練習試合 桐陽vs富士宮東
昨日は、愛鷹球場で行われた桐陽と富士宮東の練習試合を見てきました。 富士宮東の大型遊撃手・勝又琉偉を目当てにプロ6球団8人のスカウトが集結。この日は2安打をマークしました。春の東部地区以来、約2カ月ぶりに見たのですが、「ここまで変わったのか」と驚きました。一言で言うと、野球選手として洗練されてきた印象。特に、以前は力任せだったスローイングが、体全体を使う動きに変わって安定感が出ていました。また、躍動感たっぷりの美しいランニング姿に惚れぼれとしました。まるで野生の鹿が走っているようでした。
大勝良則監督は「4週間サイクルくらいで、どんどん成長している」と話します。実際、春以降、本塁打が急激に増え、2日前の練習試合では右中間にも一発を打ったそうです。夏の大会まで残り1カ月。ここからさらにグングンと伸びていきそうな感じがしました。 一方の桐陽では、面白い投手を発見しました。6回からマウンドに上がった山本怜央です。4イニングを無安打6奪三振の好投。身長180センチの長身で角度があり、しかも腕が振れます。最速133キロというストレートには勢いがあり、鋭く落ちるフォークとのコンビネーションで次々と三振を奪っていきました。
今年の桐陽は昨夏を経験する今井謙心、土屋大翔が投手陣を引っ張り、この山本はレフトで出場することがほとんどですが、「夏も投げていきたい」と意気込み十分。将来的には大学で野球を続け、「ピッチャーで勝負したい」という意志を持っているそうです。50m6秒2の脚力とバネがあるだけに、大学でじっくりと鍛えていけば、飛躍が期待できます。(編集部・栗山)
<写真上/春の大会で活躍で注目度が上がる勝又瑠偉(富士宮東)>
<写真下/「富士シニア」時代は捕手。高校から投手としてマウンド上がる山本怜央(富士シニア)>
| 固定リンク
「静岡県東部地区」カテゴリの記事
- 【春季高校野球】ベスト4が出揃う!(2023.05.03)
- 【春季高校野球東部大会】富士が好発進&沼津東の逸材右腕を目撃!(2023.04.03)
- 【春季高校野球東部大会】富士宮北が逆転勝利を飾る!(2023.03.28)
- 春季東部地区大会1日目(3月21日)~愛鷹球場レポート(2023.03.22)
- 【対外試合解禁】知徳の大型選手が躍動!(2023.03.04)
コメント