袋井・後藤駿介、完全復活で夏へ!
いよいよ開幕まであと3日。昨日は、浜岡球場で行われた袋井と小笠の練習試合を取材しました。 今大会、注目左腕の一人、袋井の後藤駿介(3年)は3回を投げてパーフェクトに抑えました。「三振にこだわらず、打たせてとる投球を意識した」と、丁寧な投球。持ち味の「インズバ」も決まっていました。
春の大会は左肩の違和感で登板回避。ゴールデンウイーク中に練習試合を見た際は、まだまだ状態が上がっていない様子でした。その後、5月中旬から練習試合ができなくなり、ブルペンでフォームをじっくりと見直したとのこと。力任せではなく、脱力感のある投げ方を手にしたそうです。6月27日の島田商との練習試合では5回を無安打に抑え、4奪三振。試合後、組み合わせ抽選会の席で荒浪和彦監督も「やっと戻ってきた」と嬉しそうな笑顔で話してくれていました。
初戦は10日、相手は下田です。「強気なピッチングをして、チームに勢いをつけていきたい」という後藤。夏は完全復活した左腕から目が離せないです。
袋井の打線では「1番ショート」の堀川悠吏(3年)が3打数2安打で、上々の仕上がりをアピールをしました。6月12日に練習試合が再開されましたが、わずか1カ月で7本塁打と絶好調。現在高校通算35本塁打は、今年の県内でトップクラスです。「逆方向にもホームランが出るようになってきた」という堀川。身長180センチとサイズもある遊撃手だけに、夏の大会で一気に名前が広まりそうです。
一方の小笠では、「3番ファースト」の高岡勇翔(3年)が9回にライトオーバーの二塁打を放ちます。リストが柔らかくて、内角をきれいにさばいていました。夏の活躍が楽しみです。(編集部・栗山)
<写真上から後藤駿介、堀川悠吏(ともに袋井)>
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現在発売中に「静岡高校野球2021夏直前号」では袋井の後藤のインタビュー記事を掲載しています。そちらも一緒に読んでいただけると嬉しいです。
また、今回の「静岡高校野球2021夏直前号」で1つ訂正があります。裏表紙に掲載している「あの選手がどこへ? 昨夏静岡を盛り上げた選手たちの進路リスト」で、袋井・小久保寛汰の進路先は「星城大」ではなく「成城大」でした。関係者の皆様、読者の皆様にはご迷惑をかけたことを深くお詫び申し上げます。
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