静岡商・大橋建仁が常葉大橘を完封!
清水庵原球場の第2試合は静岡商がシード校の常葉大橘を2対0で下しました。
「今日の試合は大橋に尽きる。これぞ静商のエースだった」と曲田雄三監督。序盤で奪った2点を大橋建仁が気迫の投球で守り抜きました。体全体を使う力強いフォームから低めいっぱいに決まるストレートに、キレのある変化球を駆使。「前半より後半の方が指にかかっていた」と自身が振り返るように、投げれば投げるほど球威が上がっていきました。7回には1死一二塁のピンチを迎えるも、三振と三塁ゴロで無失点に切り抜けました。そして9回、最後の打者から三振を奪うと、右手で大きなガッツポーズ。被安打6で完封を飾りました。
春の大会中にヒジに痛みが出た影響で6月まで登板なし。「その期間で平均球速が上がりました」と、常時140キロ近くのストレートを手にし、今大会に突入したそうです。尊敬するのは2学年先輩の髙田琢登(現横浜DeNA)。「髙田さんは自分にとっては大きな存在。少しでも近づいて勝てるピッチャーになりたいです」。髙田の3年時は新型コロナウイルスの影響で甲子園大会が中止。その思いも背負って、4回戦以降も臨みます。
一方、常葉大橘のエース・望月琉要も大橋に負けず劣らず、素晴らしい投球でした。初回と2回に失点したものの、3回以降は持ち直し、7回から9回は3人ずつで抑えました。この2人がここで対戦するのはもったいないと思わせる好ゲームでした。(編集部・栗山)
<写真/9回に最後の打者から三振を奪いガッツポーズを作る大橋建仁(静岡商)>
※大橋(静岡商)のこれまでの歩みは「静岡高校野球2022夏直前号」で紹介しています。一緒に読んでいただけると嬉しいです。
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