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2022年12月

2022年12月29日 (木)

中日ドラフト2位・村松開人の激励会が開催されました!

 中日のドラフト2位でプロ入りする村松開人(明治大)。中学時代に在籍した「島田ボーイズ」主催の激励会が本日、島田市内で開催されました。

 最初に「燃えよドラゴンズ!」をバックに入場すると、会場から大きな拍手が沸き起こりました。来賓紹介では日本少年野球連盟静岡県支部支部長の矢田正行氏が「いずれは200本安打を打ってほしい」と激励。それを受けて村松は「プロに入れましたが、ここからがスタート。2000本安打を早く達成できるように頑張ります」と冷静に挨拶しました。

12291  この日は「島田ボーイズ」出身で村松の1学年下にあたる横浜DeNAの森敬斗も出席しました。森は「いつかサムライジャパンで二遊間を組めれば」と、プロを舞台に戦えることが嬉しそうでした。

 激励会のあと、取材に応じてくれた村松は中学時代を「練習量が多く、特に冬のランニングがきつかった」と振り返り、「あらためて色々な人に応援されていると感じた」と感謝の言葉を口にしていました。年が明ければ、すぐに合同自主トレが開始。まずは開幕スタメンを勝ち取ってほしいと思います。(編集部・栗山)

島田ボーイズ・鈴木亨監督
「中学1年生のときに初めて開人を見て、バットコントロールが凄いなと思った。中学時代から練習をやり通していた。野球に対して情熱を持って取り組み、自分で道を切り開いてきた選手だと思う。プロでは1年1年が勝負。大いに暴れ回ってほしい」

<写真/森敬斗(横浜DeNA)から村松開人(明治大)に花束が手渡される>

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2022年12月23日 (金)

掛川西の大器・山本柊太が大学での飛躍を誓う!

12231 今日は掛川西のグランドへ。この夏を沸かせた3年生の山本柊太投手に会うことができました。
 身長185センチの長身から最速140キロを投げ込む剛腕投手。夏はスリークオーターの腕の位置から静岡高や日大三島相手に力投した姿が印象に残っています。
 夏以降は走り込みやウエイトトレーニングで体作りに重点を置いて鍛えてきたとのこと。体重は2~3キロ増え、現在は88キロに。今のこの体で、どんな球を投げるのか、想像しただけでワクワクしてきました。
 進学先が岐阜聖徳学園大に決まり、山本は「大学で155キロを出してエースになり、4年後にはプロに行きます」と宣言。『静岡高校野球2022夏直前号』で一緒に紹介した捕手の河原﨑琉衣選手は明治大へ。学童時代から12年間に渡って一緒にプレーした相棒とは別々の道を歩むことに。「琉衣と別になるのは寂しいですが、キャッチャーに左右されないピッチャーになっていきたいです」と力強い言葉も聞けました。
 元中日の近藤真市監督のもとでどのように覚醒するのか、楽しみしかありません!(編集部・栗山)

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2022年12月14日 (水)

「大学野球オータムフレッシュリーグ」のオンライン野球教室が開催されました!

  「第5回大学野球オータムフレッシュリーグ」のオンライン野球教室が12月10日に開催されました。今回参加したのは伊豆総合、清流館、遠江総合の3チーム。明治大・宗山塁、東京大・梅林浩大、中京大・磯貝和賢など各大学の主力選手が高校生から送られた動画を見て練習方法を伝授しました。

12141_20221214094301  僕は明治大、早稲田大が担当した伊豆総合の様子をZOOMで見学しました。質疑応答では「自分はピッチャーですがどのような気持ちで投げていますか?」という質問に対し、明治大の浅利太門は「状況を見ながら冷静に考えることが大切」とアドバイス。そして、野球教室の最後は大学生から高校生に向けて「高校生の頃から体作りをやっていたことが今に生きている」「目標を立てて、そこに向けて取り組んでほしい」といった自身の経験をもとにした貴重な話も。来年春の県大会出場を目指す伊豆総合の部員9人は目を輝かせていました。

 12142 また清流館を立教大と東京大、遠江総合を慶應義塾大、筑波大、中京大が担当しました。遠江総合・飯塚大佑監督は「選手たちが悩んでいることを解決してくれて実演までしてくれた」と感謝。早速、次の日から教わった練習方法を試している選手が多くいたそうです。(編集部・栗山)

 <写真上/オンライン野球教室で大学生の話に耳を傾ける伊豆総合の選手たち>
<写真下/明治大の宗山塁がゴロ捕球を実演する>

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2022年12月12日 (月)

「静岡少年少女野球肩肘検診」を取材しました!

 昨日はNPO法人静岡県野球協議会主催の「静岡少年少女野球肩肘検診」を取材しました。
 「静岡野球の未来を担う子供たちの野球キャリア」を目的としたイベント。2回目となる今年は静岡市民文化会館で開催され、静岡市内の小学5、6年生と中学生、約200人集まりました。

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12123  整形外科医や理学療法士による肩肘のチェックはもちろん、臼井義雄氏(元巨人トレーナー)による講義、さらには子供たちに野球の楽しさを知ってもらおうとeスポーツでの野球交流も行われました。
 参加した一人、小学6年生の奥原朝樹(静岡あけぼの野球スポーツ少年団)は大柄の選手。学童では「4番キャッチャー」として活躍し、中学は硬式のクラブチームでのプレーを考えているそうです
。この日、検診を受けて「何の問題もなく良かった」と安心していました。
12122  少年野球選手の部位別痛みの発生率は、肘が35.9パーセント、肩が21.2パーセントと上位を占めています。発起人の中江暢秀氏は「いち早く肘や肩の故障に気付いて治療し、高校になってもリタイアすることなくプレーしてほしい」と話します。静岡県野球協議会によると、同様の取り組みを県内各地で継続的に行っていきたいとのことでした。(編集部・栗山)

<写真上/参加した全選手がエコーで肘をチェックした>
<写真中/肘の可動域を計測する奥原朝樹 (静岡あけぼの野球スポーツ少年団) >
<写真下/eスポーツでの野球交流はホームラン競争で盛り上がる>

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2022年12月 5日 (月)

下田ボーイズ、県初タイトル獲得!

 ボーイズの中学3年生にとっては最後の大会となる「2022オリエンタルフーズ旗争奪3年生交流大会」の準決勝と決勝戦が4日、愛鷹球場で開催されました。

<準決勝>
菊川ボーイズ 5-4 浜松修学舎ボーイズ
下田ボーイズ 6-1 スルガボーイズ

<決勝>
下田ボーイズ 4-3 菊川ボーイズ(延長8回タイブレーク)

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 決勝戦は手に汗握る好ゲームとなりました。1対1で迎えた6回、菊川ボーイズは7番・渡辺夏叶のタイムリー二塁打などで2点を勝ち越します。一方の下田ボーイズはその裏、2番・磯谷怜皇のタイムリーなどで同点に。延長タイブレークに突入した8回、下田ボーイズが守備で一死満塁を併殺で無失点に切り抜けると、その裏、相手のミスでサヨナラ勝ちを決めました。

12054  創設11年目にして初の県タイトルを獲得した下田ボーイズ。この日、投打で躍動したのは佐野恭太郎です。準決勝ではリリーフで好投し、2本の三塁打をマーク。そのうち、一本はレフトのフェンス直撃の弾丸ライナーでした。決勝戦では先制タイムリーを含む2安打。そして7回か らマウンドに上がって愛鷹球場のスピードガンで130キロをマークしました。「このチームでプレーできるのは最後だったので嬉しい」と佐野。「高校では150キロを出して甲子園に行きたいです」と逞しい言葉を聞けました。
12052  2試合トータルで4安打を放った「2番・サード」の磯谷も高校での活躍が期待される選手。栗原陵矢(福岡ソフトバンク)のフォームを参考にしているという打撃はリストが柔らかく、胸の前まで球を引きつけてコンパクトなスイングで弾き返します。守備での肩の強さも魅力。「高校では1年からレギュラーを狙って、スター性のある選手になりたいです」。プロ野球を夢見ているそうで、将来が楽しみです。

 12053準決勝で敗れましたが、浜松修学舎ボーイズの健闘も光りました。「3番ピッチャー」で出場した佐藤塁唯は身長176センチ体重82キロの体格の良さに加え、投球の際のヒジの使い方が目を引きました。球速は120キロ台に満たないものの、まさに大器。父・二朗氏はヤクルト、ヤマハで活躍した強打者で、息子の打撃も父の現役時代を彷彿とさせる豪快さとスケール感がありました。まだまだ身長は伸びているとのこと。新たな静岡の宝として今後も追いかけていきたいです。

 準優勝の菊川ボーイズは山本暁斗が下田ボーイズの佐野と同じく130キロをマーク。スルガボーイズは先発した望月佑哉がキレのあるストレートに加え、縦に大きく曲がる変化球が良く、しなやか系の本格派右腕として高校でブレークする雰囲気を持っていました。(編集部・栗山)

<写真/上から優勝してナンバーワンポーズを作る下田ボーイズの選手たち、佐野恭太郎(下田ボーイズ)、磯谷怜皇(下田ボーイズ)、佐藤塁唯(浜松修学舎ボーイズ)>

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