沼津商の鈴木歩、4安打3盗塁の活躍!
昨日は東部地区の上位決定戦が行われました。
愛鷹球場の第2試合は沼津商と富士市立が対戦。沼津商は延長11回に4番・酒井暖太(2年)のサヨナラタイムリーで勝利し、県大会に向けて弾みをつけました。
目を引いたのが3番打者の鈴木歩(1年)です。この日の相手投手は学童の「多賀ジュニア」、中学の「スルガボーイズ」で一緒にプレーした小濱将太朗。中学時代は実戦形式の練習でほぼ打てなかった小濱に対し、 シャープなスイングで右に左に打ち分けて計4安打。さらに50m6秒0の俊足を生かして3盗塁を決めました。「今日は球が見えていた」と、小濱の投げ込む130キロ前後の力強い球を弾き返し、自身の成長を感じ取っていました。
兄の友は国学院栃木の5番打者として、今夏の甲子園でベスト16入り。3安打を放った初戦の日大三島との試合は甲子園で応援し、「次は自分がこの舞台に立つ」と明確な目標を心に刻んだそうです。甲子園が終わり、兄が帰省した際には技術、メンタル面のアドバイスをもらい、この試合前は「初球から振っていけ」と伝えられて実践。とにかく積極的に打つ姿勢で結果を残しました。
身長168センチ体重57キロ。パワーこそまだ兄に劣るものの、ミート力、スピード感は近いものがあると感じました。県大会での活躍が楽しみです!(編集部・栗山)
<写真/4安打を放った鈴木歩(沼津商)>