夏の静岡大会4回戦(7月23日)~清水庵原球場レポート
第1試合は掛川西が1対0で勝利。6回に4番・羽切佑太朗がスクイズを決めると、6回途中からマウンドに上がったエース・沢山優介が打者13人に対し9三振を奪う圧巻の投球を披露しました。
敗れはしたものの、東海王者相手に清流館の健闘も光りました。「本気で勝つつもりで試合に臨んだ」と小泉将志監督。「練習してきたことを存分に出してくれた。選手には100点満点をあげたい」と力を出し切った選手に拍手を送っていました。この日、掛川西打線を1失点に抑えた右腕の鈴木佑心朗は2年生。新チームは部員10人になるそうですが、イケイケの野球で秋も躍進を期待したいです。
第2試合は桐陽が磐田南を下し、2011年以来、10年ぶりのベスト8進出を決めました。公式戦初完投を飾ったのが坂本翔星。最後まで粘り強い投球が光りました。準々決勝に向け、「目標のベスト8をクリアしたので1戦1戦やっていきたいです」と意気込んでいました。
磐田南は3番・加藤大喜が1打席にライト前安打を放つと、第4打席は右中間を破る二塁打。一人だけ、打球音と打球スピードが違いました! 1年夏から4番に座ったスラッガー。今大会は3番打者として、11打数7安打をマークしました。「後悔するスイングだけはしたくありませんでした。やり切れました」と試合後は清々しい表情を浮かべていた加藤。今年野球殿堂入りした川島勝司氏(元ヤマハ監督)は遠縁にあたり、毎年新年に会う際には打撃フォームをチェックしてもらっていたそうです。名将から受け継いだ豪快なスイングを持ち味に、大学野球でも輝いてほしいです!(編集部・栗山)
<写真上/6回にスクイズを決めた羽切佑太朗(掛川西)>
<写真下/2安打を放った加藤大喜(磐田南)>
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コメント
羽切は4番でした。
投稿: shiki80 | 2021年7月23日 (金) 08時34分
申し訳ございません。
訂正しました。
今後ともよろしくお願いいたします。
投稿: 「静岡高校野球」編集部 | 2021年7月23日 (金) 13時48分