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2020年9月24日 (木)

【ボーイズリーグ】県秋季大会準決勝レポート!

 ボーイズリーグ静岡県支部秋季大会(中日本選抜大会県予選)の準決勝が22日に菊川球場で行われました。

★第1試合 浜松北ボーイズ 4-2 スルガボーイズ
★第2試合 菊川ボーイズ 8-0 静岡葵ボーイズ(6回コールド)

09241  第1試合は浜松北ボーイズが強豪・スルガボーイズを逆転勝ちで撃破。1点を追う5回、2死一二塁から4番・宮崎凌月がレフトオーバーの三塁打。投げては左腕の内藤優央、本格派タイプの鈴木康峰、スリークオーターの水口柚希とバラエティに富んだ投手陣で相手打線の反撃をしのぎました。創部5年目で初の決勝進出を果たした浜松北ボーイズ。中学生ですが、とにかく打球がよく飛ぶチームです。個人的に気になったのが「3番ショート」の鈴木一翔。父で現在同チームのコーチを務める理男氏は興誠(現浜松学院)、専修大、ヤマハで活躍した名内野手。まだ体の線は細いですが、打っても守っても父譲りのセンスの良さが際立っていました。

09242_20200924093701  第2試合は菊川ボーイズがコールドで静岡葵ボーイズを下し、2年連続で決勝進出。右腕の八木翠暖がキレのあるストレートとナチュラルに沈む球を巧みに使って完封しました。打線も初回から5番・秋原汰成のタイムリーなどで小刻みに得点を奪いました。注目したのは「7番ショート」の松下禄野。とにかく守備が上手い。初回に先頭打者の打球が三遊間に飛ぶと、あっと言う間に打球に追いついて一塁で好送球。セーフとなりましたが、スピード感と球際の強さに驚きました。その後も、好守備を連発! 今すぐ高校生に混ざっても遜色がないのでは。そう感じてしまうほど圧巻の守備力でした。打撃は7回にレフト前ヒット。小柄で力はないですが、素直なスイングを見せてくれました。

 また、準決勝で敗れたものの、スルガボーイズと静岡葵ボーイズも中日本大会への出場を決めています。スルガボーイズの捕手・須川皐生はスローイングが魅力。強肩に加え、捕ってから投げるまでが速かったです。静岡葵ボーイズで目に留まったのは「1番ピッチャー」で出場した小笠原蒼悟。体にバネがあり、今後が楽しみな選手です。(編集部・栗山)

<写真/上から鈴木一翔(浜松北ボーイズ)、松下禄野(菊川ボーイズ)>

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