浜松ボーイズが第1回遠州トラック杯を制す!
ボーイズリーグの第1回遠州トラック杯2022年県支部春季大会の準決勝と決勝戦が渚園で行われました。決勝戦は浜松ボーイズと菊川ボーイズが対戦。6回裏に浜松ボーイズが7点を挙げて試合を決めました。
なお、中日本大会には準決勝に浜松ボーイズ、菊川ボーイズ、浜松北ボーイズ、静岡府中ボーイズが出場します。
<準決勝>
浜松ボーイズ 2-0 浜松北ボーイズ
菊川ボーイズ 3-1 静岡府中ボーイズ
<決勝>
浜松ボーイズ 7-0 菊川ボーイズ(6回コールド)
浜松ボーイズの田川竜之介は準決勝で好リリーフを見せると、決勝戦では先発して6回を無失点の好投。昨年秋にタイブレークで敗れた宿敵・菊川ボーイズにリベンジし、優勝に貢献しました。
飛び抜けたスピードボールがあるわけではありませんが、制球力に自信を持つ右腕。フィーディングも良く、6回の無死一二塁のピンチでは相手が試みた送りバントを三塁で封殺します。元々は野手で身のこなしが軽やか。「最初から狙っていた」という、このビッグプレーで試合を流れを引き寄せました。「今日はテンポとコントロールを意識して投げた」という田川。昨秋の菊川ボーイズ戦では打たれて負けた経験があっただけに、気持ちも入っていました。この日、特に光っていたのは打者の手元で沈むチェンジアップ。前浜松商監督の父・智博氏(現遠江総合教員)から握り方を教わり、1カ月前から投げ始めた秘伝の魔球で相手打線を苦しめました。
準決勝では浜松ボーイズに僅差で敗れた浜松北ボーイズ。5回途中からマウンドに上がった長身左腕・内藤優央の投球に目が釘付けになりました。一年前に見たときよりにもさらに身長が伸びた感じで今は179センチ(そのときの記事はこちら→http://tsukasa-baseball.cocolog-shizuoka.com/blog/2021/03/post-783094.html)。ヒジがしなり、ストレートは数字以上の速さを感じます。打者目線から「消える」というスライダーは曲がり幅が大きく、キレっキレ。「もっと下半身に粘りをつけ、完投できるピッチャーになっていきたい」と今後の目標を話してくれました。 同じく左腕では決勝戦の5回からマウンドに上がった菊川ボーイズの中川翔太も楽しみな存在。ブルペンで投げているときから雰囲気が良く、ワクワクしていました。指にかかったときは驚くような球がきていただけに、頑張って練習を積んで体に力強さが出てくれば、高校での飛躍が期待できそうです。
静岡府中ボーイズでは、「8番センター」の鈴木海翔が気になった存在。小柄ですが、守備範囲の広さに加え、スローイングの形が良かったです。打撃も癖がなくシャープに振り抜く好選手でした!(編集部・栗山)
<写真/上から優勝した浜松ボーイズナイン、田川竜之介(浜松ボーイズ)、中川翔太(菊川ボーイズ)>
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