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2022年7月

2022年7月29日 (金)

【高校野球静岡大会】日大三島が春夏連続甲子園へ!

★7月29日 全国高校野球静岡大会 決勝戦 草薙球場

チーム 1 2 3 4 5 6 7 8 9
日大三島 1 1 0 0 2 4 0 0 0 8
静清 0 0 0 0 0 1 0 0 0 1

(日)松永-野田
(静)久保、笹ヶ瀬、佐山、松下-松井

▽二塁打=伊東(静)
▽三塁打=吉川(日)

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07292_20220729184001  日大三島が33年ぶり2度目の夏の甲子園出場を決めました!
 初回に4番・松永陽登のセンター前タイムリーで先制すると、2回には9番・吉川京祐のタイムリー三塁打で加点。投げてはエース・松永が安定感のある投球を見せると、5回に2点、さらに6回には6連打を含む7安打を集中して一挙4点を奪います。「疲れはあったが、絶好に甲子園に行くという気持ちで戦った」と松永は最後まで球威が落ちず、1失点で完投しました。
 一方の静清は、9回に代打・宇佐美諒汰が気迫でライト前安打。今大会、力投を続けた久保陸弥に繋げたが、ショートゴロで幕を閉じました。(編集部・栗山)

日大三島・永田裕治監督
「部員78人、全員の勝利だと思っています。逞しく、一歩ずつ、着実に進化してきました。甲子園では静岡県の代表として一生懸命にプレーします」

<写真上/春夏連続の甲子園出場を決めた日大三島ナイン>
<写真下/優勝決めて喜ぶエースで4番の松永陽登(日大三島)>

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2022年7月28日 (木)

【高校野球静岡大会】静清と日大三島が決勝戦へ!

<準決勝>
静清 3-0 聖隷クリストファー 
日大三島 4-3 掛川西(延長13回タイブレーク)

07281_20220728194701 静清が17年ぶりの決勝進出を果たしました。昨日からの継続試合。開始直後の3回に4番・松井大空のタイムリーで先制すると、7回にも2点を追加。投げてはエースの久保陸弥が腕の位置から準々決勝までのオーバーからサイドに変えて気迫のピッチング。130キロ台中盤のストレートにキレのあるスライダーを絡ませて8回を無失点で乗り切ります。そして9回は先頭打者を許すも、代わった左腕の笹ヶ瀬翔大が後続を抑えました。

 続く第2試合は日大三島がタイブレークの末に勝利。春夏連続甲子園出場に王手をかけました。13回は先に2点を許すも、その裏、3番・池口奏のタイムリーなどで同点とすると、さらに満塁から5番・野口央雅のレフトフライで三塁走者が生還しました。
07282_20220728194701 掛川西は準々決勝に続き、大型右腕の山本柊太がリリーフで素晴らしいピッチングを見せてくれました。夏の大会の一週間前に、投げる際に顔が上がってしまうフォームを修正するために腕の位置を下げ、そこから制球が安定。低めいっぱいのコースに決まった138キロのストレートはしびれました。今後については大学に進学し、プロを目指していくとのこと。「大学では150キロを投げたいです」と新たな目標を掲げていました。(編集部・栗山)

<写真上/腕の位置を下げて勝利に導いた久保陸弥(静清)>
<写真下/上のレベルでの活躍に期待したい山本柊太(掛川西)>

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2022年7月27日 (水)

【高校野球静岡大会】準決勝の第1試合は継続試合に

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 高校野球の静岡大会準決勝。第1試合は静清と聖隷クリストファーが対戦となりました。
 初回、静清は2番・山田朔のレフトオーバーの二塁打からチャンスを作りますが、先制ならず。一方の聖隷クリストファーはその裏、2番・小出晴希が左中間を破る二塁打。しかし、後続が倒れて得点を挙げることができませんでした。両チーム無得点で迎えた3回表、静清の攻撃中に雨が急激に強くなり、夏の静岡大会では初となる継続試合が決定しました。
 明日は3回表1死からのスタートになります。

<写真/ピンチを脱して選手を迎える聖隷クリストファーのベンチ>

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2022年7月24日 (日)

【高校野球静岡大会】ベスト4が決まる!

 高校野球の静岡大会は準々決勝4試合が行われ、準決勝進出の4チームが決まりました。

<準々決勝>

聖隷クリストファー 10-3 三島北 (8回コールド)
掛川西 3-1 静岡
日大三島 8-5 掛川工
静清 3-0 静岡商

07241_20220724203301  草薙球場の第2試合、静岡対掛川西は終盤にドラマが待っていました。
 両チーム無得点のまま進んだ8回裏、静岡は7番・知念崇太が三塁打を放つと、続く猪股季紀の犠飛で1点を先制します。しかし9回表、掛川西は土壇場の2死から反撃。安打と四球で繋いで満塁のチャンスを掴みます。ここで5番・山本柊太が5球目のスライダーをとらえると打球はライト後方へ。走者一掃の二塁打で逆転に成功します。そして、その裏は山本が3者凡退に仕留めゲームセット。掛川西が昨年に続きベスト4進出を決めました。

07242  3大会連続の甲子園出場はならなかった静岡。プロ注目の吉田優飛は今大会初先発し、「いい状態を100だとすれば、今日は50点くらいでしたが、どんな形でもいいから抑えるという気持ちで投げた」と4回を無失点に抑えました。
 今後については「周りの方と相談して決めていきたい」と具体的な進路の明言は避けました。投手、野手、どちらも可能性を秘めている大器。夏の大会は終わりましたが、新たなステージに向けて、もう一度、心技体を1から作り直し、いずれは球界を沸かせる選手になってほしいと思います。(編集部・栗山)

<写真上/9回表に逆転タイムリー二塁打を放った山本柊太(掛川西)>
<写真下/力強いストレートを投げ込んだ吉田優飛(静岡)>

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2022年7月22日 (金)

優勝候補・常葉大菊川、4回戦で姿を消す

 高校野球の静岡大会はベスト8が出揃いました。シード校8校の内、残っているのは3チームのみ。まさに戦国大会となっています。24日の準々決勝は以下のカードになります。

<草薙球場>
三島北-聖隷クリストファー
静岡-掛川西

<清水庵原球場>
日大三島-掛川工
静清-静岡商

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 今日の4回戦でノーシードながらドラフト候補の安西叶翔を擁して優勝候補に挙がっていた常葉大菊川が敗退しました。
 新型コロナウイルスの影響で、ベンチ入り20人の内、17人が欠場というまさかの事態。急遽メンバーを大幅に入れ替えて臨みましたが、シード校の静清に4対11で敗れました。
07222  先発したのは鈴木綾真。この夏はベンチから外れていましたが、3回戦の吉原戦で好投。しかし、今日は3回6失点。それでも、野手陣が奮起し、5回に4番・鈴木叶のタイムリーなどで一挙4点を奪い、2点差まで詰め寄りました。「0点で終わるのは菊川として恥ずかしかった」と主将代行を務めた松本晃充。サポート役に回り、ほぼ1カ月ぶりにプレーする選手もいる中で、まさに常葉大菊川の意地を見せた瞬間でした。その後、点差が広がってもベンチから「まだいけるぞ」と声が飛び、8回のコールドの危機も逃れ、ベンチ入り11人が9回までプレーを全うしました。
 石岡諒哉監督も体調不良で指揮をとることができず。代理で監督を務めた杉本陽介副部長は「みなさんの協力があって、(辞退の)最悪の状況を避けることができた。試合をやらせていただけるだけでありがたかった」と感謝の言葉を述べました。
 今年の常葉大菊川は安西だけでなく、140キロ台の投手を複数擁し、全国レベルのチームだっただけに残念です。(編集部・栗山)

<写真上/11人で堂々と戦い抜いた常葉大菊川の選手たち。試合後は泣き崩れる選手も>
<写真下/慣れないポジションにつく選手もいたが、声を掛け合って乗り越えた>

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2022年7月21日 (木)

【都市対抗】ヤマハ、無念の逆転負け

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★7月21日 都市対抗野球 1回戦 東京ドーム

  チーム 7 8 9
ヤマハ 0 0 0 0 0 0 0
NTT東日本 0 0 0 0 0 0 0 0

(ヤ)佐藤、水野-川邉
(N)沼田、三宮-保坂

▽二塁打=内山(N)
▽本塁打=川邉(ヤ)、保坂(N)

 ヤマハの佐藤廉が1球に泣きました。
 3回に8番・川邉健司のソロ本塁打で1点を先制。先発の佐藤はNTT東日本打線をキレのあるストレートと変化球で翻弄し、完封ペースで試合が進みます。
07213  しかし7回、2者連続三振を奪ったあとにライト前安打を打たれると、8番・保坂淳介に高めのストレートをレフトスタンドに持っていかれました。打線は川邉の一発がでたものの、東海予選での猛打が影を潜め、計4安打。2年連続の初戦敗退となりました。
 ゲームセットの瞬間、涙を流してうなだれ、チームメートに抱えられながらベンチ裏に戻った佐藤。7回10三振と、全国の舞台で力を存分に発揮しただけに、悔しい敗戦となりました。捕手の川邉は「佐藤らしく丁寧ないいピッチングだった」と労い、「また来年、東京に来ます。リベンジします」と宣言。佐藤は「来年はどんな内容であれ、チームを勝たせられるピッチングをします」と最後は前を向き、ドームを去りました。(編集部・栗山)

<写真/2連続初戦敗退となったヤマハ)
<写真下/力を発揮した佐藤廉(ヤマハ)>

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日大三島が藤枝明誠を下す!

 愛鷹球場の第1試合は日大三島と藤枝明誠の好カードとなりました。
07211_20220721135801  日大三島・松永陽登、藤枝明誠・吉川真之助の投げ合いで始まった試合。展開が動いたのは5回でした。日大三島が3番・池口奏、4番・松永陽登など長短6安打を集中して一挙5点を先制します。投げてはエース・松永が快投。7回2死まで無安打と、藤枝明打線につけ入るスキを与えませんでした。
 日大三島が7対0でコールド勝ち。松永は「ここから1つ1つ全員が集中して甲子園に行って勝つことが目標です」と春夏連続甲子園に向けてギアを上げています。一方、敗れた藤枝明誠は7回2死から5番・寺下颯真が意地のセンター前安打。まだ2年生。秋以降、大型スラッガーの成長に注目です。(編集部・栗山)

<写真/好投した松永陽登(日大三島)>

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2022年7月20日 (水)

静岡商・大橋建仁が常葉大橘を完封!

 清水庵原球場の第2試合は静岡商がシード校の常葉大橘を2対0で下しました。

 07201_20220720172601 「今日の試合は大橋に尽きる。これぞ静商のエースだった」と曲田雄三監督。序盤で奪った2点を大橋建仁が気迫の投球で守り抜きました。体全体を使う力強いフォームから低めいっぱいに決まるストレートに、キレのある変化球を駆使。「前半より後半の方が指にかかっていた」と自身が振り返るように、投げれば投げるほど球威が上がっていきました。7回には1死一二塁のピンチを迎えるも、三振と三塁ゴロで無失点に切り抜けました。そして9回、最後の打者から三振を奪うと、右手で大きなガッツポーズ。被安打6で完封を飾りました。
 春の大会中にヒジに痛みが出た影響で6月まで登板なし。「その期間で平均球速が上がりました」と、常時140キロ近くのストレートを手にし、今大会に突入したそうです。尊敬するのは2学年先輩の髙田琢登(現横浜DeNA)。「髙田さんは自分にとっては大きな存在。少しでも近づいて勝てるピッチャーになりたいです」。髙田の3年時は新型コロナウイルスの影響で甲子園大会が中止。その思いも背負って、4回戦以降も臨みます。

 一方、常葉大橘のエース・望月琉要も大橋に負けず劣らず、素晴らしい投球でした。初回と2回に失点したものの、3回以降は持ち直し、7回から9回は3人ずつで抑えました。この2人がここで対戦するのはもったいないと思わせる好ゲームでした。(編集部・栗山)

<写真/9回に最後の打者から三振を奪いガッツポーズを作る大橋建仁(静岡商)>

※大橋(静岡商)のこれまでの歩みは「静岡高校野球2022夏直前号」で紹介しています。一緒に読んでいただけると嬉しいです。
https://www.amazon.co.jp/dp/4991252601/?tag=a8-affi-314990-22&a8=JgHMsgTYwGSInHSCBkS2kHHcyG9r3NnplkS8T2S2K8AYwGHg0mnGXNvc3N36v6nSX8zNpdHoXgHMUs00000009884001

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2022年7月18日 (月)

静高が連覇に向けて好発進!

07181  静岡高が連覇に向けて好スタートを切りました。昨年のリベンジに燃える磐田東に対し、先制点を許すも、3回に4番・吉田優飛のタイムリーなどで一挙4点を奪って逆転。さらに5回には吉田が4球目の外角ストレートを強振。打球はレフトスタンドの中段まで飛んでいきました。「センター方向に強く打ってつなぐ意識でした」。まさに流れを引き寄せる豪快な一撃となりました。
 最速149キロ右腕としても注目を集めている吉田。大会前、最後の練習試合となった御殿場西戦では先発して5回3失点も6三振を奪って新たなフォームに手ごたえを掴みつつあるとのこと。今日はエースナンバーを背負う法月彰弘が完投勝利。「自分はライトからいつでも投げられるようにしています」と頼もしい言葉が聞けました。

07182  続く第2試合は富士宮東が昨秋県ベスト8の科学技術を下しました。プロ注目の勝又琉偉は、スタンドで4球団5人のスカウトが見守る中、今日は守備で見せてくれました。
 軽やかなステップで併殺プレーに何度も絡んで存在感を発揮。そして、大勝良則監督が「勝又様様だった」と称賛したのは1対5で迎えた8回2死満塁の場面。三遊間に飛んだ打球を勝又がダイビングキャッチし、一塁へ送球。間一髪でアウトになり、ピンチを切り抜けました。
 打撃は3打数無安打も、大勝監督は「次は打ってくれるでしょう」と期待。次戦の加藤学園戦でのプレーも楽しみです!(編集部・栗山)

<写真上/豪快な本塁打を放って本塁に生還する吉田優飛(静岡)>
<写真下/3回戦進出を決めてガッツポーズを作る勝又琉偉(富士宮東)>

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2022年7月17日 (日)

大会屈指の左腕・孫俊郎(島田樟誠)が三島南相手に2安打完封!

 島田球場の第1試合は、三島南と島田樟誠が対戦しました。
07171_20220717185101  島田樟誠は大会屈指の左腕・孫俊郎が今大会初先発。立ち上がりからエンジン全開で、力強いストレートを武器に5回まで毎回三振を奪います。「自分が最後まで投げようと思った」と6回からは一人の走者も許さず、被安打2の完封を飾りました。「強い相手でしたが、自分の真っすぐが通用しました。次も自分のピッチングで抑えたいです」。孫を援護した打線で目立っていたのは1番の櫻井翔太。2回に先制への足かがりとなるレフトオーバーの二塁打を放つと、7回にはライトオーバーの二塁打。よくバットが振れていました。
 一方、昨春の甲子園メンバーが残る三島南は、エースの植松麟之介を5回から投入。「流れを持ってこようと頑張ったが、完全に持ってくることができなかった」と6回に失点。それでも大会前に故障から復帰し、初戦では完封を飾る活躍を見せ、今日も指にかかったときの低めに決まるストレートとキレのあるスライダーは絶品でした。「甲子園にも行けて、濃い2年半でした」と高校生活を振り返る植松。今後については大学に進学し、野球を続けていくとのこと。次のステージでの活躍を期待したいです。
07172_20220717185501  続く第2試合は富士が清流館を7回コールドで下しました。2年生エース・水越壱成は初回の1死二三塁のピンチを切り抜けると、その裏、4番・遠野秀真のタイムリーで1点を先制。さらに3回には水越のセンターオーバーの2点タイムリーなどで3点を追加しました。「素晴らしい集中力。守備で粘ってくれた」と稲木恵介監督。7回1死一塁から右中間に安打を浴びましたが、見事な中継プレーで一塁走者を本塁でアウトにして無失点に切り抜けました。次戦は静清との対戦。稲木監督は「ウチはチャレンジャー。とにかく食らいついていきたい」と、シード校撃破に向けて策をめぐらせていました。(編集部・栗山)

<写真上/完封を飾った孫俊郎(島田樟誠)>
<写真下/初回にタイムリーを放った遠野秀真(富士)>

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2022年7月15日 (金)

浜松南シニアが3年連続で夏の全国大会へ!

 浜松南シニアが8月2日に開幕する第50回日本リトルシニア日本選手権に出場します(3年連続12度目)。

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エース左腕の児玉一琉(左)、主将の池田悠人(中)、俊足巧打の鈴木脩平(右)

 昨年も日本選手権に出場した浜松南シニア。鈴木彰宏監督は「去年に比べたら飛び抜けた選手はいないが、3年生26人を中心にチームワークで戦っていくチーム」と話します。
 昨秋の新チーム最初の公式戦は富士シニアに敗退。その後の大会も勝てず、春の全国大会を逃しました。
 それでも、地道な練習で力を蓄え、5月から開催された関東連盟夏季大会では4回戦まで進出。敗者復活2回戦(対相模原シニア)では延長8回タイブレークの末に勝利し、全国切符を手にしました。主将の池田悠人(3年)は「特別な選手はいませんが、まとまりを武器に全国ではベスト8以上を狙っていきたい」と意気込んでいます。
 
 今年の浜松南シニアの特徴は、複数の好投手を擁していることです。「どのピッチャーも同じくらいの力を持っています。とにかく色んなピッチャーをつぎ込んで接戦に持ち込みたいです」(鈴木監督)
 エースナンバーを背負うのが左腕の児玉一琉(3年)。力強いフォームからキレのあるストレートを投げ込みます。また、リリーフでマウンドに上がって勢いで抑える右腕の内山颯太(3年)、しなやかな腕の振りで将来性抜群の左腕・佐藤大介(2年)も注目です。

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今が伸び盛りの右腕・安藤蒼哉

 さらに楽しみなのが安藤蒼哉(3年)。元々は捕手で、肩の強さを買われて2年から投手に転向。バランスのいいフォームに加え、肩甲骨周りの柔らさが魅力の本格派タイプです。
 投手に転向した当初、腕を大きく使って投げていたことで制球に不安があったそうですが、冬の期間にコンパクトな投げ方を習得。4月の関東連盟春季大会では強豪の八王子シニア相手に好投するなど台頭してきました。「勝てるピッチャーになっていきたい」と安藤。自信のあるストレートを武器に全国大会で羽ばたきます。(編集部・栗山)

★浜松南シニアのメンバー
児玉一琉(3年)/大橋一輝(3年)/安間敬祐(3年)/鈴木脩平(3年)/松下琥太郎(3年)/池田悠人(3年)/内山颯太(3年)/石原凪(3年)/瀬戸口琉太(3年)/安藤蒼哉(3年)/大石雄塁(3年)/花井悠真(3年)/疋田龍悟(3年)/永岡隼輝(3年)/山内脩平(3年)/太田壮海(3年)/瀬崎創也(3年)/青木統眞(3年)/川合渚(3年)/鈴木翔真(3年)/高橋尚詠(3年)/本多朝愁(3年)/足立朝飛(3年)/飯田唯人(3年)/安川宙輝(3年)/石津幹也(3年)/佐藤大介(2年)/鈴木大和(2年)

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2022年7月12日 (火)

【日刊スポーツ杯】静岡中央シニアが富士シニアを撃破!

 10日の午前中は富士シニアのグランドで日刊スポーツ杯を見てきました。
07121_20220712163001  第1試合は富士シニアと静岡中央シニアが対戦。静岡中央シニアが前半に奪った大量リードを守り抜き、8対5で勝利しました。
 攻守で目覚ましい動きを見せたのは「4番ショート」の杉山怜矢。初回のチャンスでライト前に2点タイムリーを放つと、2回にはレフト前にタイムリー。先発で好投した左腕・小林幸乃祐の後を受け、4回からはマウンドへ。右サイドから腕が振れ、低めギリギリのコースにキレのある球を投げ込みました。投打ともに将来性がありますが、「どちらかというバッティングの方が得意」と話す杉山。見逃し方の雰囲気が良く、シャープなスイングで一球で仕留めるタイ07122_20220712165501 プです。「相手には同じ中学の同級生もいて、今日は絶対に負けたくありませんでした。ここまできたら優勝を狙っていきます」。キャプテンとしてもチームをまとめる要。次の準決勝、そして決勝での活躍を誓ってくれました。
 一方の富士シニアは今月2日にジャイアンツカップ東海地区B代表決定戦で愛知豊橋ボーイズに勝利。来月開催のジャイアンツカップ出場を決めています。全国の舞台でまずは1勝を目指して頑張ってほしいと思います!
 
07123_20220712165601  続く第2試合で目を引いたのは沼津シニアの先発・遠藤稜大です。肩関節に柔らかさがあり、リリースの位置が打者寄り。キャッチャーミットに向かってホップするようなイメージの球を投げ込みます。強打の浜松シニア打線からストレートで空振りをとり、打者がとらえたという球も詰まっていました。それだけ、手元で球が伸びている証拠だと思います。高校で体が出来上がったら楽しみな選手です。(編集部・栗山)

<写真上&中/杉山怜矢(静岡中央シニア)>
<写真下/遠藤稜大(沼津シニア)>

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2022年7月10日 (日)

昨夏準優勝の東海大静岡翔洋が好発進!

 昨夏、あと一歩で甲子園を逃した東海大静岡翔洋。初戦の今日はスタンドに全校生徒が応援にかけつける中、飛龍相手に7回コールド勝ちを飾りました。

07101_20220710192001 2回に6番・江田和明の犠飛で先制すると、3回には一挙4点を奪う猛攻。そして7回には江田がダメ押しとなる一発をレフトスタンドに放ちました。江田は昨秋はレギュラーも、その後は肩の故障に苦しみ、ようやく5月中旬に復帰したばかり。持ち味のパンチ力を存分に発揮し、「応援のみんなが喜んでくれて嬉しかった」と試合後は笑顔が弾けていました。
 計12安打で8得点。今年の翔洋は、打つだけでなく、足を生かした機動力も武器です。「この子たちの力を発揮させるために、この野球が合っていると思った」と森下倫明監督。2回は4番・牛久保圭吾が四球を選ぶと、すかさずに二塁へ盗塁。これが先制点につながりました。かつて東海大浦安を全国準優勝に導いた経験もある百戦錬磨の森下監督。昨秋就任後は選手をじっくりと見極めることから始め、その上で夏に戦う新たなスタイルを作ってきています。
07102_20220710192401 投げては左腕の大村虎良が好投。7回を4安打無失点に抑えました。春の大会は中部大会の初戦で敗退。「どこか心にスキがあった」と反省し、その後の練習試合ではエースとしての自覚を持ちながら取り組んできたそうです。「次も気を引き締め投げています」と気持ちを高ぶらせていました。(編集部・栗山)

<写真上/公式戦初本塁打を放った江田和明(東海大静岡翔洋)>
<写真下/7回を無失点に抑えた大村虎良(東海大静岡翔洋)>

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2022年7月 9日 (土)

夏の静岡大会1回戦(7月9日)~浜岡球場レポート

 夏の静岡大会、初日は浜岡球場へ。第1試合は延長13回、タイブレークの末に小笠が勝利しました。
 投手・村上明来、捕手・榑松陽大の1年生バッテリーで臨んだ小笠。夏の大会において小笠の1年生投手が初戦で先発するのは32年前に一度あるそうで、投げた投手が現在指揮をとる榑松俊輝監督です。
07091_20220709193501  その村上は立ち上がり、さすがに緊張からか、球が高めに上ずり、2回に4失点、4回と5回も失点し、マウンドを降りました。それでも、バランスのいい力感のないフォームから、打者の手元で伸びるストレートで詰まらせる場面が何度もあり、鈴木翔太(聖隷クリストファー→中日)の高校1年生の頃と姿がダブりました。一方の榑松は1年生とは思えない視野の広さに加え、盗塁を刺す場面も。打っては2安打を放ち、そのうち1本はライト線への三塁打となりました。
07092 試合は小笠が土壇場の9回2死から7番・赤堀翔吾のタイムリーで同点。延長13回のタイブレークでは一挙6点を奪いました。勝利を引き寄せたのは4番手としてマウンドに上がって5回を1失点に抑えた杉村阿純です。「守りを信じて打たせる投球ができた」と粘り強く丁寧に投げていました。春の大会はヒジの故障で登板することができず。夏に向けて1年生の村上が台頭し、「自分もやらないといけない」と3年生の意地でエースナンバーを勝ち取りました。「彼の良さは芯が強く、大崩れしないところ」と榑松監督。延長13回には貴重なセーフティスクイズを決めるなど、投打で見事な活躍を見せました。
 一方の富士宮北は最速141キロ右腕の遠藤玲空が7回からマウンドへ。フィニッシュで右足が大きく跳ね上がる躍動感たっぷりのフォームで力強い球を投げましたが、最後に力尽きました。まだまだ可能性を秘めるだけに、ぜひ上のレベルで野球を続けてほしいと思います。

07093   続く第2試合も大激戦に。清水西の2点リードで迎えた9回。春県ベスト16の浜松城北工は2死満塁から2番・三室龍矢のセンター前タイムリーで同点に。その後、延長11回に3点を勝ち越しました。投げてはサイド右腕の鈴木七斗が力投。延長11回(161球)を一人で投げ切りました。(編集部・栗山)

<写真上/三塁打を放つガッツポーズを作る榑松陽大(小笠)>
<写真中/リリーフで好投を見せた杉村阿純(小笠)>
<写真下/延長11回を投げ切った鈴木七斗(浜松城北工)>

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2022年7月 5日 (火)

【日刊スポーツ杯】静岡蒲原シニアが圧勝!

 シニアの日刊スポーツ杯が6月26日に開幕しました。
07051_20220705160501  優勝候補の一つに挙がるのが静岡蒲原シニア。初戦は13対0で勝利。続く3日に行われた2回戦(対浜松シニアB)を取材しました。
 先発したのはエース左腕の杉本迅。「真っすぐが走っていて調子が良かった」と、2回から変化球を使わずにオールストレートで勝負。5回を無安打に抑える好投を見せました。テークバックからリリースにかけ、腕が体に巻き付くように流れ、ヒジのしなりも十分。顔が小さく、まさに投手体型です。同チームでプレーした髙田琢登(現横浜DeNA)の中学時代を思い出してしまいました。高校で下半身を使えるようになってくれば、自然と球威が上がっていきそうです。
 「2022 リトルシニア関東連盟夏季大会」では3回戦で行田シニアに敗退。先発した杉本はわずか8球でマウンドを降り、その悔しさをもって中学最後となる今大会に臨んでいるとのこと。「最後は優勝して終わりたいです」と意気込んでいました。
07052  試合は静岡蒲原シニアが10対0で圧勝(5回コールド)。初回に1点を先制すると、2回には一挙6点を奪う猛攻を見せます。迎えた5回、「7番サード」の大木仁がレフト方向に大飛球。「打った瞬間にいったとわかりました。今までで一番飛んだと思います」。中学通算20本目となる本塁打を放って試合を決定づけました。身長183センチ体重93キロ。高校生、いや大学生と言われても納得する堂々とした体格の持ち主。
07053_20220705160901 「決して調子が良いわけではないんですが」と本人は話しますが、それでもピンポン球のように飛んでいく圧倒的なパワーに魅力を感じました。兄の漣は今夏、加藤学園でエースを務めます。試合後は「自分も負けていられません」と気合いをみなぎらせていました。(編集部・栗山)

<写真上/5回を無安打無得点に抑えた杉本迅(静岡蒲原シニア)>
<写真中/本塁打を含む2安打を放った大本仁(静岡蒲原シニア)>
<写真下/試合後の大本仁(左)と杉本迅(右)>

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2022年7月 3日 (日)

高校野球静岡大会の開会式が行われました!

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 第104回全国高等学校野球選手権静岡大会の開会式が本日、草薙球場で行われました。
07031_20220703172701  新型コロナウイルスの影響で開会式が行われるのは3年ぶり。1年生と2年生はもちろん、3年生も開会式の経験がなく、多くの高校で昨日や今日の午前中に行進の練習を行ってから会場入りしたそうです。
 小雨が降りしきる中、昨年の優勝校・静岡高、準優勝校・東海大静岡翔洋を皮切りに入場。109校107チームの選手たちは堂々とした行進を見せ、スタンドで見守る父兄からは温かい拍手が沸き起こりました。
 選手宣誓を行ったのは東海大静岡翔洋の主将・星野優輝。監督や部長とともに3日間かけて考えたそうで、「自分たちが入学したときはコロナで休校でした。今、野球ができている状況に感謝を込めた」と一つ一つの言葉を丁寧に発しました。
  9日から1回戦がスタート。今夏はどんなドラマが生まれるのか。そして、どんな新たなスターが誕生するのか。今からワクワクします!(編集部・栗山)

<写真/選手宣誓を務めた星野優輝(東海大静岡翔洋)>

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2022年7月 2日 (土)

プロ注目左腕・原崎翔陽(駿河総合)の大会前、最終登板を取材!

 いよいよ明日、第104回全国高等学校野球選手権静岡大会が開幕します。
07021_20220702181201  今日はプロ注目左腕・原崎翔陽(駿河総合)の大会前、最終登板を取材しました。
 小笠相手に先発し、7回まで投げて4失点。球が指にかからず、一発を浴びるなど本調子ではなかったものの、「悪い部分は全部出ました。ここから上げていくだけです」と気持ちを切り替えていました。
 一方で春の大会後、スリークオーター気味だった腕の位置を少し上げ、「球が伸びるようになってきました」と成長も実感。今週の加藤学園との練習試合では3回を無失点に抑えたそうです。「甲子園に行きたいです。そのためにフォームを意識して、丁寧に投げていきます」。いよいよ迎えるラストサマー。双子の兄・雄陽とともに注目です。
 一方の小笠は2年生左腕の安達啓真が楽しみな存在でした。腕のしなりがあり、手元で伸びる球筋も良かったです。(編集部・栗山)

★「静岡高校野球2022夏直前号」では原崎雄陽&原崎翔陽(駿河総合)の2人を特集しています。→http://tsukasa-baseball.cocolog-shizuoka.com/blog/2022/06/post-656035.html

<写真/原崎翔陽(駿河総合)>

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