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2021年8月 2日 (月)

シニア日刊スポーツ杯で見た有望選手!

 昨日は第14回日刊スポーツ新聞社杯リトルシニア南関東支部静岡県夏季大会の準決勝2試合を取材しました。

 三島シニア 2-1 掛川シニア
 静岡裾野シニアA 7-0 静岡蒲原シニア(6回コールド)

08021_20210802170301  第1試合は三島シニアが初回に挙げた2得点を守り抜いて、決勝進出を決めました。
 敗れたものの、掛川シニアにキラリと光る選手を発見しました。先発として好投した永井織空です。今年の掛川シニアは左腕・村松幸河が注目を集めていますが、「右の長身投手もいい」という噂を耳にし、一度チェックしたいと思っていました。この試合は序盤こそ、ストレートが高めに抜けていましたが、少しずつ安定。指にかかったときは低めに驚くような球がきていました。現在身長が184センチと聞いてさらにビックリ! 森下宗監督によると、今大会は永井をメインに投げさせてきたそうで、本人的にも自信になったはず。角度を生かした投手として高校で大きく成長してほしいです。 
 
08022  続く第2試合は静岡裾野シニアAが6回に一挙5点を挙げて試合を決めました。先発投手としてマウンドに上がったのが井上葵來。中学通算17本塁打。強打者としてのイメージが強い井上ですが、投げっぷりも良かったです。「いつも通りの投球ができた」と、ストレートと変化球をコーナーにきっちりと投げ分けて5回を無失点に抑える好投。本職の打撃は快音こそ聞かれませんでしたが、6回にコールド勝ちを決めるサヨナラ犠飛を放ちました。
 そして、井上のあと登板したのが、上原堆我。今年6月に137キロをマークしたという本格派右腕です。バランスのいいフォームから投げ込まれるストレートは威力抜群。中学生レベルで久々に見る剛速球でした。
 静岡裾野シニアは今大会のあと、第15回全日本中学野球選手権大会ジャイアンツカップ(8月16日開幕)に出場します。「打率にこだわりながら、長打を打ちたい」と井上が堂々と話せば、「球数制限があるので三振にこだわらず打たせてとる投球がしたい」と上原。投打の柱が力を発揮できれば、中学硬式ナンバーワンの座も見えてくると思います。
 昨日、見た中でもう一人、名前を挙げたいのが静岡蒲原シニアの北條創太です。「3番サード」で出場し、第3打席では上原の球をしぶとくセンター前に持っていきました。打席での雰囲気が良く、右のスラッガーになりそうな匂いがしました。(編集部・栗山)

<写真上/角度のある速球が魅力の永井織空(掛川シニア)>
<写真下/ジャイアンツカップでも豪快な打撃が期待される井上葵來(静岡裾野シニア)>

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