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2021年4月

2021年4月25日 (日)

春季県大会2回戦(4月25日)~愛鷹球場レポート

 春季高校野球県大会は本日2回戦8試合が行われ、夏のシード校8校(三島南、加藤学園、桐陽、静岡、藤枝明誠、掛川西、磐田東、浜松工 )が決まりました。
 愛鷹球場はセンバツに出場した三島南が登場。2試合目は最後まで目が離せない好ゲームとなりました!

★第1試合 三島南 9-2 島田工 (7回コールド)

04251  三島南が夏のシード権を獲得した。初回に1番・深瀬暖人の二塁打からチャンスを作り、4番・小堂湧貴の犠飛で1点を先制。同点の3回には小堂のタイムリーなどで2点を勝ち越した。その後、甲子園でも好投した先発の植松麟之介が粘り強く投げると、7回に一挙6点を奪って試合を決めた。また、前田銀治を目当てにプロ6球団のスカウトが集結。相手は外野4人シフトを敷き、緩いボールで攻める中で、レフト前安打を2本放つ活躍。守備でも一歩目の速さを生かし、チームに貢献した。

三島南・稲木恵介監督
「春のテーマは挑戦者。『やれることを一生懸命にやろう』と声をかけてきた。プレッシャーもあったかもしれないが、中心選手が落ち着いてプレーしてくれた。一つ一つ勝ち上がり、決勝戦の舞台を目指していきたい」

<写真/2打点を挙げた小堂湧貴(三島南)>

★第2試合 加藤学園 7-6 東海大静岡翔洋

04252  加藤学園が逆転勝ちを飾った。3回に3点を許すも、その裏、2番・佐野陸斗がソロ本塁打を放ち、反撃開始。続く5回には1番・植田颯斗のタイムリーなどで一挙4点を奪って逆転に成功した。植田は7回にレフトスタンドに本塁打。真ん中低めのチェンジアップを逃すことなく、一発で仕留めた。一方の東海大静岡翔洋は9回1死一二塁から、1年生の米倉輝が代打で出場。5球目を強振すると、打球はレフトスタンド上段へ。公式戦初打席で初本塁打を放った。

加藤学園・米山学監督
「選手たちには、『とにかく失敗してもいいから思い切ってやろう』と言ってきた。公式戦の緊張感の中で、よく相手についていってくれた」

<写真/タイムリーを放ち、ガッツポーズを作る植田颯斗(加藤学園)>

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2021年4月24日 (土)

春季県大会1回戦(4月24日)~草薙球場レポート

  春季高校野球の県大会が本日開幕しました。今大会は有観客での開催となり、スタンドに野球ファンが戻ってきました。草薙球場で行われた2試合のレポートです。

★第1試合 藤枝明誠 8-0 富士(7回コールド)

05241 昨秋県優勝の藤枝明誠が快勝した。エース・小林輝が初回に三者連続三振を奪うと、その裏、4番・川瀬譲二のタイムリー二塁打などで3点を先制。4回には5番・西岡泰眞、6番・中野夢都の連続タイムリーで4点を追加する。小林は5回まで投げ、被安打1で10奪三振をマーク。その後、6回、7回にマウンドに上がったのが山田蓮。昨秋の東海大会後、急成長しているという右腕が、2イニングをきっちりと無失点に抑えた。

藤枝明誠・光岡孝監督
「初回に川瀬が一本打ってくれたのが大きかった。小林は無駄なフォアボールを出すことなく、いい出来だった。この春は小林頼みではなく、2番以降の投手がどこまで経験を積めるかも大切になってくる」

<写真/2イニングを無失点に抑えた山田蓮(藤枝明誠)>

★第2試合 浜松工 6-1 富士宮西

05242  浜松工が初回に3点を先制する。1死一二塁から注目の2年生スラッガー・近藤爽太の打球は詰まりながらも右中間へ。これがタイムリー三塁打となった。さらに3回に5番・安間皓利のタイムリーで1点、4回には2番・鈴木裕武のタイムリーで2点を追加した。投げては2年生右腕の細窪優良が10安打を浴びながらも1失点。公式戦初完投を飾った。

浜松工・矢部真吾監督
「今日はエラーがなかったことが良かった。(明日対戦する)島田商には先日の練習試合で勝っているが、公式戦は別物。気を引き締めて臨みたい」

<写真/公式戦初完投の細窪優良(浜松工)>

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2021年4月 7日 (水)

ヤマハ、JABA静岡大会で準優勝

★4月7日 JABA静岡大会決勝 浜松球場 

   チーム 10 11
ヤマハ 0 1 0 0 0 0 0 1 0 0 0 2
東海理化 0 1 0 0 0 1 0 0 0 0 1 3

(ヤ)清水、九谷、波多野、近藤-高杯、東
(東)金田、宮﨑、河野、池田大-水野

▽二塁打=前野2(ヤ)川上、米満、武藤(東)
▽三塁打=永濱(ヤ)
 
 JABA静岡大会で決勝トーナメントに進出したヤマハ。まず準決勝は日本製鉄東海REX相手に5対1で勝利します。
04071  そしてダブルヘッダーとなった決勝戦。17時2分にプレーボールとなった試合はまず2回に4番・前野幹博の二塁打でチャンスを作り、今大会好調の永濱晃汰のライト前タイムリーで先制します。
 先発のマウンドに上がったのは入社2年目の清水蓮。2回に1点こそ失いますが、140キロ台前半のストレートに鋭い変化球を絡ませ、気迫も前面に出しながら力投。ランナーを出しながらも5回を1失点にまとめます。
 1点を追うヤマハは8回、永濱の三塁打から同点に追いつき、試合は延長戦へ。しかし、タイブレークとなった11回は表の攻撃が無失点に。すると、その裏に1点を失い、惜しくもサヨナラ負けを喫しました。
 あと一歩のところで優勝を逃しましたが、今大会を通して若手が緊張感がある試合で経験を積んだことは今後に生きるはず。まだシーズンは始まったばかり。4月16日からのJABA岡山大会、5月8日からのJABA東北大会で優勝し、今回逃した日本選手権の出場権を獲得してほしいです。(編集部・栗山)

04072

<写真上/2回に先制タイムリーを放つ永濱晃汰(ヤマハ)>
<写真下/決勝で敗れ、肩を落とすヤマハの選手たち>

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2021年4月 5日 (月)

ヤマハ、九谷が公式戦初先発で初完封!

★4月4日 JABA静岡大会予選リーグ 浜松球場 

   チーム
ヤマハ 0 1 1 0 1 0 1 0 0 3
王子 0 0 0 0 0 0 0 0 × 0

(ヤ)九谷-高杯
(王)近藤、畑瀬-細川

▽二塁打=秋利、網谷3、鈴木(ヤ)
▽三塁打=高杯(ヤ)

04051  昨日のJABA静岡大会。ヤマハは入社10年のベテラン・九谷青孝が公式戦初登板で初完封を飾りました。ストレートの最速は浜松球場のスピードガンで130キロ。ほとんどが120キロ台ですが、「球が遅い分、頭を使って投げることを意識している」と巧みな投球術を駆使し、最後まで相手打線に的を絞らせませんでした。
 昨年までは「困ったときの九谷」と言われるほど、ピンチの場面でマウンドに上がり、何度もチームを救った左腕。入社10年目を迎えた今季、進化を求めて先発に挑戦し、初登板で最高の結果を残しました。「まだまだ先発ができるレベルではないが、この経験が今後にもつながってくると思う」と九谷。日本選手権や都市対抗で上位を狙うヤマハにとって、新たなオプションが一つ加わったことは大きいです。
 一方、打線では5番の網谷圭将が第1打席の左中間二塁打から始まり、二塁打3本の大活躍。圧巻の打球スピードでした。入社3年の今季、ブレイクの予感がしました!(編集部・栗山)

<写真/完封を飾った九谷青孝(ヤマハ)>

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2021年4月 3日 (土)

春季中部地区大会準決勝(4月3日)~草薙球場レポート

<草薙球場・準々決勝
静岡高
8 -7 島田工
島田商 3-1 清水桜が丘

04031  第1試合は静岡高がサヨナラで勝利。4月1日に就任した池田新之介監督の初陣を白星で飾りました。4回までに7点のリードを奪うも、9回表に同点に追いつかれる苦しい展開に。直後、池田監督は「こういうことは野球にはあること。みんなで1点を取りにいこう」と選手に声をかけ、その裏、池田惟音(3年)のセンター前タイムリーにつなげました。「いい面も悪い面も出て、今日の試合で見えてきたものがある」と池田監督。一方で投手陣は先を見据えてプロ注目・髙須大雅(3年)、左腕の舩橋龍右(3年)の2番看板をベンチに置き、2年生の鈴木脩矢法月彰弘の2人で投げ切ったことを評価していました。

04032  続く第2試合も新監督が勝利しました。横山崇監督を迎えた島田商は初回に杉本冬弥(3年)のタイムリー二塁打で2点を先制。投げては先発の新木柊(3年)が好投します。一冬で体重が5キロ増え、パワーアップした右腕。130キロ台中盤のストレートに鋭いスライダーを絡ませて終盤になっても球威が衰えませんでした。横山監督は「今日は新木に頼りすぎていたが、個々の能力が高くこれからが楽しみ」と期待を寄せていました。(編集部・栗山)

<写真上/ベンチ前で選手にアドバイスを送る池田新之介監督(静岡)>
<写真下/1失点完投を飾った新木柊(島田商)>  

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