秋季県大会3回戦(9月23日)~草薙球場レポート
★第1試合 静岡 4-1 加藤学園
静岡の最速147キロ右腕・吉田優飛が公式戦初先発で初完投を飾った。初回に1点を失ったものの、2回以降は無失点に抑える好投。「今日はスピードよりも、打者をどう抑えるかを考えた」と吉田。140キロ前後の力強いストレートとスライダーとのコンビネーションが光った。5回以降は毎イニングのように「まだいけるか」と本人に確認していたという池田新之介監督は「期待以上のピッチングで頼もしかった」と称賛。打線は、1年生の知念崇太が「9番ライト」で抜擢されると、初回にタイムリー二塁打を放つ活躍。公式戦初打席でチームを勢いづける貴重な一本を放った。
<写真/公式戦初先発で初完投を飾った吉田優飛(静岡)>
★第2試合 静岡市立 2-1 浜松市立(延長10回)
静岡市立が「市立対決」を制して、4年ぶりのベスト8進出を決めた。4回に5番・岸本真聡のタイムリーで先制。その後、同点とされるも、エース・近藤雅也が打たせてとる粘りの投球で踏ん張り続ける。1対1で迎えた延長10回、2死三塁から打席に入るのは主砲の青山颯斗。「変化を待っていた」と、4球目のフォークを強振すると、打球は左中間へ。勝ち越しのタイムリー二塁打となった。「ピッチャーの雅也が頑張ってくれたおかげ」と139球を投げ抜いたエースを労った青山。捕手としてもチームを支える大黒柱は「自分たちのやるべきことをやり、一戦必勝でもっと上を目指していきます」と次戦を見据えた。
<写真/勝ち越しタイムリーを放った青山颯斗(静岡市立)>
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