U15フジヤマBBCが全国大会へ!
第33回全日本少年軟式野球東海大会が12日に豊田市運動公園野球場で行われ、静岡代表のU15フジヤマBBCが初優勝を飾りました。
<1回戦>
U15フジヤマBBC(静岡)7-6 愛知フラッシュジュニア(愛知)<延長8回タイブレーク)>
嬉野中(三重)5-0 西部中(岐阜)
<決勝戦>
U15フジヤマBBC 2-1 嬉野中
1回戦で先発したのは2年生左腕の吉田遥孔です。今回、どうしても見たかった選手の一人でした。3回に3点を失いますが、それ以外のイニングは走者を出しながらも粘りの投球を展開。体全体に柔らかさのあるフォームが魅力で、ストレートに伸びがあります。プレートの一塁側を踏み、インステップ気味に投げるので、横の角度がかなりある印象。右打者の外に沈む落ちる球も良かったです。
3番に入った打撃でも能力を発揮。8回のタイブレークに3点のビハインドの中、先頭打者としてライトオーバーの三塁打で流れを持ってきました。兄・優飛(静岡高2年)は先月141キロをマークした大型右腕。弟もどんな成長を見せるのか今後が楽しみです。
1回戦で劇的な勝利を飾ったU15フジヤマBBC。決勝戦でも負ける雰囲気がありませんでした。
0対1で迎えた5回、9番・遠藤琉碧のショート内野安打で同点に追いつきます。さらに6回には吉田がライト前安打で出塁すると、続く4番・山田佑一朗の左中間を破るタイムリー三塁打で勝ち越します。山田は1回戦でも3安打の活躍。内角をきれいにさばき、センター方向に持っていける選手です。投げては1回戦から連投となった先発の加藤柚吏が試合を作り、3回途中からは1年生の前島澪大が好投。見事、全日本初出場を決めました。
2試合を通して光っていたのは捕手の佐野凌我です。正確なスローイングで飛び出した走者を刺す強肩を披露。フットワークに優れ、捕ってから投げる一連の動作がスピーディーです。主将としてチームを引っ張り、試合後は「自分たちの代で歴史を作ることができて嬉しい」と笑顔。「全国大会では優勝を狙っていきたい」と力強く話してくれました。
第38回全日本少年軟式野球大会は8月16日に開幕。今年は東京オリンピック・パラリンピックの関係で横浜スタジアムでなく、サーティーフォー保土ヶ谷球場で開催されます。全国でも旋風を期待したいです!(編集部・栗山)
<写真上/全国大会出場を決めたU15フジヤマBBCのナイン>
<写真中/決勝戦で勝ち越しタイムリーを放った山田佑一朗(U15フジヤマBBC)>
<写真下/チームを引っ張った佐野凌我(U15フジヤマBBC)>
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