春季東部地区大会2日目(3月23日)~裾野球場レポート
<裾野球場・2回戦>
富士宮東 5 -2 伊豆中央
伊東商 6-5 韮山
沼津工 11-10 富岳館
第1試合は富士宮東が昨秋県ベスト16の伊豆中央を撃破しました。初回に5番・小林駿佑(2年)、6番・越前大雅(3年)の連続タイムリー二塁打などで一挙3点を奪うと、同点で迎えた4回に1番・大谷陸斗(2年)のタイムリーで勝ち越します。そして7回からは捕手で先発した佐野隼矢(3年)がマウンドへ。気迫あふれる投球で8回、9回のピンチをしのぎ切りました。昨年秋にコールド負けした相手でしたが、大勝良則監督は「相手との差がどこまで縮まっているか逆にいい舞台になった。冬に頑張ってきた選手たちが力をよく出し切ってくれた」と目を細めていました。
富士宮東は下級生ながら、「4番ショート」の勝又琉偉(2年)が主将を務めています。身長185センチの大柄で、足さばきも軽快。ストライドが大きく、50mは5秒8で駆け抜けるそうです。これだけの体で動ける選手はなかなかいないでしょう。この日は第1打席のセンター前安打に続き、第4打席では左中間を破る二塁打と活躍。まだまだ体の線が細いですが、 打席や守備での雰囲気は高校時代の紅林弘太郎(現オリックス)とダブってしまうほど。スケール感があり、まさに原石。今年から来年にかけて追いかけていこうと思っています。
次戦に勝利すれば、県大会出場となる富士宮東。勝又は「今日の試合はチームのピンチのときに助け合って粘り強さを出すことができました。次も練習してきたことを発揮して県大会出場を決めたいです」と爽やかな笑顔を見せてくれました。部員は現在11人。少ない人数ですが、2年生主体で元気いっぱいの伸び盛りのチームだけに今後が楽しみです。(編集部・栗山)
<写真上/最後の打者を仕留めて喜ぶ佐野隼矢(富士宮東)>
<写真下/下級生ながら主将を務める大型遊撃手の勝又琉偉(富士宮東)>
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