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2022年3月

2022年3月31日 (木)

新高校1年生の井上葵來&井出謙吾に会ってきました!

03314  先週、富士宮市の室内野球練習場「ヒットエンドラン」にお邪魔してきました。運営するのは水越佳明さん。「富士根南エコーズ野球スポーツ少年団」の監督を23年間に渡り務め、2009年に「球遊友」を設立。18年からは「富士宮の子供たちに野球ができる環境を作りたい」と同場所で野球教室などを行っています。室内練習場だけでなく、酸素ルームも完備されているのには驚きました。

 取材に伺った日は、ちょうど硬式準備野球教室ということで、4月から高校に入学する中学3年生が集まっていました。
 その中に、小学生時代に取材した井上葵來(静岡裾野シニア)と井出謙吾(富士根南中)の2人の姿も。井上は横浜高(神奈川)、井出は静岡高にそれぞれ進学することが決まっています。今回は2人に高校に向けての意気込みを伺ってきました。

★井上葵來(静岡裾野シニア→横浜高)

03311_20220331163501 ――横浜高に進学を決めた理由を教えて下さい。
井上 選手一人一人の意識が高く、自分もその中でプレーしたいと思いました。

――昨年の夏の大会後、高校に向けてどんなことを取り組んできましたか?
井上 毎朝走りました。バッティングはフォームをイチから見直し、もう一度作っていきました。
――高校での目標を聞かせて下さい。
井上 まずはすごい先輩たちについていき、1年夏からベンチ入りしていきたいです。
――高校では佐々木麟太郎選手(花巻東)のような活躍を期待しています。
井上 佐々木選手とは、僕は少しタイプが違うと思っています。左中間、右中間に伸びるような打球が理想です。打率も稼げて、ホームランを打てるバッターを目指していきます。

★井出謙吾(富士根南中→静岡高)

03312 ――元々、静岡高への憧れはあったのでしょうか?
井出 はい。ありました。一人一人の意識の高さ、文武両道に憧れを持っていました。
――井出選手は井上選手のように硬式ではなく、軟式で鍛えてきました。どのような考えを持って中学の3年間を過ごしてきましたか?
井出 硬式にいった選手に負けないように重いバットを使って練習してきました。
――井出選手の武器はどのあたりになりますか?
井出 率を残せるバッティングです。あと、声を出すことや泥臭くプレーすることだと思います。
――高校での目標を聞かせて下さい。
井出 チームが甲子園に行くために貢献していきたいです。やっぱり、甲子園で葵來と対戦したいです。


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 中学通算20本塁打のスラッガー・井上と強肩強打の捕手・井出。学童時代は同じチームに在籍し、中学は硬式と軟式に分かれました。それでも常に高いレベルで意識しあってきたそうです。甲子園という舞台で対決してほしいと思います!(編集部・栗山)

<写真/上から水越佳明さん、井上葵來、井出謙吾、井出(左)&井上(右)>

★井上と井出、2人の小学生時代の記事はこちら→http://tsukasa-baseball.cocolog-shizuoka.com/blog/2018/12/jr-4bec.html

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2022年3月29日 (火)

焼津中央の巨漢スラッガーが豪快弾!

 昨日は焼津球場へ。目当ては焼津中央の巨漢スラッガー・池谷龍。『静岡高校野球2021夏直前号』の「覚醒間近ファイル」で紹介した選手です。
 身長189センチ体重100キロ。この春の練習試合、6試合で4本塁打を放っているという情報を耳にしていただけに、どうしても初戦でチェックしたい選手でした。
03291_20220329095501 昨日の試合では、なんとこの体格で2番打者として出場。久保敦広監督の「多く打席に立たせたい」という考えから、この打順になったそうです。その第1打席でした。初球の変化球をとらえると、打球はフラフラっと、左中間方向に高々と上がっていきます。そのままスタンドイン。決して芯でとらえた打球ではなく、どちらかというとこすった感じ。それでもホームランにしてしまう圧巻のパワーに度肝を抜きました。
 高校通算16本塁打も公式戦では初だそうです。2年秋までは期待されながらも結果が出ない日々が続いただけに、試合後は「冬に取り組んできたことが実って自信になりました」と安堵の表情を浮かべていました。次戦の相手は静岡高。県大会出場をかけた大一番となります。池谷は「今日のように初回に打って、チームに勢いをつけられるバッティングがしたいです」と意気込みを語ってくれました。
 右の大砲は全国的に見ても貴重。そのパワーとともに、柔らかく振ることができるのが池谷の魅力です。そして、この春は投手にも挑戦中だとか。まさに今、覚醒のときを迎えています!(編集部・栗山)

<写真/試合後、ホームランボールを手にする池谷龍(焼津中央)>

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2022年3月27日 (日)

常葉大菊川が注目対決を制す!

 浜松球場で行われた聖隷クリストファー対常葉大菊川の注目の一戦。10対0(7回コールド)で常葉大菊川が勝利しました。

03271_20220327194301 初回、常葉大菊川は2死二三塁から5番・内藤侑弥(新3年)のタイムリー二塁打で2点を先制します。さらに、3回には3番・松本晃充(新3年)のタイムリー三塁打などで2点を追加。その後も効果的に得点を加えていきます。投げては先発の三輪奏都(新3年)が6回を2安打無失点に抑える好投。バランスのいいフォームから130キロ台のキレのあるストレートをコーナーにきっちりと投げ分け、先発としての役割を果たします。
 そして、10対0とリードが広がった7回は今秋のドラフト候補に挙がる安西叶翔(新3年)がマウンドへ。プロ7球団のスカウトがスタンドで見守る中、打者3人から2奪三振。ボールが少し暴れていましたが、プロのスピードガンで146キロをマーク。ポテンシャルの高さを見せました!
  三輪の抜群のコントロール、安西のスピードボールと同様に、目が釘付けとなったのは捕手の鈴木叶(新2年)。俊敏なフットワークに、低い弾道で二塁に到達する肩の強さは絶品。間違いなく全国レベルの捕手でしょう。4番に入った打撃では6回にあわや本塁打のレフトオーバーの二塁打。見れば見るほど惹かれていく選手です。(編集部・栗山)

<写真/初回にタイムリーを放った内藤侑弥(常葉大菊川)>

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2022年3月26日 (土)

オイスカ浜松国際、白星スタート!

 今日の磐田球場。まず、球場に着いて驚いたのは校名変更となったオイスカ浜松国際の新ユニホームでした。上下ともに、今後スクールカラーとなる紫色に。その斬新さに圧倒されました!

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 試合は3対3で迎えた4回、オイスカ浜松国際は3番・森翔大(新3年)、4番・小矢空歌(新3年)のタイムリーなどで一挙4点を勝ち越し。その後1点差まで追い詰められましたが、最後は2番手の熊谷直城(新3年)が締めました。秋春連続の県大会出場に向けて好スタート。「まだまだミスは多いけど、勝ったことは大きい」と永井浩二監督はホッとした表情を浮かべていました。
Img_1659  続く第2試合は浜松江之島が浜北西を下しました。エースの小野柊哉(新3年)が1回表の攻撃時、一塁にヘッドスライディングで帰塁した際に右肩を痛めるアクシデント。1球も投げることなく降板します。このピンチを救ったのが左腕の山田羅生(新2年)でした。今年に入ってから練習試合で一度も投げていなかったそうですが、この緊急事態に「小野さんの気持ちを背負って投げた」と、ストレートを淡々と低めに集める投球を展開。雨が降る悪条件でしたが、最後まで集中力を切らすことなく、9回まで投げ切りました。
 浜松江之島のナインにとっては指揮をとる竹下裕和監督が4月1日より磐田北に異動する関係で、この日が一緒に戦う最後の試合。「何とか勝利で送り出そう」と、部員11人全員の強い気持ちが伝わってきた試合でした。(編集部・栗山)

<写真上/新ユニホームで公式戦初勝利のオイスカ浜松国際の選手たち>
<写真下/緊急登板で9回を投げ切った山田羅生(浜松江之島)>

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2022年3月25日 (金)

春季東部地区大会1日目(3月25日)~愛鷹球場レポート

<愛鷹球場>
沼津商 11-0 沼津工(5回コールド)
知徳 15-6 吉原工(7回コールド)

 高校野球の東海地区春季県地区大会が本日開幕! 東部地区は沼津商と知徳がコールド発進しました。

Img_1118  第1試合は沼津商の先発・長澤拓海(新3年)が5回を投げて無安打に抑える快投。ピッチャーらしい細身の体系から腕がムチのようにしなる本格派タイプで将来性を感じました。一瞬、高校時代の大貫晋一(現横浜DeNA)がダブったほど。春の初っ端からテンションが上がりました。
 本人によると、高校入学時の体重は55キロ。そこから10キロアップしたそうですが、まだまだ細く、それだけ伸びしろを秘めています。この日、愛鷹球場のスピードガンで132キロをマークしたストレートはまだまだ速くなりそうな予感がしました。「夏までは常時130キロ台中盤を投げられるようにしたい」と長澤。楽しみな原石を見つけました。 
 続く第2試合は知徳の「6番キャッチャー」の杉本羚(新2年)が気になりました。「静岡裾野シニア」時代は控えに甘んじるも、初鹿文彦監督が「3年生計画で育てている」と話す期待の捕手。今日は3打数3安打をマーク。ダイナミックにバットが振れるので、相手投手は怖さを感じるはず。じっくりと経験を積み、来年は県を代表する捕手になってほしいと思います。(編集部・栗山)

<写真/5回を無安打に抑えた長澤拓海(沼津商)>

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2022年3月24日 (木)

東海大静岡翔洋中、惜しくも初戦敗退

 文部科学大臣杯第13回全日本少年春季軟式野球大会の3日目。昨秋の県大会を制した東海大静岡翔洋中が登場しました。

03241_20220324164101  東海大静岡翔洋中は八木中(奈良)と対戦。初回に相手のミスから1点を先制します。3回には2番・寺田琳太郎が右中間方向に鋭い打球を放ち、送球間に一気にホームへ。大会屈指と言われる相手投手から3回までに2点を挙げ、いい流れで試合を進めていきます。初戦の先発のマウンドを任されたのが大会前から好調だった背番号2の川島孝太。「今日は変化球が入らなかった」と苦労するも、力強いストレートを武器に4回まで許した安打は1本。6三振を奪います。
 しかし5回でした。2死満塁のピンチから走者一掃のタイムリーを許すると、さらに1失点。東海大静岡翔洋は6回に1点を返し、7回には3番・伏見響のこの日3本目となる安打でチャンスを作ったものの、あと一歩及ばす。3対4で敗れました。
 試合後、逆転タイムリーを浴びた川島は「チームに貢献できなくて悔しいです」と大粒の涙。そのほかの選手たちも、目に涙を浮かべて球場を後にしました。ただ、まだ全国でリベンジするチャンスはあります。「夏に向けて這い上がっていきたい」と寺﨑裕紀監督。課題の攻撃面を作り直し、夏こそ全国制覇を果たしてほしいと思います。(編集部・栗山)

<写真/力強いストレートを投げ込んだ川島孝太(東海大静岡翔洋中)>

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2022年3月23日 (水)

静岡シティクラブ、強豪相手に善戦!

 文部科学大臣杯第13回全日本少年春季軟式野球大会が昨日、静岡県内で開幕しました。
 今日は草場球場で静岡市内の選抜チーム・静岡シティクラブが強豪・上一色中(東京)と対戦。タイブレークまで粘りましたが、1対2で敗れました。

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Img_0632  静岡シティクラブの先発は左腕の大村昴輝(高松中)。「ベストではなかったが、やるべきことはしっかりとできた」と3回を1失点にまとめます。柔らかい腕の振りから内角にずばっと切り込む持ち味を発揮。「スライダーが高く抜けてしまった」と反省していましたが、全国の舞台で堂々とした投球を見せてくれました。3番に座った打撃では4回にレフト前安打。シャープなスイングで、同点の足掛かりとなる一打を放ちました。現在身長172センチ。体の線が細く、肉がついてくれば間違いなく球速が上がるタイプ。焦ることなく、ゆっくりと成長してほしいと思います。
 続く2番手で登板の野原秀太(長田南)は4回から7回を無失点の好投。最速126キロをマークしたストレートで空振りが取れていました。投げっぷりのいい右腕で、こちらも楽しみです。
 選抜チームでも、元気があり、まとまりがあった印象を受けた静岡シティクラブ。今回はあと一歩及びませんでしたが、今度は自チームでこの経験を存分に生かしてほしいと思います!(編集部・栗山)

<写真上/強豪相手に堂々と戦い抜いた静岡シティクラブの選手たち>
<写真下/投打で実力を発揮した大村昴輝(静岡シティクラブ>

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2022年3月17日 (木)

ほほえみ王子・大野健介が対戦して一番すごかった打者は!?

 「静岡高校野球2022春号」が昨日発売となりました。多くの方に手にとっていただけているようで本当に嬉しいです。ありがとうございます!

202203171  今号では昨年限りで現役を引退した大野健介さん(ヤマハ)のインタビューを掲載しました。高校、大学、社会人とトップレベルの打者と対峙してきた大野さん。じつは今回、ペースのスペースの都合で掲載できなかったのですが、これまで対戦した選手で一番凄かった打者も伺ってきました。
 「いや~、決めかねますね」と悩んだ末に、大野さんが挙げたのがヤマハでチームメートだった矢幡勇人。紅白戦で対戦したことがあるそうで、そのすごさをこう話します。「アイツの調子が良いときはどこに投げても抑えられないですね。しかもボール球でも普通に打つので。低めの変化球を拾われてセンターオーバーを打たれたこともありました」。
202203172  今年32歳となるベテランの矢幡。2016年には社会人ベストナインを獲得した強打者です。近年は故障があって満足なシーズンを過ごすことができていませんが、対応力、打球スピード、飛距離。打撃能力はプロレベルといっていいでしょう。今年もここ一番の大事な試合での活躍を期待したいです!(編集部・栗山)

<写真上/昨年限りで現役を引退した大野健介さん>
<写真下/今シーズンも活躍が期待される矢幡勇人>

★「静岡高校野球2022春号」の取り扱い書店についてのご案内
http://tsukasa-baseball.cocolog-shizuoka.com/blog/2022/03/post-b1bcfa.html

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2022年3月15日 (火)

『静岡高校野球2022春号』の取り扱い書店についてのご案内

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 明日16日、『静岡高校野球2022春号』が発売となります。(すでに本日から店頭に並んでいるお店もあるそうです!)。今回は、以下の計115店舗の書店さんで扱っていただけることになりました。

<東部地区>

TSUTAYA本吉原店/えみたすアピタ富士吉原店/富士江崎書店/谷島屋富士宮店/あおい書店富士店/大垣書店イオンモール富士宮店 /未来屋書店富士南店/戸田書店富士宮店/戸田書店富士店 /谷島屋富士店 /岩上書店/サガミヤ広野店/ ㈱芹沢百貨堂/TSUTAYA函南店/えみたすピアゴ香貫店 /文盛堂書店 /くまざわ書店沼津アントレ店/マルサン書店仲見世店/ 文教堂大仁店/長倉書店サントムーン店/マルサン書店サントムーン店/TSUTAYA御殿場店 /くまざわ書店三島店/三島ブックセンター/TSUTAYA沼津学園通り店/焼津谷島屋アピタ大仁店/マルサン書店駅北店/BOOKSランケイ社/ひまわりBOOKS御殿場店/谷島屋書店ららぽーと沼津店/TSUTAYAすみや三島店/ひまわりBOOKS函南店

<中部地区>

藤枝江崎書店BIVI店/未来屋書店焼津店/えみたすピアゴ榛原店/焼津谷島屋吉田店/佐塚書店栄町店/えみたす焼津店/藤枝江崎書店駅南店/TSUTAYA相良店/焼津谷島屋登呂田店/TSUTAYAグランリバー大井川店/戸田書店藤枝東店/TSUTAYA藤枝瀬戸新屋店/焼津谷島屋アピタ島田店/島田書店花みずき店/柏屋書店/TSUTAYA静岡西脇店/江崎書店イトーヨーカドー静岡店/蔦屋書店静岡平和町店/えみたすアピタ静岡店/谷島屋マークイズ静岡店/谷島屋書店パルシェ店/吉見書店竜南店/TSUTAYAすみや静岡本店/吉見書店長田店/静岡谷島屋新流通店/MARUZENジュンク堂新静岡店/万栄堂本店/シミズブックス/大和文庫不二見店/未来屋書店/TSUTAYA清水辻店/江崎書店ベイドリーム清水店/戸田書店江尻台店/TSUTAYA清水春日店/大和文庫本店

<西部地区>

谷島屋医大病院売店/本の王国ザザシティ浜松店/ラフレ書店初生店/豊文堂(三ケ日)/本の王国浜松西店/谷島屋連尺店/ぶっくす三峰下石田本店/ブックスかわむら/㈱天竜谷島屋(二俣)/明屋書店イケヤ高丘店/ブックセンター豊文堂豊岡店/JACK/明屋書店イケヤ湖西店/精文館書店領家店/谷島屋イオンモール浜松店/未来屋書店浜松市野店/アマノ入野店/明屋書店渡瀬店/TSUTAYA佐鳴台店/谷島屋浜松本店/アマノ書店高丘店/谷島屋三方原店/アマノ布橋店/ジャンボTSUTAYA浜松中央店/アマノ書店有玉店/谷島屋サンストリート浜北店/谷島屋本沢合店/えみたすアピタ浜北店/アマノ三方原店/中央堂書店/㈱三原屋書店中央店/明屋書店イケヤ磐田東店/TSUTAYAすみや磐田南店/菊川佐塚書店/精文館書店豊田町店/三原屋書店アピタ掛川店/谷島屋アピタ磐田店/未来屋書店袋井店/谷島屋ららぽーと磐田店/宮脇書店磐田浅羽店/TSUTAYA袋井国本店/高久書店/谷島屋書店磐田店/江崎書店袋井店/戸田書店リブレ菊川店/宮脇書店掛川店/明屋書店掛川西郷店

<関東地区>

東京神保町・書泉グランデ https://www.shosen.co.jp/

<Amazon>

https://onl.sc/RauWQch

※Amazonでは発売が少し遅れ、3月22日の予定になっています。

★「静岡高校野球2022春号」の目次はこちらになります。

http://tsukasa-baseball.cocolog-shizuoka.com/blog/2022/03/post-602190.html

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2022年3月14日 (月)

三島南・植松麟之介が順調な仕上がり!

 先週末より、県内各地で高校野球の練習試合が始まりました。

003141  12日は昨春21枠枠でセンバツに出場した三島南へ。エース・植松麟之介(新3年)の仕上がり具合をチェックしてきました。
 2番手で登板した植松は3イニングを投げてノーヒット。最速138キロのストレートと変化球のコンビネーションが良く、本人も「投げたいコースに投げることができました」と納得の表情を浮かべていました。昨春は、東部大会で日大三島に敗戦。勢いに乗った相手は、そのままセンバツに出場します。植松は「春は県大会に出て、秋に負けた悔しさを晴らしていきたいです」と力を込めていました。ここから暖かくなり、さらに球速が上がってくれば、手がつけられない投手になってきそうです。
003142  一方、相手の浜松城北工では2試合目の先発で登板した河原崎勇人(新3年)が楽しみな存在です。身長181センチの大型左腕で、試合前のキャッチボールから気になっていました。 今は上半身が強さが目立つフォームですが、下半身を柔らかく使えるようになってくれば、指にかかるボールが増えて化ける可能性も。野手では「2番センター」の佐野颯(新3年)が1試合目に勝ち越しタイムリーを含む2安打の活躍。2試合も第1打席で右中間を破る二塁打を放ちました。センスの良さが光る好打者で注目していきたいと思います。(編集部・栗山)

<写真上/植松麟之介(三島南)>
<写真下/河原崎勇人(浜松城北工)>

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2022年3月 9日 (水)

『静岡高校野球2022春号』目次と内容のご紹介

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今回は主将特集。県内全109高校の主将が登場します!

 『静岡高校野球』の春号が完成しました! 県内書店では3月16日発売です。Amazonでは3月22日頃の発売を予定しています。価格は700円(税込)です。 
 今回は「誇り高き主将道」と題し、主将をテーマにしました。表紙は、立正大で主将を務める奈良間大己(常葉大菊川出身)。その奈良間をライバル視する国士舘大の榛村大吾&根来龍真(ともに常葉大菊川出身)、ドラフト候補の村松開人(明治大)もクローズアップ。大学での成長、今年にかける意気込みをたっぷりと伺ってきました。また、県内全109高校の主将を取材。主将の素顔が分かる部員からのコメントも掲載しました。
 さらには、センバツに出場する日大三島の甲子園メンバー18人を紹介。20日の初戦、テレビ観戦のお供として楽しんでいただければ幸いです。「2022春静岡注目選手名鑑」では編集部が今年注目する38選手をピックアップ。中学生、高校生、大学生、社会人、クラブチームまで、注目選手を一挙に並べました!
 今号も静岡のディープな野球情報をたっぷりと詰め込んだ一冊になったと思います。書店で手に取っていただけると嬉しいです。

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静岡高校野球2022春号
CONTENTS

2022Pick UP Player

吉田優飛(静岡高)
太田圭哉(加藤学園)
夏目大(専修大)
川合勇気(神奈川大)
孕石幸寛(日本製鉄東海REX)
佐藤悠輝(三菱重工West)

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2022春静岡注目選手名鑑

高校生/新高校1年生/中学生&新中学1年生/静岡リーグ&県内社会人/全国

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特集 
明るく、冷静に、泥臭く
誇り高き主将道

立正大主将・奈良間大己(常葉大菊川出身)
「勝ちを追い求めて」

国士舘大主将・榛村大吾(常葉大菊川出身)
国士舘大副主将・根来龍真(常葉大菊川出身)
「奈良間には負けない!」

明治大主将・村松開人(静岡高出身)
「責任と自覚を持って」

編集長・栗山が伝説のキャプテンに会いに行く!
「俺たちの3年間」
山下晃永(浜松商出身)/加藤翔(静清出身)/渡邊公登(掛川西出身)

三島南新旧キャプテン対談
伊藤侍玄×深瀨涼太
「次は甲子園1勝を!」

名将が語るリーダーの条件 
栗林俊輔(前静岡高監督)
「仲間からの信頼感が全て」

県内全キャプテンが登場!
2022主将の誓い

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甲子園出場メンバーの情報満載!
日大三島選手名鑑

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中学注目チームレポート[軟式編]
吉原東・吉原三中
「やり過ぎず、やらなさ過ぎず」

中学注目チームレポート[硬式編]
菊川ボーイズ
「高校野球への通過点として」

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惜別球人インタビュー 
大野健介(ヤマハ
「あの高校時代があったから」
~ほほえみ王子が歩んだ野球人生~

2022年 大学生選手のネクストステージ

2021夏
監督が選ぶベストプレーヤーTOP10
第1位インタビュー
髙須大雅(静岡高)

「やり残すことなく涙を…」
~聖隷クリストファーの選手たちへ~

静岡野球2022カレンダー

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2022年3月 7日 (月)

【東京スポニチ大会開幕】ヤマハは村木が2番手で登板!

 球春到来を告げる社会人野球の東京スポニチ大会が昨日、開幕しました。
 7年ぶりに出場のヤマハは初戦で東芝と対戦。終盤に粘りを見せましたが、2対5で初戦を落としました。
03071  収穫は入社2年目の村木文哉でしょう。6回2死満塁の場面でマウンドへ。キレのあるフォークで相手の1番打者をレフトフライに打ち取ります。その後、7回は2三振を奪って三者凡退に。8回は2点を失ったものの、大学2年秋以来の明治神宮球場のマウンドでアピールを見せました。「去年、投げることができなかった中で、このスポニチ大会を目指してやってきた」と村木。期待されながらも、1年目は戦力になることができなかっただけに、今年にかける意気込みは強いようです。「今年は力感を大切にして、真っすぐで差し込めるピッチャーになっていきたい」と逞しい言葉が聞けて一安心しました。
  また、「5番キャッチャー」で出場した大本拓海は安打こそ出ませんでしたが、昨年までと比べ、明らかにスイングに迫力が増している印象。攻守で自信を持ってプレーしている姿が印象に残りました。

 03072 この日の明治神宮球場の第3試合、日本新薬は岩本喜照(常葉菊川出身)が先発しました。昨年までは主に抑えで登板する機会が多かっただけに、先発と知ったときは驚きました。 
 抜群の安定感を見せ、6回3分の1を1失点。伸びのある140キロ台前半から中盤のストレートに加え、変化球を低めに集める制球が見事で、まさに社会人トップレベルの投球でした。「後ろにいいピッチャーがいるので、初回から飛ばしていった」と岩本。長年、日本新薬の投手陣を支えてきた榎田宏樹が昨年限りで引退。「今年はチームの柱として、引っ張っていける存在になりたい」と力強く話してくれました。(編集部・栗山) 

<写真上/捕手の大本拓海とハイタッチする村木文哉(ともにヤマハ)>
<写真下/先発として試合を作った岩本喜照(日本新薬)>

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2022年3月 4日 (金)

日大三島、初戦は金光大阪と対戦!

03041  センバツ高校野球の組み合わせ抽選会が本日、オンラインで開催されました。38年ぶりに出場する日大三島の相手は金光大阪(大阪)に決まりました。大会3日目の第3試合です。
 抽選を引いた加藤大登主将は「自分たちの野球を貫いて1勝を勝ち取りたい」と意気込みを語り、投打の柱・松永陽登は「対戦相手が決まり明確な目標ができ、実感が沸いてきた」と気を引き締めていました。また、報徳学園を春夏通算18回甲子園に導いた永田裕治監督にとっては、よく知る近畿勢。2001年の近畿大会決勝戦では金光大阪と対戦しています。抽選後のオンライン取材で永田監督は当時を思い出し、「粘っこい野球をしてくる印象」と警戒心を強めていました。
 奇しくも、38年前に出場した際の初戦の相手も大阪のチーム(三国丘)。その試合は9回に3点を挙げてサヨナラ勝ちを飾っています。今回もぜひ、甲子園で校歌を聞きたいです。(編集部・栗山) 

※3月16日発売予定の『静岡高校野球2022春号』では「日大三島名鑑」と題し、ベンチ入りメンバーを一挙に紹介しています。ぜひ、観戦のお供としてご覧下さい!

<写真/オンライン取材で質問に答える松永陽登(日大三島)>

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2022年3月 2日 (水)

『静岡高校野球2022春号』の表紙が完成しました!

2022  『静岡高校野球2022春号』の表紙が完成しました。
 今年の春号の表紙を飾ってくれるのは立正大の奈良間大己(常葉大菊川出身)。創刊以来、初めての大学生選手の表紙になりました。撮影はカメラマンの山下大輔氏(富士市在住)。立正大のグランドで奈良間の気迫が伝わってくる迫力のある写真を撮っていただきました。
 発売は県内書店は2週間後の3月16日、Amazonでは3月22日頃を予定しています。現在、編集部では最終の校正作業中。目次や詳しい内容は近日中にアップします。もう少々お待ちください!

販売問い合わせ
しずおかオンライン
電話 054-275-3335/FAX 054-275-1301
http://www.esz.co.jp/

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