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2021年12月 6日 (月)

ボーイズ準決勝で見た注目選手!

 ボーイズリーグの春季全国大会県支部予選は菊川ボーイズが2年ぶりに優勝。来春の全国大会出場を決めました。4日に行われた準決勝2試合を取材しましたので、印象に残った選手を紹介したいと思います。

12063  第1試合の島田ボーイズと下田ボーイズは緊迫感のある投手戦となりました。島田ボーイズは下級生時から注目の増田煌太朗が5回無失点。躍動感のあるフォームが魅力で、ストレートは浜松球場のスピードガンで129キロを計測。ピンチの場面では一段階ギアが上がり、まさに本格派らしい本格派でした。80球という投球制限のある中で、6回からセンターの守備へ。7回の1死一三塁のピンチの場面ではセンターにフライが上がると、増田がホームへ送球。「さすが増田」という勢いのあるボールを投げましたが、惜しくもセーフでサヨナラ負け。全国大会出場を逃し、試合後は悔し涙を流していましたが、来年の春はさらにパワーアップして戻ってきてほしいと思います。
12061  一方、下田ボーイズの佐野恭太郎の投球も見事でした。7回を1失点に抑え、創部10年目にしてチームを初の決勝進出に導きました。球威のある剛腕型投手。現在身長は173センチで渡邉夏樹監督によると、小学生の時から、周りに比べて体が飛び抜けて大きかったそうです。持っているエンジンが大きく、パワーで押せる投手ですが、それだけではありません。「投球制限があるので打たせて取ることを意識した」と、カーブ、スライダー、チェンジアップの変化球を器用に操っていました。翌日の決勝戦でも好投したとのこと。今後も注目していきたい選手です。
12062  続く、第2試合で目を引いたのは、菊川ボーイズの「1番ショート」で出場した山本暁斗。打撃、守備ともに形がきれいな選手でした。第4打席でサード強襲の安打。打球スピードの速さに驚きました。この日はリリーフとしてマウンドに上がり、相手の反撃を退ける好投も見せました。
 また、府中ボーイズの先発投手・大石隆太も印象に残りました。右サイドから緩急をうまく使いながら、相手のバットの芯を外していきます。中学生レベルではなかなか見ない大人の投球でした。(編集部・栗山)

<写真/上から増田煌太朗(島田ボーイズ)、佐野恭太郎(下田ボーイズ)、山本暁斗(菊川ボーイズ)>

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