春の全国出場予定だった中学2チームが草薙で対決!
今春の「第11回全日本少年春季軟式野球大会日本生命トーナメント」に出場する予定だった2チームが4日、草薙球場で試合を行いました。
竜爪・西奈中 10-6 チーム静岡シティクラブ
チーム静岡シティクラブ 2-0 竜爪・西奈中
第2試合、竜爪・西奈中はエースの永野陽大が先発しました。約半年ぶりに見た永野は体が一回り以上大きくなっていました。休校期間中に意識して体を大きくし、約8キロ増量したとのこと。体が大きくなった分、ストレートの威力が増していました。低めのストレートでも垂れることなく伸びがあり、右打者の内角には沈む球も。打者を見ながら投げられる投球術は、中学生離れしています。
本来だったら、11日からナゴヤドームで開催される「第50回中部日本地区選抜中学軟式野球大会」に出場予定だった竜爪・西奈中。試合後、山田寛之監督から大会の中止が告げられると、選手たちは号泣しました。永野は「高校で甲子園。将来はプロ野球選手になるためにこれからも頑張っていきます」と声を絞り出すのが精いっぱい。かける言葉が見つかりませんでした。
一方、静岡市の選抜チームとして春の全国大会に出場予定だったチーム静岡シティクラブは、大会で着用する予定だったユニホームで試合に臨みました。
もっとも気になったのは赤木翔(安東中)。自チームでは投手を務めていますが、この日はレフトで出場します。スラッとした体型で、立ち振る舞いにセンスを感じるタイプ。第1試合の7回にはレフト方向に二塁打を放ちます。驚いたのは足の速さです。打ったあと、数歩でトップに入ると、あっという間に二塁に到達。走攻守の三拍子そろった選手として高校での活躍が楽しみです。
投手では、2試合目の7回に登板した山内照(常葉橘中)が圧巻の投球を披露。オーソドックな右の本格派で、2者連続三振をマークすると、1番打者の永野に対して131キロのストレートでサードフライに抑えました。軟式、硬式合わせ、中学3年生世代では、県トップクラスの素材ではないでしょうか。今後も追いかけていきたいと思います。(編集部・栗山)
<写真/上から永野陽大(竜爪中)、赤木翔(安東中)、山内照(常葉橘中)>
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