ドラフトを待つ!③二俣翔一(磐田東)
「静岡高校野球」編集部がお届するドラフト特集の第3回。今回は強肩強打の捕手として注目される二俣翔一(磐田東)を紹介します!

二俣のもとには現在プロ11球団の調査書が届いているそうです。その武器は何といっても肩。僕は春から夏にかけてチェックを続けてきましたが、ここにきてさらに強くなっている印象です。
昨日の練習ではキャッチボールから度肝を抜かれました。短い距離から徐々に離れ、塁間、さらには約50メートルの遠投になっても、ボールが全く垂れることなく、むしろホップしていきます。グングンと伸びるその弾道に「なんだ、これは!」と思わず、声を出してしまうほど…。シューという鋭い音も聞こえてきました。夏の大会後は、下半身をメインにトレーニングを行ってきたとのこと。それが生きているのではないでしょうか。あとは全身から漲るバネも見どころ。キャッチボールで相手の送球が高く逸れたのですが、ジャンピングキャッチ。まるでバレー選手のような跳躍力に驚きました。
「プロの世界ではキャッチャーでやっていきたい気持ちがありますが、9つのポジション全部こなせるようにしたい」と、ランナー付きのノックではショートに入る場面も。そこでも圧倒的な肩を披露。高校生トップクラスどころか、プロの世界でもなかなか見ないレベルだと目がクラクラしました。
ドラフトまであと10日余り。加藤廉(東海大海洋学部)、上地ケンジ(同朋大)と「小笠浜岡シニア」の先輩もプロ志望届を提出。「3人ともプロに行けたら」と話してくれました。一方で「今年は高校生の志望届け者が過去最高(216人)ですし、今は不安の方が大きいんですよね」と本音も。その不安を打ち消すためにも、黙々と下級生とともに練習をこなし、運命のときを待ちます。(編集部・栗山)
| 固定リンク
「静岡県の高校野球」カテゴリの記事
- 【秋季県大会】聖隷クリストファーが3季連続優勝!(2025.10.04)
- 【秋季県大会】掛川西、聖隷クリストファーが東海大会出場を決める!(2025.09.28)
- 【秋季県大会】浜松日体、再び歴史更新 東海大会王手!(2025.09.27)
- 【秋季県大会】沼津東4年ぶりベスト8 市原が気迫の公式戦初完封!(2025.09.23)
- 【秋季県大会】掛川東・浅田陽天 背番号6の快投劇(2025.09.20)
「ドラフト」カテゴリの記事
- ドラフト会議、県内関連4選手に吉報が届く!(2025.10.23)
- ドラフト直前企画④ 静岡産業大・渡邉笑生/逆境を力に変えた長距離砲(2025.10.22)
- ドラフト直前企画③ オイスカ浜松国際・大橋令和/覚醒期待の快速ショート(2025.10.16)
- ドラフト直前企画② 掛川西・石川大峨/逆境を乗り越えた長距離砲(2025.10.09)
- ドラフト直前企画① 静岡商・山本敢生/実戦派右腕の可能性(2025.10.02)





コメント