常葉大菊川、練習試合で快勝!
今日は豊富な投手陣を擁する常葉大菊川を追いかけて神奈川・相洋のグランドで行われた練習試合を見てきました。神奈川の強豪相手に2連勝(2試合目は5回打ち切り)。夏はノーシードながら甲子園を狙える位置にいます。
第1試合はエース右腕の三輪奏都(3年)が先発。春の大会後、思うような投球が出来ない中で、「危機感を持っていた」という三輪。今日は3回をパーフェクトに抑える抜群の立ち上がりを見せます。その後も、抜群の安定感で7回を2失点にまとめました。「今日は久しぶりに良かったです」と試合後はホッとした表情。球速も138キロを計測しました。 そして、8回からプロ注目の安西叶翔(3年)がマウンドへ。最初のイニングを3人で抑えますが、9回は味方のミスから満塁のピンチを作ります。春の県大会、御殿場西戦も同じような場面から逆転タイムリーを浴びていましたが、この日はショートゴロに抑えてゲームセット。辛抱強く投げる姿に進化を感じました。今日のストレートのマックスは146キロ。それでも7、8割の力で投げている感じで、まだまだ上がっていきそうなイメージがありました。
続く第2試合、一人の長身左腕が気になりました。岳洋中時代から注目していた鈴木綾真(3年) です。彼の投げている姿を見たのは中学3年夏以来。(中学時代の記事はこちら→http://tsukasa-baseball.cocolog-shizuoka.com/blog/2019/07/post-75a496.html)
当時、182センチだった身長は187センチまで伸び、体重は75キロに。「こんなに成長したのか」と嬉しくなりました。春までは投げる機会が少なかったそうですが、この数週間の間で急激に伸びているそうです。
今日は2回を投げて無失点。ヒジが柔らかくしなり、低めにコントロールされてきます。大柄でもボールが暴れないのも魅力です。「1カ月前からメディシンボールを使った新しいトレーニングをやるようになって、急に球が速くなって…」。先週の練習試合では自己最速となる132キロを計測。140キロ超の投手が複数いる今年の常葉大菊川で、球速的には見劣りしますが、打者の手元でピッとくるので、数字以上の速さを感じます。
投手として完成してくるのは20歳を過ぎてから。大学で一気にブレークするタイプだと見ています。50mを6秒3で走るそうで、体が出来てくれば、さらに10キロはすぐに速くなりそうな予感があります。今後も注目していきたいと思います!
一方、相洋では静岡裾野シニア出身の小西逸輝(2年)がショートのスタメンで出場していました。1試合目の7回に犠牲フライで打点を挙げる活躍。守っては元気よく声を出していました。来年は神奈川を代表するショートになってほしいです。(編集部・栗山)
<写真/上から三輪奏都、安西叶翔、鈴木綾真(いずれも常葉大菊川)、小西逸輝(相洋)>
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