春季東部地区大会1日目(3月21日)~愛鷹球場レポート
高校野球の東海地区春季県地区大会が昨日、開幕しました。いち早くスタートした東部地区。桐陽と下田が2回戦進出を決めました。
<愛鷹球場>
桐陽 10-0 御殿場(5回コールド)
下田 3-1 富士宮西
第1試合は桐陽の先発・野極工平(新3年)が5回無安打無失点。2回の三者連続を含む、10三振を奪う好投を見せました。柔らかい肩関節を生かした鋭い腕の振りが特徴的。自己最速の131キロをマークしたストレートに、「カットボールでカウントをとれたことが大きかった」と変化球も冴えて、三振の山を築きました。昨秋は地区大会の初戦で敗退した桐陽。その試合でも野極は先発していましたが、新型コロナウイルスによる練習不足もあって本来の投球ができず。大量失点でマウンドを降りました。その悔しさを忘れることなく、この冬はとにかく走り込んで下半身を強化してきたそうです。
敗れはしましたが、御殿場の長身右腕・河内陽太(新3年)はピッチャーらしい体型から角度のある球を投げていて、将来が楽しみです。
続く第2試合は下田が序盤に挙げた3点を守り抜きました。左腕の伊藤蓮(新3年)が9回を投げ切り、1失点完投。伸びのあるストレートで打者を仕留めました。打線で光っていたのは「3番セカンド」の渡邉陽色(新3年)。先制点につながるライトオーバーの三塁打を放つなど2安打の活躍でした。小柄ですが、それを感じない体の軸をクルッと回転する力強いスイング。守備も安定感があり、打って守れる二塁手です。(編集部・栗山)
<写真上から野極工平(桐陽)、渡邉陽色 (下田)>
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