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2021年12月

2021年12月20日 (月)

静岡大のWエースが社会人の強豪へ!

 雑誌『静岡高校野球』やこのブログでも紹介してきました静岡大のWエースの進路先が決定しました!

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 最速148キロの角度あるストレートを投げ込む井手駿は東京ガスへ。体全体を使った力強いフォームが魅力で同じく最速148キロの石田雄太が西濃運輸へ。ともに今秋のドラフト会議では指名されませんでしたが、伸びしろが期待できる投手2人です。
 井手が入社予定の東京ガスは今年の都市対抗で初優勝。「今よりも野球に専念できる環境で練習に取り組み、すごい先輩たちからたくさん吸収して、連覇に貢献できるように成長したい」と気持ちを高ぶらせます。また石田が入社予定の西濃運輸は都市対抗で橋戸賞を獲得した経験を持つ佐伯尚治氏が監督に就任したばかり。「東京ドームでマウンドに立つこと」を目標とし、「野球を仕事にするプライドと覚悟を持って取り組みたい。さらなる進化を目指し、チームから信頼される投手を目指したい」と意気込み十分。新たなステージでの飛躍を期待したいです。

12202  また、井手、石田とバッテリーを組んだ好捕手・西林利基も進路が決定!
 今年の「天皇賜杯全日本軟式野球大会ENEOSトーナメント」で優勝を飾った大阪シティ信用金庫で軟式野球を続けます。守るだけではなく、この秋は打率.444をマークしベストナインを獲得。リーグ優勝に貢献しました。「まずはレギュラーとして試合に出られるように頑張っていきたい」と軟式日本一のチームでも勝利に貢献することを誓います。(編集部・栗山)

<写真上/左から石田雄太、井手駿(静岡大)>
<写真下/西林利基(静岡大)>

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2021年12月14日 (火)

知徳の左右注目投手が大学進学へ!

 昨日は知徳の注目3年生投手、2人に会ってきました。

12141  エースを務めた左腕・金具玲魁は、夏の大会3回戦の静岡東戦で完封。躍動感のあるフォームから繰り出すキレのあるストレートが武器です。夏の大会後、球速が上がり、143キロを計測。進学する札幌国際大は札幌学生野球リーグ2部ながら、山本文博監督のもと年々力をつけているチーム。「1年から先発として投げてチームに貢献したい」と力強い言葉が聞けました。
 一方、身長185キロの大型右腕・貴舩蒼一郎は上武大への進学が決まりました。夏の大会は腰の故障のため、ベンチを外れましたが、ストレートの最速は143キロ。柔軟性があり、とにかく伸びしろが魅力です。上武大は今年の大学選手権でベスト4入りした全国屈指の強豪。レベルの高い中で揉まれることを自ら求め、「1年生から150キロを出して、神宮で投げたい」と貴舩。ともに4年後のプロ入りを目指していくとのことで楽しみです!(編集部・栗山)

<写真/左から貴舩蒼一郎、金具玲魁(知徳)>

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2021年12月 6日 (月)

ボーイズ準決勝で見た注目選手!

 ボーイズリーグの春季全国大会県支部予選は菊川ボーイズが2年ぶりに優勝。来春の全国大会出場を決めました。4日に行われた準決勝2試合を取材しましたので、印象に残った選手を紹介したいと思います。

12063  第1試合の島田ボーイズと下田ボーイズは緊迫感のある投手戦となりました。島田ボーイズは下級生時から注目の増田煌太朗が5回無失点。躍動感のあるフォームが魅力で、ストレートは浜松球場のスピードガンで129キロを計測。ピンチの場面では一段階ギアが上がり、まさに本格派らしい本格派でした。80球という投球制限のある中で、6回からセンターの守備へ。7回の1死一三塁のピンチの場面ではセンターにフライが上がると、増田がホームへ送球。「さすが増田」という勢いのあるボールを投げましたが、惜しくもセーフでサヨナラ負け。全国大会出場を逃し、試合後は悔し涙を流していましたが、来年の春はさらにパワーアップして戻ってきてほしいと思います。
12061  一方、下田ボーイズの佐野恭太郎の投球も見事でした。7回を1失点に抑え、創部10年目にしてチームを初の決勝進出に導きました。球威のある剛腕型投手。現在身長は173センチで渡邉夏樹監督によると、小学生の時から、周りに比べて体が飛び抜けて大きかったそうです。持っているエンジンが大きく、パワーで押せる投手ですが、それだけではありません。「投球制限があるので打たせて取ることを意識した」と、カーブ、スライダー、チェンジアップの変化球を器用に操っていました。翌日の決勝戦でも好投したとのこと。今後も注目していきたい選手です。
12062  続く、第2試合で目を引いたのは、菊川ボーイズの「1番ショート」で出場した山本暁斗。打撃、守備ともに形がきれいな選手でした。第4打席でサード強襲の安打。打球スピードの速さに驚きました。この日はリリーフとしてマウンドに上がり、相手の反撃を退ける好投も見せました。
 また、府中ボーイズの先発投手・大石隆太も印象に残りました。右サイドから緩急をうまく使いながら、相手のバットの芯を外していきます。中学生レベルではなかなか見ない大人の投球でした。(編集部・栗山)

<写真/上から増田煌太朗(島田ボーイズ)、佐野恭太郎(下田ボーイズ)、山本暁斗(菊川ボーイズ)>

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