東海大静岡翔洋中が2年連続V!
第23回静岡県中学校新人野球大会の準決勝、決勝が27日に焼津球場で行われました。すでに、吉原東・吉原第三中(東部1位)、東海大静岡翔洋中(中部1位)、浜松開誠館中(西部1位)が来春の全国出場を決めている今大会。残りの1枠は初倉・川根・中川根中が掴みました。
<準決勝>
東海大静岡翔洋中 2-1 浜松北部・可美中
初倉・川根・中川根中 5-0 富士宮一中
<決勝>
東海大静岡翔洋中 3-2 初倉・川根・中川根中
チームを全国に導く快投を見せました。初倉・川根・中川根中の山崎功太。準決勝で先発すると、四球で走者を一人出しただけのノーヒットノーランを達成。低めに集まるストレートの球威、打者の胸元に攻め込む勝負根性が光りました。3校合同チームの主将としてチームを引っ張り、「全国でも自分たちの野球をやって勝ちたい」と堂々と話す山崎。今後が楽しみな選手がまた一人、登場しました。
決勝戦は東海大静岡翔洋が初倉・川根・中川根中を下し、2年連続4度目の優勝を飾りました。先発は、178センチの長身右腕・久保山弥。立ち上がりは少し球のばらつきがありましたが、「2回からはマウンドの感覚があっていつも通りのピッチングができた」と4回を1安打無失点の好投。攻撃陣は1年生で唯一ベンチ入りしている「3番ライト」の伏見響が初回、1死三塁から右中間に先制のタイムリー二塁打を放ちました。7回、最後の1イニングを任されたのは左腕の加藤瑞己。腕がしなるバランスのいいフォームから力強いストレートを投げ込んで三者連続三振に斬ってとりました。
来春の全国大会を見据え、県大会では多くの選手に経験を積ませることを優先したという東海大静岡翔洋。寺﨑裕紀監督が「ウチの絶対的エース」という桑原拓海を故障で欠きながらも、層の厚さを見せつけました。
昨年は全国大会に2度出場しながらもいずれも初戦で敗退。主将の久保山は「まずは全国1勝。そこから全国制覇を目指します」と気持ちを高ぶらせていました。(編集部・栗山)
<写真上/2年連続で優勝した東海大静岡翔洋中ナイン>
<写真中/ノーヒットノーランで全国出場を決めた山崎功太(初倉・川根・中川根中)
<写真下/3者連続三振を奪った加藤瑞己(東海大静岡翔洋中)>
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