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2023年2月

2023年2月27日 (月)

シニア静岡ブロック予選で見つけた注目選手

 昨日は浜松南シニアのグランドへ。南関東支部春季大会静岡ブロック予選を見てきました。
02271  第1試合は1回戦を勝ち上がった浜松南シニアと小笠浜岡シニアが激突。浜松南シニアが3対0で勝利しました。
 3回、3番・佐藤大介の先制タイムリーに続き、なおもチャンスで打席に入ったのは4番・平野優。「最初の打席で打たされていたので、自分のスイングを心掛けた」と高めのストレートを強振。第1打席の三塁ゴロを反省し、この打席ではレフトの頭上を越える貴重な2点タイムリーを放ちました。本来は投手としてマウンドに上がる平野ですが、昨年の秋、帰塁の際に右肩を亜脱臼。このオフは投げることなく、下半身のトレーニングを重点的に行ってきたそうです。「それがバッティングにも生きてきていると思う」と好調な打撃を買われて、中学では初めての4番に座り、結果を残しました。
02272_20230227193601  一方の小笠浜岡シニアは「3番ショート」の山﨑星和が2安打(二塁打1本)の活躍。打っても守っても形が良く、野球センスを感じました。また、2番手で登板した左腕・鈴木海斗もインパクトを残しました。キレのあるストレートをポンポンと低めに決め、ストライク先行の投球。相手打線を苦しめていました。
 続く2試合(敗者復活戦)は藤枝明誠シニアが伊豆市シニアをコールドで下しました。藤枝明誠シニアの「1番ショート」の青木豊翔の安定感のある守備、伊豆市シニアの「1番キャッチャー」の杉本陽飛の力強いスイングが印象に残りました。(編集部・栗山)

<写真上/平野優(浜松南シニア)>
<写真下/山崎星和(小笠浜岡シニア)> 

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2023年2月25日 (土)

【静岡県中学選抜野球大会】菊川東中がベスト8へ!

 「しんきんカップ静岡県中学選抜野球大会」の3日目。2回戦の8試合が行われ、ベスト8が決まりました。

02252  浜岡球場の第1試合は、菊川東中と
島田一・二中が対決。菊川東中の左腕・石田惠大に注目しました。ヒジをコンパクトに柔らかく使って、体に巻き付きながらリリースされます。キレのあるストレートを武器に5回途中まで投げて1失点。フォームが常に安定しているので、大崩れすることがないです。球数が制限の100球となり、続いてマウンドに上がったのが右腕・中野蒼真。中学から本格的に野球を始め、公式戦で投げるのは今大会が初めてとのことで、まだ荒削りな面はありますが、力強いストレートが光っていました。
 6対2で勝利し、ベスト8進出を決めた菊川東中。青嶋翔太監督のもと、走攻守の全てでスキのない野球が印象的でした。
 
02251  その後、初戦で9三振の活躍を見せた吉原北中の山島一馬を見たくて島田球場へ。身長180センチを超える大型右腕です。今日はストライクとボールがはっきりとしていた感じですが、指にかかったときには低めにズドンときます。相手の対島・門野中の選手たちは、バットを短く持って対策していましたが、その中でもストレートで空振りを奪う場面もありました。打ってもすごかったです。レフト方向への特大ファウルに、ワンバウンドで外野のフェンスを越えるエンタイトルツーベースも。体のエンジンが大きく、持っているパワーが違います。試合は負けてしまいましたが、今後が楽しみです!(編集部・栗山)

<写真上/石田惠大(菊川東中)>
<写真下/山島一馬(吉原北中)>

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2023年2月23日 (木)

【静岡県中学選抜野球大会】曳馬中・古岡都暉が投打で活躍!

 「しんきんカップ静岡県中学選抜野球大会」の2日目。今日は焼津球場で3試合を取材しました。
02231  一番のお目当ては第3試合で登場した豊田南中の183センチ左腕・柴田侑風です。下級生時から噂で耳にしていたのですが、実際に見るのは今日が初めて。投球練習から目が釘付けとなりました。3回まで走者を出しながらも無失点に。「ここぞ」の場面で投げる力強いストレートにゾクゾクとしました。 体格の良さはもちろん、魅力は腕のしなり。4回にバランスを崩したようで、4四球を許して降板しましたが、これだけのスケール感のある選手はなかなかお目にかかることはできないです。
02232  その豊田南中を破って2回戦に駒を進めたのが対島・門野中。1年生エースの田代一朗
7回途中まで無失点の好投を見せました。永田守人監督が「体の使い方が上手く抜群の野球センスがある」と評する右腕。バランスのいいフォームから、カーブ、チェンジアップを絡ませながら、上手く相手を抑えていました。今の身長は相手の柴田より、30センチ以上も低い148センチ。これから大きくなっていったときに、どんな選手になるのか楽しみです。試合後は「次もチームが勝てるピッチングをしたい」と頼もしかったです。

02233  第2試合は曳馬中の古岡都暉が投打で活躍しました。初回は少し制球に苦しみましたが、2回から「リリースポイントを修正した」とほぼ完ぺきな投球で4回を無安打。スリークオーター気味の角度からの伸びのあるストレートが印象的でした。
打っては2回に先制のランニング本塁打を放ちました。
 父の基紀氏は京都成章時代にセンバツで準優勝。中央大、ヤマハでも活躍したレジェンドです。家では下半身を使い方について助言を受けているそうで、右と左で違いますが、父譲りの躍動感のあるフォームでした。体の線が細く、これからまだまだ伸びていきそうです。
 また、第1試合では三島南・錦田中の左腕・土屋壮平が東海大静岡翔洋中打線を苦しめました。初回に県屈指の強打者・伏見響にセンター前安打を浴びるも、そこから三者連続三振。低い重心から浮き上がるようなストレートを投げ込んでいました。敗れはしましたが、これからの成長を見守っていきたい選手です。

<写真/上から柴田侑風(豊田南中)、田代一朗(対島・門野中 )、 古岡都暉(曳馬中)>

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2023年2月22日 (水)

オープン戦 朝日大vs静岡大

 今日は草薙球場で行われた朝日大と静岡大のオープン戦へ。全国的に寒い一日になりましたが、ポカポカ陽気の草薙球場だけは別世界でした!

 2年連続の全日本大学選手権出場を狙う静岡大の今季オープン戦の初戦。プロも注目するスラッガー・佐藤啓介(新4年)は「3番セカンド」で出場しました。相手がかなり警戒し、外野手がフェンス手前まで下がる中、4回の第2打席でライト前安打。驚いたのはセカンドゴロに倒れた第3打席。インパクトの瞬間にバットが真っ二つに折れ、その片方が一塁側のスタンドまで飛んでいきました。恐るべき怪力。今年はどこまで打つのか、ますます楽しみになりました。
02221_20230222204701  「5番センター」の荒井瑞紀(新4年)も印象に残りました。第1打席でセンターへクリーンヒット。その後はヒットこそ出ませんでしたが、シャープにバットが振れていて打球の質が良かったです。静岡東時代はどちらかというと守備のイメージが強かった荒井。今は体の土台が出来上がり、スイングスピードがあります。もともと内野手だった荒井がセンターにかちっとハマると、チーム力が一気に上がると思います。
02222_20230222204701  一方、朝日大は御殿場西出身の末吉剛大(新4年)が「4番レフト」で登場。こちらも第1打席でセンター前安打。昨年から4番に座っている強打者で、打席での雰囲気がありました。持ち味のパンチ力を生かしてリーグ戦でも大暴れしてほしいです!(編集部・栗山)

<写真上/荒井瑞紀(静岡大)>
<写真下/末吉剛大(御殿場西)>

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2023年2月21日 (火)

『静岡高校野球2023春号』の取り扱い書店についてのご案内

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 『静岡高校野球2023春号』が明日発売となります。今回は、以下の県内計106店舗の書店さんで扱っていただけることになりました。また、東京の書泉グランデ、Amazon(少し発売が遅くなります)でも発売します。静岡の野球がより楽しめる一冊です。ぜひ、手に取って読んでいただると嬉しいです!

<東部地区>
富士江崎書店/戸田書店富士店/戸田書店富士宮店/谷島屋富士店/谷島屋富士宮店/大垣書店イオンモール富士宮店/未来屋書店富士南店/あおい書店富士店/えみたすアピタ富士吉原店/TSUTAYA本吉原店/ひまわりBOOKS函南店/ひまわりBOOKS御殿場店/マルサン書店駅北店/TSUTAYAすみや三島店/BOOKSランケイ社/TSUTAYA沼津学園通り店/文教堂大仁店/TSUTAYA御殿場店/くまざわ書店三島店/谷島屋書店ららぽーと沼津店/三島ブックセンター/焼津谷島屋アピタ大仁店/えみたすピアゴ香貫店/サガミヤ広野店/くまざわ書店沼津アントレ店/長倉書店サントムーン店/マルサン書店サントムーン店/岩上書店/TSUTAYA函南店/文盛堂書店

<中部地区>
島田書店花みずき店/戸田書店藤枝東店/藤枝江崎書店駅南店/TSUTAYA藤枝瀬戸新屋店/TSUTAYA相良店/えみたす焼津店/焼津谷島屋登呂田店/焼津谷島屋アピタ島田店/焼津谷島屋吉田/佐塚書店栄町店/TSUTAYAグランリバー大井川店/未来屋書店焼津店/藤枝江崎書店BIVI店/MARUZENジュンク堂新静岡店/静岡谷島屋新流通店/吉見書店長田店/谷島屋書店パルシェ店/TSUTAYAすみや静岡本店/えみたすアピタ静岡店/TSUTAYA静岡西脇店/蔦屋書店静岡平和町店/吉見書店竜南店/谷島屋マークイズ静岡店/江崎書店イトーヨーカドー静岡店/柏屋書店/TSUTAYA清水辻店/TSUTAYA清水春日店/江崎書店ベイドリーム清水店/未来屋書店/大和文庫不二見店/戸田書店江尻台店/大和文庫本店/シミズブックス/万栄堂本店

<西部地区>
アマノ三方原店/谷島屋本沢合店/谷島屋三方原店/ジャンボTSUTAYA浜松中央店/精文館書店領家店/アマノ有玉店/TSUTAYA佐鳴台店/アマノ入野店/JACK/谷島屋浜松本店/未来屋書店浜松市野店/明屋書店渡瀬店/谷島屋サンストリート浜北店/えみたすアピタ浜北店/谷島屋イオンモール浜松店/アマノ書店高丘店/明屋書店イケヤ高丘店/アマノ布橋/明屋書店イケヤ湖西店/豊文堂(三ケ日)/天竜谷島屋(二俣)/本の王国ザザシティ浜松店/ブックセンター豊文堂豊岡店/ブックスかわむら/ぶっくす三峰下石田本店/谷島屋連尺店/谷島屋浜松医大病院売店/戸田書店リブレ菊川店/宮脇書店掛川店/明屋書店掛川西郷/谷島屋書店磐田店/江崎書店袋井店/TSUTAYA袋井国本店/宮脇書店磐田浅羽店/谷島屋ららぽーと磐田店/精文館書店豊田町店/谷島屋アピタ磐田店/高久書店/菊川佐塚書店/未来屋書店袋井店/明屋書店イケヤ磐田東店/三原屋書店中央店

<関東地区>
東京神保町・書泉グランデ https://www.shosen.co.jp/

<Amazon>
https://onl.la/SaJQAg5
※Amazon では発売が少し遅れ、2月28日の予定になっています。

★「静岡高校野球2023春号」の目次はこちらになります。
http://tsukasa-baseball.cocolog-shizuoka.com/blog/2023/02/post-e40898.html

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2023年2月18日 (土)

【静岡県中学選抜野球大会】浜名中の注目左腕・笈田が好投!

 2年ぶりの開催となる「しんきんカップ静岡県中学選抜野球大会」が本日開幕しました。

02181_20230218200901  浜岡球場では2試合ともに好ゲームが繰り広げられました。
 まず、第1試合は吉田中が初回に挙げた1点を右腕の加藤大翔が守り抜いて、1対0で勝利しました。
 安定感のあるバランスのいいフォームからキレのあるストレートを投げ込んだ加藤。体全体が柔らかく、ボールを打者寄りで離せるのが特徴的。腕がしなって振りも強かったです。一方、桜が丘中の平出聖波も2回以降は無失点に。タテのスライダーが良かったです。
 
02182_20230218200901 続く第2試合も好ゲームとなりました。浜名中の先発は笈田亮平。三ヶ日中の井口陽向と並び、今大会注目のサウスポーとして名前の挙がっている逸材です。笈田は初回、「0点に抑えて流れを持ってきたかった」と、いきなり2三振を奪って大きくガッツポーズ。チームを盛り上げます。するとその裏、先頭の甲斐竜空珀が三塁打で作ったチャンスに、軽くレフト前にタイムリーを放って自ら先制点を叩き出します。
 浜名中は5回にミスから2点を許したものの、6回に逆転に成功。笈田は「終盤になっても疲れることはなかった」と、最後まで腕を振って9奪三振で完投しました。「ここで満足することなく、次も全員で集中して勝っていきたいです」。右足一本で立って際の姿が美しく、まさに本格派左腕。体全体を見るとまだまだ華奢。それでもストレートと変化球のコンビネーションで三振の山を築きました。
 また、この試合、「1番ショート」の甲斐の活躍も光りました。川島元彦監督が「あのプレーが大きかった」と話すのが4回無死満塁のピンチの場面。ショートゴロを落ち着いてさばき、本塁へ好送球して封殺。一歩目の出足が早く、肩も強い。洗練された選手の印象を受けました。
 笈田と投げ合った長田南中の河口碧も将来が楽しみ。剛腕タイプで球威があります。投げるだけでなく、牽制の上手さも光っていました。(編集部・栗山)

<写真上/完封を飾った加藤大翔(吉田中)>
<写真下/最後の打者から三振を奪って喜ぶ笈田亮平(浜名中)>

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2023年2月16日 (木)

静岡裾野シニア、全国制覇に向けて!

 3月26日開幕の「シニア全国選抜野球大会」(大阪で開催)の出場チームと組み合わせが決まりました。
 県内からは静岡裾野シニアと浜松南シニアの出場が決定しました。まずは昨秋の関東大会を制し、優勝候補に挙がっている静岡裾野シニアを取材しました。

02161

 全国から強豪チームが県内に集まった2月4日、5日の「スプリングキャンプマッチIN静岡」では3勝1分け。主将の杉山育夢は「まだチームがムラがあるので、スキをなくように冬の間に足りないものを補ってきました」と話し、調整が順調に進んでいるようでした。

02162  全国大会は決勝まで5連戦。秋は左腕の宮澤和聖、右腕の伊藤漣が投手陣の中心となってきましたが、そこに新たに加わりそうなのが、大型右腕の古屋煌翔。本来は「1番センター」で出場し、バットがよく振れる強打者です。地肩が強く、ポテンシャルの高さがあることから、もともと佐藤裕徳監督はピッチャーとして考えていたとのこと。ただ、ボールが暴れてしまうため、外野で起用しながらスローイングの感覚を養わせてきたそうです。
 今年に入って投手として投げだすと昨年までと見違えるほど制球が安定。佐藤監督は「投げられるピッチャーが一人加わってくれるのは大きい」と期待している様子でした。
 「スプリングキャンプマッチIN静岡」で投げる姿を見ましたが、体のエンジンが大きくパワーピッチャータイプ。角度があって、指にかかったときの勢いは凄まじかったです。

 目標の全国制覇に向けてチームの底上げを図ってきた静岡裾野シニア。杉山は「秋に出ていなかった選手を含め、戦力的にもアップしています」と充実感をにじませ、大会に臨みます。(編集部・栗山) 

<写真上/全国優勝を狙う静岡裾野シニアの選手たち>
<写真下/剛腕タイプの古屋煌翔(静岡裾野シニア)>

★第29回日本リトルシニア全国選抜野球大会の組合せはこちら→https://www.littlesenior.org/shop/tournament/file/1457/3.pdf

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2023年2月14日 (火)

「静岡高校野球2023春号」の内容のご紹介!

02151 「静岡高校野球2023春号」
2月22日発売予定
48ページ/定価650円

 『静岡高校野球2023春号』の入稿作業が終わりました! あとは印刷を待つだけです。県内の書店では2月22日発売、Amazonでは2月28日頃の発売を予定します。
 今日はその内容を少し紹介させて下さい。今年の静岡は鈴木叶(常葉大菊川)を筆頭に注目キャッチャーが目白押し! 「勝つチームには必ず良いキャッチャーがいる」という話もよく聞きます。そこで今回はキャッチャーをテーマに特集を組んでみました。高校生はもちろん、静岡県関連の大学生や社会人選手、OBのもとを訪ね、
キャッチャーの奥深さ、難しさなどを聞いてきました。取材を通し、勉強になることばかりでした。
 さらに2023年編集部の各カテゴリー別のオススメ注目選手、5年ぶりにセンバツ出場する常葉大菊川の主要メンバーの紹介。東京大の主将に就任した梅林浩大のインタビューなど、静岡の野球ネタを丸ごと詰め込みました!

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静岡高校野球2023春号
CONTENTS

2023Pick UP Player

寺下颯真(藤枝明誠)
岡村シルバー魁人(静岡学園)
齋藤來音(慶応義塾大)
石田裕太郎(中央大)
徳久遼(愛知東邦大)
相羽寛太(ヤマハ)

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2023春静岡注目選手名鑑

高校生/新高校1年生/中学生&新中学1年生/静岡リーグ&県内社会人/全国

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特集
強いチームを作るために!
キャッチャーを極める。

2023有望キャッチャーの決意表明

鈴木叶(常葉大菊川)
野田優磨(日大三島)
米倉輝(東海大静岡翔洋)
藤田圭佑(静岡商)
石川昊(駿河総合)
鈴木春翔(浜松修学舎)

牛場友哉(常葉橘出身/JR東海)
社会人で活躍する頭脳派捕手
「ベストでなくてもベターでいい」

牛場の恩師・下山秀樹が明かすキャッチャー虎の巻
「野球観、勝負勘、ゲーム感をモノにせよ」

【卒業生キャッチャー対談】
榛村元気(掛川東→岐阜聖徳学園大)
   ×
河原﨑琉衣(掛川西→明治大)

「次は神宮で会おう!」

西川勇人(浜名OB)
真摯に向き合った捕手人生
「野球へ恩返しを」

斎藤朝陽(島田商OB) 
恐怖の1番打者と対峙した日
「奈良間を封じろ!」

安竹俊喜(静岡大・新3年)
公式戦出場1試合の男が大学でブレーク
「強い気持ちを持って守り抜く」

吉田哉太(静岡大・新4年)
キャッチャーから転向したサイド右腕

学童野球リトルジャイアンツ・長谷川記一監督が教える基礎の基礎
「キャッチャーって、とっても得なポジションだね」

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16年ぶりの全国制覇を目指して!   
常葉大菊川名鑑 

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静岡を巣立つ球児
植松麟之介(三島南→中京大)
牧野龍之介(浜松西→武蔵大)

[東京大の主将に就任]
アスリートになった梅林浩大(静岡高出身)
「野球界にセンセーションを起こす」

[静岡リーグに現れた新星]
池田翔/見目大弥/渡邉笑生(静岡産業大)
「俺たちのルーキーイヤー」

2023年 大学生選手のネクストステージ
鈴木翔也(関西学院大→三菱自動車岡崎)
西村竜馬(岐阜協立大→焼津マリーンズ)

[注目中学チームレポート]
富士シニア
「本気を大切に」

[惜別球人インタビュー]
小澤拓馬(日大三島・日大国際関係学部出身)
「最後はやり切りました」

静岡野球2023カレンダー

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2023年2月10日 (金)

三島北・澤侑利が東海大静岡キャンパスへ!

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夏の大会で好投した澤

 昨夏の県大会で初戦から準々決勝までの5試合を一人で投げ抜き、三島北を創部初のベスト8に導いた澤侑利。進学先は東海大静岡キャンパスに決まりました。明日11日の入寮を前に意気込みを伺ってきました。

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 三島北は自校での練習スペースが限られています。その中で澤は高校入学後、白鳥真利前監督が手作りで作ったというブルペンで制球を磨いてきました。「この限られている環境の中で、自分で考えてやる力がつきました」。ブルペンでの投げ込みは5球のうち、「ボール2つ分外れることはオッケー」として、4球までを狙ったところに収めることを自分に課してきたそうです。それを黙々と繰り返すことで、抜群の制球力を身につけ、最後の夏の活躍につなげました。

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大学に向けてトレーニングを積んできた澤

 夏の大会後は体重が7キロアップ。東京六大学リーグやプロ野球の試合を見る中で、自分に足りないのは体力面だと考え、筋力トレーニングと食事に力を注いだとのこと。半年間で下半身を中心に一回り大きくなった印象です。「今までは技巧派と言われてきましたが、今度は本格派と言われたいです」。
 数日前にキャッチボールしたところ、「軽く投げても球が走っている感覚があった」と、手応えを感じている様子。高校の最速131キロから、「大学では150キロを目指します」と力強い宣言も聞くことができました。 
 三島北の小林和樹監督も「まだこれから伸びる」と期待する左腕。進学する東海大静岡キャンパスは、同じ左腕の宮原駿介(2年)が昨年147キロをマークしています。澤も可能性は十分。もちろん球速だけでなく、持ち味のコントロールを生かして勝てる投球を目指していきます。「大学野球と言えば神宮だと思うので、そこで投げて完封したいです」。「公立校の星」と呼ばれた左腕のデビューが今から楽しみです!(編集部・栗山)

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◆澤侑利(さわ・ゆきと)
2004年9月8日生まれ、静岡県御殿場市出身。小学2年時に「神山少年野球クラブ」で野球を始める。富士岡中時代は「沼津ヤング」に所属。高校1年夏からベンチ入り。3年夏はエースでベスト8進出に貢献した。174cm72kg、左投左打。

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2023年2月 8日 (水)

『静岡高校野球2023春号』の表紙が完成しました!

02081  いよいよ、球春到来! オフの期間に取材や編集作業を行ってきた『静岡高校野球2023春号』の表紙が完成しました。表紙は10年ぶりのセンバツ出場を決めた常葉大菊川の4選手です。今回もカメラマンの山下大輔さん(富士市在住)にかっこよく爽やかに撮影してもらいました。
 中心に座ってもらったのが鈴木叶。プロ注目の強肩キャッチャーです。今年は鈴木を筆頭に、県内に楽しみなキャッチャーがひしめいています。これだけ人材豊富なのは稀! ということで思い切って「キャッチャー」で特集を組んでみました。県内注目キャッチャーのインタビューに加え、キャッチャー視点で静岡の野球をマニアックに掘り下げています。
02082  県内の書店では2月22日に発売予定です。現在、編集部では校正の真っ最中。目次や詳しい内容は来週中にアップします。もう少々お待ちください!

販売問い合わせ
しずおかオンライン
電話 054-275-3335/FAX 054-275-1301
http://www.esz.co.jp

<写真/表紙撮影の様子。常葉大菊川のグランドは強風で有名ですが、当日は晴天に恵まれました>

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2023年2月 6日 (月)

山梨学院・若松奏弥が皇學館大で飛躍を誓う!

02061  先日、静岡市出身で「富士シニア」でプレーした若松奏弥に会ってきました。

 中学時代に東京ドームで132キロを計測して注目を浴び、「小さい頃からの夢だった甲子園への思いが強かった」と山梨学院に入学。ただ、1学年で投手が10人以上いたという層の厚さに加え、右肩の故障に苦しみ、公式戦では登板する機会がありませんでした。それでも3年春のセンバツではベンチ入り。「高校で投げることはできませんでしたが、野球の細かさを学び、甲子園を経験できたことは自分の野球人生においてプラスになると思います」と後悔はありません。
02062  3年夏の引退後は上のステージに向けて、もう一度、フォームをじっくりと見つめ直してきたそうです。進学先は三重リーグに所属する皇學館大。「チームメートだった榎谷(礼央)や山田(悠希)に負けなくないです」と同じ静岡県出身選手でライバルとしてしのぎを削った2人と、全国の舞台で勝負できる日を夢見ています。「コントロールは自信があるので、ゲームを作るピッチャーになることはもちろん、球速を150キロまで上げていきたいです」。目標は全国大会に出場し、4年後のプロ入り。自らの可能性を信じ、今度は伊勢の地で腕を磨きます。

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◆若松奏弥(わかまつ・そうや)
2004年12月26日生まれ、静岡県静岡市出身。「入江スワローズ野球スポーツ少年団」で野球を始め、清水第八中時代は「富士シニア」に在籍。3年時には南関東選抜に選ばれた。山梨学院大では3年春のセンバツでベンチ入り。卒業後は皇學館大に進学する。175cm76cm、右投右打。

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2023年2月 2日 (木)

ヤマハの新人会見が行われました!

 本年度のヤマハ野球部新規加入予定選手の発表会見が本日行われました。
 まず投手は東北福祉大から2選手が加入。有本雄大は大学3年春の大学選手権で152キロを計測。変化球を交えながら、三振の山を築きます。佐藤大善は長身のサイド左腕。大学での登板数は少ないですが、独特の角度が魅力で先発はもちろん、中継ぎやワンポイントでも期待されます。宮崎竜成は強打の内野手。母の千佳さんはアトランタ五輪のソフトボール日本代表で、自身は高校時代に甲子園を2度経験。立命館大ではリーグ屈指のスラッガーとしてドラフト候補にも挙がっていました。舟久保秀稔は50m走5秒9で走るなど身体能力が抜群。スピードを生かした思い切ったプレーが持ち味です。
 4選手ともに特徴があって楽しみ。早く実戦でのプレーが見たいです!

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<写真/左から有本雄大、佐藤大善、宮崎竜成 、舟久保秀稔>

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◆有本雄大(投手/176cm80kg/右投右打/おかやま山陽~東北福祉大)

本人のコメント
「思い切り腕を振って、1年目からチームの力になりたいです。持ち味は強い真っすぐです」

◆佐藤大善(投手/188cm83kg/左投左打/駒大苫小牧~東北福祉大)

本人のコメント
「1年目から即戦力として投げていきたいです。ヤマハを代表するスターを目指していきます」

◆宮崎竜成(内野手/173cm85kg/右投左打/創志学園~立命館大)

本人のコメント
「都市対抗優勝に貢献していきたいです。走攻守の全てを見てもらいたいです」

◆舟久保秀稔(内野手/173cm86kg/右投左打/甲府工~東京国際大)

本人のコメント
「チームの日本一に貢献していきたいです。1番センターを狙っていきます」

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