ボーイズ支部長杯で見た注目選手たち!
中学硬式野球ボーイズリーグの支部長杯の準決勝と決勝が7日に草薙球場で行われました。
3年生にとっては最後の公式戦。制したのは島田ボーイズでした。
<準決勝>
島田ボーイズ 8-0 静岡葵ボーイズ(5回コールド)
静岡府中ボーイズ 7-6 磐田ボーイズ
<決勝戦>
島田ボーイズ 9-1 静岡府中ボーイズ(5回コールド)
決勝戦は島田ボーイズが初回に大量5点を先制。2回にも4点を奪うビッグイニングを作りました。投げては、左腕の亀井海夏人が立ち上がりから緩急自在の投球。糸を引くようなストレートとドロップ系の緩い変化球で完ぺきな投球を見せました。亀井を見るのは約1年ぶりでしたが、かなり足が長くなっている印象。体の成長とともに力強さも出てきました。
一方で打のヒーローは2番打者の栗田凌久。準決勝と決勝戦の6打席で6安打をマーク。「バットにあたればヒットになる」という状態でした。とにかくミート力が高く、ボールにうまく乗せる感覚は天性のものだと感じました。「今日はすごく調子が良く、打てる気がしていた」と栗田。センターの守備、50m6秒5で走る脚力も見逃せない選手です。
決勝戦で敗れたものの、静岡府中ボーイズにもキラリと光る選手が。「3番ショート」の松永将大はまさにセンスの塊。身長165センチ、体重55キロとまだ小柄ですが、スイングに癖がなく、スムーズに出てきます。決勝戦は2打数無安打に終わりましたが、亀井の球に対して1打席のライトフライ、2打席目のセンターフライともにしっかりととらえていました。ボーイズ県選抜の主将を務めるなど、キャプテンシーもある様子。走攻守の三拍子が揃った選手として高校での飛躍が楽しみです。
ベスト4の磐田ボーイズにはポテンシャルの高い選手が揃っていました。なかでも驚いたのが準決勝でリリーフとしてマウンドに上がった左腕の齋藤新太。バランスのいいフォームから最速132キロのストレートが低めに伸びてきます。左打者の内角から外に曲がるスライダーもキレッキレ。腕がしなかやにビュンビュンと振れ、爽快でした!(編集部・栗山)
<写真/上から栗田凌久(島田ボーイズ)、松永将大(静岡府中ボーイズ)、齋藤新太(磐田ボーイズ)>
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