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2022年8月

2022年8月29日 (月)

沼津商の鈴木歩、4安打3盗塁の活躍!

 昨日は東部地区の上位決定戦が行われました。
 愛鷹球場の第2試合は沼津商と富士市立が対戦。沼津商は延長11回に4番・酒井暖太(2年)のサヨナラタイムリーで勝利し、県大会に向けて弾みをつけました。

08291  目を引いたのが3番打者の鈴木歩(1年)です。この日の相手投手は学童の「多賀ジュニア」、中学の「スルガボーイズ」で一緒にプレーした小濱将太朗。中学時代は実戦形式の練習でほぼ打てなかった小濱に対し、 シャープなスイングで右に左に打ち分けて計4安打。さらに50m6秒0の俊足を生かして3盗塁を決めました。「今日は球が見えていた」と、小濱の投げ込む130キロ前後の力強い球を弾き返し、自身の成長を感じ取っていました。
 兄の友は国学院栃木の5番打者として、今夏の甲子園でベスト16入り。3安打を放った初戦の日大三島との試合は甲子園で応援し、「次は自分がこの舞台に立つ」と明確な目標を心に刻んだそうです。甲子園が終わり、兄が帰省した際には技術、メンタル面のアドバイスをもらい、この試合前は「初球から振っていけ」と伝えられて実践。とにかく積極的に打つ姿勢で結果を残しました。

 身長168センチ体重57キロ。パワーこそまだ兄に劣るものの、ミート力、スピード感は近いものがあると感じました。県大会での活躍が楽しみです!(編集部・栗山)

<写真/4安打を放った鈴木歩(沼津商)>

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2022年8月27日 (土)

川根が27年ぶりの県大会出場へ!

 秋季県大会の37チームが決定しました。

<東部>
日大三島/韮山/加藤学園/沼津商/富士市立/知徳/三島南/誠恵/御殿場西/富士宮北/小山/飛龍/市立沼津

<中部>
藤枝明誠/城南静岡/島田商/静岡/静岡商/東海大静岡翔洋/静清/駿河総合/島田/川根/常葉大橘/静岡市立

<西部>
浜松開誠館/天竜/小笠/常葉大菊川/磐田東/掛川西/聖隷クリストファー/浜松西/掛川工/浜松工/浜松修学舎/湖西

08271  清水庵原球場では川根が藤枝西を下し、27年ぶりとなる県大会出場を決めました。
 川根は初回に2点の先制を許すも、3回に7番・向笠波結(2年)のタイムリーで逆転。投げてはエースの成岡煌斗(2年)が2回以降、粘りの投球で完投しました。「苦しいとき、逆境の場面でどうプレーできるかを突き詰めてきた」と森下和光監督。新チームでは基本を徹底的に繰り返し練習したそうで、安定感のある守備力ときっちりとバントを決める場面が印象に残りました。「県大会では今までお世話になった地域の皆さんに喜んでもらえる試合がしていきたい」(森下監督)。県大会ではどんな旋風を起こしてくれるか。注目していきたいです!(編集部・栗山)

<写真/完投勝利でチームを県大会に導いた成岡煌斗(川根)>

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2022年8月24日 (水)

静商の新エース・太田善士が1失点完投!

 秋季高校野球の中部大会。今日の草薙球場第3試合、県大会出場をかけた静岡商対藤枝東は緊張感のある好ゲームとなりました。
 藤枝東は初回に、2番・増田大輝(2年)の三塁打を足掛かりに先制すると、先発の村松奎汰(2年)が5回まで静岡商打線を無安打に抑えます。一方の静岡商は6回に同点とし、試合は1対1のまま終盤に突入します。迎えた9回、静岡商は1死二塁のチャンスを掴むと、5番・齋藤修生(1年)の左中間へのライナー性の安打で勝ち越しに成功。さらに、6番の小澤萊(2年)がタイムリーを放ち、3対1で静岡商が勝利しました。

08241_20220824225101  静岡商の先発・太田善士(2年)は右サイドからキレのあるストレートとスライダーを武器に6安打1失点完投。前半はリードを許す展開になったものの、「自分の力で流れを変えよう」と、1球1球、気持ちがこめて常に低め低めに投げ込んでいました。太田が目標とするのが夏のエース・大橋建仁。「大橋さんはすごいピッチャーでした。自分も大橋さんのようになりたいですし、超えていきたいと思っています」。
  その太田とバッテリーを組む藤田圭佑(2年)の強肩も光りました。地肩が強い上に捕ってから投げるまでが速い。スローイングの形が良く、キャッチャーらしいキャッチャーです。2回1死一三塁のピンチの場面では、盗塁を試みた一塁走者を封殺。結果的に試合を左右した大きなプレーになりました。県内の捕手といえば、常葉大菊川の鈴木叶がすでに来秋のドラフト候補として注目されていますが、藤田の肩も見ごたえが十分にあります。(編集部・栗山)

<写真/完投を飾ってガッツポーズを作る太田善士(静岡商) 

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2022年8月22日 (月)

【秋季高校野球】継続試合は小山が勝利!

 昨日の裾野球場第3試合の小山対星陵は雨のため継続試合となり、星陵の攻撃で1回表一死一二塁から再開しました。

<愛鷹球場・2回戦>
小山 4-2 星陵

 小山は再開直後のピンチを切り抜けると、その裏、5番・小野蒼一郎(1年)のレフトオーバーのタイムリーで2点を先制。2回にも小野のタイムリーで2点を追加して、リードを4点に広げました。一方の星陵は9回に2点を挙げるも、反撃はそこまで。小山が2日間に渡る試合を制しました。

08221_20220822195901  打つだけでなく、ショートの守備で安定感を見せた小野。小山中時代は御殿場選抜の主将を務めた経験を持ち、高校入学後、夏の大会からスタメンで出場しています。土屋将平監督によると、「勝負強く、負けず嫌いな性格」。165センチと小柄ですが、プレー中は大きく見える選手です。
 星陵の2番手で登板した左腕・服部周も楽しみな1年生です。富士南中時代は「富士シニア」に在籍。腕が鋭く振れて、ヒジのしなりもあります。今日は角度のあるストレートと緩いカーブを武器に、好リリーフを見せました。一冬で体が出来上がって130キロ台(今日のマックスは124キロ)に乗ってきたら、攻略困難なピッチャーになるでしょう。(編集部・栗山)

<写真/4打点の活躍を見せた小野蒼一郎(小山)>

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2022年8月20日 (土)

秋季東部地区大会2日目(8月20日)~裾野球場レポート

<裾野球場・2回戦>
御殿場西 17-3 吉原工(5回コールド) 
市立沼津 3-0 下田
沼津高専 15-13 御殿場

 第2試合は下田の左腕・伊藤蓮(2年)、市立沼津の右腕・泉裕太郎(2年)の投げ合いとなりました。伊藤が鋭い腕の振りから勢いのあるストレートを投げ込めば、泉は緩急を使いながら相手打者を上手く抑え、0対0で試合は進んでいきます。
08201_20220820184901  均衡が破れたのは8回裏。泉が自ら三塁打でチャンスを作り、1番・工藤煌晴(2年)の二塁打で先制。さらに一死後、3番・垣内信之介(2年)は2球目のストレートをジャストミート。打球はレフトスタンドに向かってライナーで飛んでいきました。1打席目と2打席目はいい打球もセンターフライに。「思い切ってレフトに引っ張ってみよう思って打ちました。やっととらえることができて嬉しかったです」。函南東中時代は「三島シニア」に在籍し、クリーンアップを任された強打者。今夏は4番に座り、常葉大菊川のプロ注目・安西叶翔から安打を放っています。今日の一発で高校通算10本塁打。スイングが速く、飛ばせるのが魅力です。
 一方、8回を4安打に抑えた下田の伊藤は試合後に悔し涙。初戦で負けてしまうのが惜しい素晴らしい投球でした。この経験をバネに、来年は下田を県に導いてほしいです。(編集部・栗山)

<写真/8回に2ラン本塁打を放ち、ガッツポーズを作る垣内信之介(市立沼津)>

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2022年8月19日 (金)

秋季西部地区大会1日目(8月19日)~掛川球場レポート

 夏の甲子園大会は続いていますが、静岡県内では来春のセンバツ大会を目指す秋季地区大会が本日始まりました。

<掛川球場・1回戦>
池新田 2-1 袋井商
小笠 1-0 浜松学院

08191_20220819172701  第1試合はメンバー9人で臨んだ池新田が初戦突破を果たしました。
 6回に1点の先制を許すも、8回に同点。さらに9回には1番・酒井輝(2年)の二塁打を足掛かりにチャンスを作り、相手のミスで勝ち越しに成功します。投げては、先発の
喜納政之介(2年)が丁寧に低めに集める投球で9回を1失点に抑える好投。9回裏一死二三塁の絶対絶命のピンチも、「気持ちで投げた」と全力で腕を振って後続を抑えました。夏の大会は初戦で加藤学園に0対10で敗戦。その後の新チームでは、まず秋1勝を目指して、「誰かがエラーしても、みんなでフォローし合う」をテーマに練習や試合を重ねてきたそうです。「人数が少ないが全員が一生懸命に取り組んでいる」と松井唯喜監督。次戦の相手は磐田東。喜納は「今日のように自分たちの野球をやって勝ちにいきます」と気持ちを高ぶらせていました。

08192_20220819173101  第2試合は小笠の1年生右腕・八木翠暖が公式戦初登板で初完封を飾りました。「菊川ボーイズ」時代から巧みな投球術で打者を抑えていた右腕。当時よりも、体が引き締まり、ピッチャーらしい体型になっていました。ストレートをコーナーに投げ分け、変化球でも腕の振りが変わらないのが魅力。今日は持ち味を存分に生かして、走者を出しても粘り強く浜松学院打線を抑えました。夏は同じく1年生の村上明来が3試合で先発。「正直、悔しい思いはあった」と話します。「この秋は県大会に出て、名前を知ってもらえるようにピッチャーになりたいです」。八木と村上。いいライバル完成で、成長していってほしいです!(編集部・栗山)

<写真上/最後のバッターを打ち取り、捕手の酒井輝と喜ぶ喜納政之介(池新田)>
<写真下/公式戦初登板で初完封を飾った八木翠暖(小笠)>

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2022年8月18日 (木)

高橋駿(静岡西出身)が米国修行を経てBCリーグで活躍中!

 昨日は茨城県・鹿窪運動公園野球場でBCリーグの茨城アストロプラネッツ対栃木ゴールデンブレーブズの試合を見てきました。
 茨城アストロプラネッツには、内山竣(静岡高出身)と高橋駿(静岡西出身)、栃木ゴールデンブレーブズには叺田本気(菊川南陵出身)が在籍しています。

08181_20220818180901  活躍を見せてくれたのは「8番サード」で出場した高橋。2回の第1打席、2死二塁の場面で打席が回ってくると、2球目をセンター方向にライナー性で弾き返すタイムリー。続く第2打席は死球のあと、すかさず盗塁に成功します。
 高橋は岐阜聖徳学園大を経て、昨年まで山岸ロジスターズに在籍していました。今季は茨城アストロプラネッツに入団後、アメリカに渡り、「パシフィック・インターナショナルリーグ」というサマーリーグに参加し、35試合で打率・336、6本塁打、35打点をマーク。なんと本塁打王と打点王のタイトルを獲得したそうです。
 今月帰国し、9日から公式戦に出場。ここまで5試合で7安打を放っています。驚いたのはその体格。体重は大学時代から15キロ近くアップしたとのことで、全体的なシルエットが二回りくらい大きくなっています。打席で構えている雰囲気は日本人というよりもアメリカ人。そのパワーに加え、走れる足と強肩もウリです。
 BCリーグで圧倒的な数字を残し、ぜひ目標としているNPB入りを叶えてほしいです!(編集部・栗山)

<写真/高橋駿(茨城アストロプラネッツ)>

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2022年8月 9日 (火)

中学軟式クラブチームの大会で見た注目選手!

 7日は中学の軟式クラブチームによる「第1回SHIZUOKA RUBBER BASEBALL CLUB SUMMER CUP」を取材しました。
  近年、県内各地で続々と増える中学クラブチーム。今大会は8チームが参加しています(志太ナインBBCは2チーム参加)。

08091_20220809181801  この日の第2試合はU15フジヤマBBCが登場。静岡高の吉田優飛の弟で、中学県ナンバーワン左腕との呼び声が高い吉田遥孔(3年)に注目しました。
 吉田を見るのは約1年ぶり。以前、兄の優飛を取材した際、「弟はめちゃくちゃでデカくなっていますよ」と聞いていたのですが、実際に見たらビックリ。身長が伸びているし、全体的なシルエットが大きくなっていました。
 先発して、3回を1失点。打つ方では6回の打席で、初球をジャストミートします。打った瞬間にわかるライト方向へのライナー性のホームランでした。さらに7回、負けている場面で打席が回ってくると、ライト前に同点タイムリー。体の軸がブレず、スイングも圧倒的。そして、勝負強さも垣間見ることができました。
 
 08092_20220809181801 そのU15フジヤマBBCにタイブレークの末に勝利したのが、志太ナインBBC。創部3年目の新鋭チームです。気になったのはバッテリーです。エースの廣川理桜(3年)は漢人友也(現中京大)そっくりの体を少し捻じるフォームから低めのコースに投げる制球が持ち味。「1番キャッチャー」の増田湧仁(3年)はコンパクトなスイングでレフトオーバーの打球を放ち、肩も良かったです。

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 また、2019年に結成された清水BBCにも楽しみな選手がいました。先発した渡邉駿(3年)は角度のある球を投げ込み、ショートでセンスある動きを見せて途中からマウンドに上がった杉山心之介(3年)は柔らかいヒジの使い方に伸びしろを感じました。(編集部・栗山)

<写真/上から吉田遥孔(U15フジヤマBBC)、増田湧仁(志太ナインBBC)、杉山心之介(清水BBC)>

 

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2022年8月 7日 (日)

【県知事杯社会人・大学対抗戦】ヤマハが2大会ぶり優勝!

 第4回県知事杯社会人・大学対抗戦が昨日、ヤマハ豊岡球場で開催されました。社会人、クラブチーム、大学が一堂に会する県内唯一の大会。ヤマハが2大会ぶり3度目の優勝し、社会人の貫禄を示しました。

<1回戦>
浜松ケイ・スポーツBC 6-4 静岡大
ヤマハ 5-0 日大国際関係学部

<決勝>
ヤマハ 10-0 浜松ケイ・スポーツBC(5回コールド)

★最優秀選手賞…網谷圭将(ヤマハ)
★敢闘賞…原木大介(浜松ケイ・スポーツBC)

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08072_20220807061401  決勝戦はヤマハが圧勝しました。2回に打者10人を送る猛攻で5点を先制すると、3回にも5点を追加。投げてはが近藤卓が5回をわずか1安打に抑えました。若手の活躍も目立った今大会。決勝戦では新人・中田悠斗が1番打者として2安打、高校卒2年目の相羽寛太も「3番ショート」で溌剌としたプレーを見せてくれました。
 ヤマハは明日開幕のJABA高山市長旗・飛騨市長杯争奪高山大会に出場。来月の日本選手権の東海予選に向けて、弾みをつけてほしいです。
 また、大学勢では日大国際関係学部の播磨仙一(4年)が力強いストレートを武器に、ヤマハ相手に好投。秋のリーグ戦で注目したい選手の一人です。
(編集部・栗山)

<写真上/最優秀選手賞を獲得した網谷圭将(ヤマハ)。1回戦で右中間に本塁打を放った>
<写真下/決勝戦でタイムリーを放った中田悠斗(左)。秋利雄佑(右)とグータッチする>

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2022年8月 6日 (土)

【48カップ】島田樟誠が初優勝!

 昭和48年生まれの監督、部長など高校野球に携わる関係者が集う「48カップ」が2年ぶりに開催されました。
 5回目となる今大会は計8チームが出場。今月3日に焼津水産と島田樟誠の決勝戦が行われました。

<48カップ決勝>
島田樟誠 10-3 焼津水産(7回コールド)

08062_20220806084201  島田樟誠は最速137キロ右腕の山下幸之介(2年)が先発。5回1失点の好投を見せました。今夏は1回戦の磐田農戦で完封(7回)するなど活躍。前チームでは捕手も務めていましたが、新チームでは投手一本で臨んでいます。
 175センチ75キロのがっちりとした体系から投げ込むストレートはズドンという重さがあり、右打者にあたりそうな位置から急激にキュッと曲がるスライダーも武器。「この秋に140キロを出して、来年の夏には140キロ中盤を投げたい」と意欲十分。体のエンジンが大きいだけに、可能性は十分にあるでしょう。
 そんな山下を打線も援護。初回に一挙5点を奪うと、5回には4番・大野淳起(2年)のタイムリー三塁打などで加点。投打が噛み合った島田樟誠が同カップで初優勝を飾りました。

 一方の焼津水産は4番に座る登内春樹(2年)が5回にセンターオーバーの二塁打を放つ活躍。馬力型の選手で、捕手として地肩の強さも目立っていました。(編集部・栗山)

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<写真下/決勝戦で好投した山下幸之介(島田樟誠)>
<写真下/優勝カップを手にした島田樟誠ナイン>

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2022年8月 4日 (木)

【静岡県中学親善大会】浜松A選抜が優勝!

★8月3日 第39回静岡県中学親善野球大会 決勝戦 草薙球場

チーム 1 2 3 4 5 6 7
小笠 0 0 0 0 0 0 0 0
浜松A 0 0 0 1 0 0 × 1

(小)名波、大崎-金原
(浜)鈴田、隈本-山上

▽二塁打=角田(浜)

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 計20チームが参加した静岡県中学親善野球大会。決勝戦に残ったのは浜松A選抜と小笠選抜でした。

08042  決勝戦は引き締まった好ゲームとなりました。序盤は浜松A選抜・鈴田樹(開成中)、小笠選抜・名波瑛太(大須賀中)の投げ合い。両投手ともに打たせてとる投球で3回まで無失点。試合が動いたのは4回でした。浜松A選抜は3番・竹下健太(高台中)のレフト前安打、4番・角田大和(可美中)のレフトオーバーの二塁打で1死二三塁のチャンスを作り、6番・牧之瀬悠(北浜中)のタイムリーで先制します。
 1点をリードした浜松A選抜は好投の鈴田から6回に隈本秀我(高台中)がリリーフ。体全体を使ったパワフルなフォームから130キロを連発し、最後を締めました。
 この日、1日で3試合をこなして優勝した浜松A選抜。3試合ともに接戦での勝利。層の厚さに加え、今年は勝負強さが光りました。
08043  あと一歩及びませんでしたが、小笠選抜も堂々とした戦いぶりでした。決勝戦で安打を放った「4番キャッチャー」の金原武嗣(大須賀中)は間違いなく軟式県トップクラスの捕手。二塁送球が2秒を切る強肩に、フォロースルーの大きい迫力あるスイングが魅力。見れば見るほど引き込まれていきます。高校進学後も注目していきたい選手です!(編集部・栗山)

<写真上/優勝した浜松A選抜の選手とスタッフ>
<写真中/決勝戦で豪快な二塁打を放った角田大和(可美中)>
<写真下/強肩強打を披露した金原武嗣(大須賀中)>

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2022年8月 2日 (火)

【静岡県中学親善大会】蜆塚中・永原、5回参考ながら無安打無得点達成

 第39回静岡県中学親善大会が開幕しました。
 初日は裾野球場で浜松B選抜と藤枝選抜の試合を見てきました。

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 浜松B選抜は高校野球界から注目を集める左腕・永原悠大(蜆塚中)が先発。右打者の内角にズバッと決まるクロスファイヤー、そして速いスライダーを武器に2回2死から7者連続三振をマークします。打線の援護もあり、5回を投げて被安打0で参考ながら無安打無安打試合を達成。計9奪三振の圧巻の投球を披露してくれました。パワーと柔らかさを兼ね備えるハイブリッド型。この夏の中体連でチェックした際は、球が荒れることがありましたが、与えた四球は1つのみ。いい意味で力が抜けて制球も安定しました。
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 一方、敗れたものの、藤枝選抜の先発を任された秋山創大(岡部中)も期待値の高い左腕。180センチの身長から打者の手元で伸びるストレートを投げ込んでいました。まだまだ体の線が細く、粗削り。投手として完成するのは高校野球以降で遅咲きのタイプだと感じますが、スケールの大きな投手になりそうで楽しみです。(編集部・栗山)

<写真上/5回参考ながら無安打無得点試合を達成した永原悠大(蜆塚中)>
<写真下/将来性が光る秋山創大(岡部中)>

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