 (火)

48カップ、袋井商が初V!

 昭和48年生まれの指導者が中心となり、毎年秋の大会前に腕試しとして開催されている「48カップ」。第1回大会から浜松西が3年連続で優勝していましたが、第4回大会は袋井商が優勝を飾りました!

08111

<48カップ・決勝トーナメント>
袋井商 9-2 浜松西
袋井商 7-6 伊豆中央
浜松西 14-3 伊豆中央

 今年は8チームが参加。8月8日に行われた決勝リーグに残ったのは伊豆中央、袋井商、浜松西の3チームでした。

08112  まず、第1試合は袋井商対浜松西。夏の大会の再戦となりました。袋井商は4番・夏目昇悟(2年)の活躍(二塁打1本、三塁打1本)などで9得点を奪う猛攻。投げてはリリーフの澤島和平(2年)が好投し、8回コールド勝ち。夏のリベンジを果たします。さらに、続く伊豆中央戦では0対4から終盤に追い上げてサヨナラ勝ち。主将の中山勝喜(2年)は「自分たちの求める野球ができた」と、全員でつないでいくスタイルに手ごたえを掴んでいました。新チームの袋井商は夏からのメンバーの1番・栗田幸大、3番・中山を中心に打撃力のあるチーム。秋は県上位に食い込むポテンシャルを持っていると感じました。

 4連覇は逃しましたが、浜松西は夏からメンバーが総入れ替えで、伸びしろの大きいチーム。佐藤光監督を中心に一つひとつのプレーを丁寧に確認している姿が印象に残りました。また、伊豆中央は鈴木愛翔島田陸我のバッテリーに安定感があり、引き締まったチームでした。(編集部・栗山)

<写真上/初優勝を飾った袋井商ナイン>
<写真下/浜松西戦で2本の長打を放った夏目昇悟(袋井商)>

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2020年8月 9日 (日)

練習試合 加藤学園vs常葉大橘

★8月9日 練習試合 加藤学園グランド 晴   

  チーム
常葉大橘 0 1 0 0 0 0 0 0 0 1
加藤学園 0 0 0 4 0 2 0 6 × 12


(常)脇水、土屋-櫻庭
(加)肥沼-雨宮

 甲子園交流試合に出場する加藤学園が甲子園前、最後の練習試合を本日行いました。

08091_20200809225101 エース右腕・肥沼竣が先発。初回から4回までは全ての回で先頭打者の出塁を許しましたが、投げれば投げるほどエンジンがかかります。8回には3者連続三振をマーク。9回を投げ切り、1失点で完投しました。いよいよ本番は12日。夢の聖地のマウンドに向け、万全な仕上がりをアピールしました。
 一方の攻撃陣は、4回に4点を奪うと、6回には4番・植田颯斗がセンターオーバーのランニング本塁打で加点。さらに8回には長短4本の安打で畳みかけ、一挙に6点を奪いました。スタメンのメンバーで驚いたのは、1年生の太田圭哉(静岡雁原シニア出身)が「1番ショート」で抜擢されていたこと。8回には犠飛を放つなど、レギュラー陣に混ざっても堂々としたプレーぶり。果たして、甲子園で出場があるのか…。注目です。
08092_20200809225401 常葉大橘は引退している脇水大翔櫻庭樹士の3年生バッテリーが出場。脇水は3回まで加藤学園打線をパーフェクトに抑える好投。4回4点を失いましたが、素材の良さを改めて再確認。大学入学までの半年間を大事にし、次のステージで大きく羽ばたいてほしいです。(編集部・栗山)

<写真上/甲子園での投球が楽しみな肥沼竣(加藤学園)>
<写真下/「1番ショート」で起用された1年生の太田圭哉(加藤学園)>

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2020年8月 7日 (金)

春の全国出場予定だった中学2チームが草薙で対決!

 今春の「第11回全日本少年春季軟式野球大会日本生命トーナメント」に出場する予定だった2チームが4日、草薙球場で試合を行いました。

竜爪・西奈中 10-6 チーム静岡シティクラブ
チーム静岡シティクラブ 2-0 竜爪・西奈中

08071  第2試合、竜爪・西奈中はエースの永野陽大が先発しました。約半年ぶりに見た永野は体が一回り以上大きくなっていました。休校期間中に意識して体を大きくし、約8キロ増量したとのこと。体が大きくなった分、ストレートの威力が増していました。低めのストレートでも垂れることなく伸びがあり、右打者の内角には沈む球も。打者を見ながら投げられる投球術は、中学生離れしています。
 本来だったら、11日からナゴヤドームで開催される「第50回中部日本地区選抜中学軟式野球大会」に出場予定だった竜爪・西奈中。試合後、山田寛之監督から大会の中止が告げられると、選手たちは号泣しました。永野は「高校で甲子園。将来はプロ野球選手になるためにこれからも頑張っていきます」と声を絞り出すのが精いっぱい。かける言葉が見つかりませんでした。

08072  一方、静岡市の選抜チームとして春の全国大会に出場予定だったチーム静岡シティクラブは、大会で着用する予定だったユニホームで試合に臨みました。
 もっとも気になったのは赤木翔(安東中)。自チームでは投手を務めていますが、この日はレフトで出場します。スラッとした体型で、立ち振る舞いにセンスを感じるタイプ。第1試合の7回にはレフト方向に二塁打を放ちます。驚いたのは足の速さです。打ったあと、数歩でトップに入ると、あっという間に二塁に到達。走攻守の三拍子そろった選手として高校での活躍が楽しみです。
08073  投手では、2試合目の7回に登板した山内照(常葉橘中)が圧巻の投球を披露。オーソドックな右の本格派で、2者連続三振をマークすると、1番打者の永野に対して131キロのストレートでサードフライに抑えました。軟式、硬式合わせ、中学3年生世代では、県トップクラスの素材ではないでしょうか。今後も追いかけていきたいと思います。(編集部・栗山)

<写真/上から永野陽大(竜爪中)、赤木翔(安東中)、山内照(常葉橘中)>

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2020年8月 2日 (日)

聖隷クリストファーが初優勝!

08021

<準決勝>
浜松開誠館 11-2 駿河総合(9回タイブレーク)
聖隷クリストファー 9-6 静岡商

★夏の静岡大会決勝 草薙球場 晴   

     チーム
聖隷クリストファー 0 4 0 0 1 1 0 6
浜松開誠館 1 0 2 0 0 1 0 5

(聖)谷口、城西-木山
(浜)平林、堀田、村山、長屋-大橋 
▽二塁打=衣笠、西川2、伊藤(浜)
▽三塁打=上島、中島(聖)

 聖隷クリストファーが創部初の夏優勝を飾った。1点を追う2回、2死二三塁から9番・中島虎太朗がライト前2点タイムリーを放ち逆転に成功。さらに、相手のミスが絡み2点を追加する。その後、1点差まで追い詰められるも、5回に1番・上島寛大の三塁打と2番・中村哉翔の安打、6回には中島のタイムリー三塁打でリードを広げた。投げては前日の準々決勝で好投したエース・城西裕太が3回からマウンドへ。持ち前の粘り強い投球で最後まで投げ切った。一方の浜松開誠館は最終回に一打サヨナラのチャンスを掴んだが、あと一歩及ばなかった。

聖隷クリストファー・上村敏正監督
「苦しい試合ばかりだったが、本当に選手が頑張ってくれた。決して力があるわけではないが、心が成長して、ここ一番で踏ん張れるチームになった。甲子園がなくなったとき、目指したことは自分たちがやってきたことを証明するために勝ち続けるということ。よく選手がここまでついてきてくれたと思う」

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2020年8月 1日 (土)

夏季静岡県大会準々決勝(8月1日)~清水庵原球場レポート

★第1試合 静岡商 3-2 静岡

08011  名門対決は静岡商に軍配が上がった。静岡商は初回、1番・杉山翔平がライトスタンドに先頭打者本塁打を放つと、5番・髙田琢登のタイムリーなどで2点を追加。エースの髙田はプロのスピードガンで146キロを計測。3回、4回に失点するも、その後は気持ちのこもった投球で得点を許さず。静岡商が8年ぶりのベスト4進出を決めた。一方の静岡は粘り強さを見せたが、あと一歩及ばなかった。

静岡・相羽寛太(プロ注目の遊撃手)
「自分たちの力不足です。髙田君はインコースのコントロールがすごかった。進路に関してはこれから考えますが、いずれはプロで活躍したいです」

<写真/先頭打者本塁打を放った杉山翔平(静岡商)>

★第2試合 駿河総合 5-4 静岡市立(8回タイブレーク)

08012   静岡市立は初回、5番・中島正治のタイムリーで1点を先制。一方の駿河総合3回、1番・伊東快都のタイムリーで同点に追いつくと、2番手の2年生右腕・西島賢介が4イニングを1安打無失点の好投を見せる。試合は同点のままタイブレークに突入。8回、静岡市立は機動力を絡めて3点を奪う。しかし、その裏、駿河総合は3本の安打などで4点を挙げ、2年連続のベスト4進出を決めた。

静岡市立・金子大悟
「ベスト8まできて安心した部分がありました。悔しいです…。大学でも野球を続けられるように頑張りたいです」

<写真/好投した184センチの長身右腕・西島賢介(駿河総合)>

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