【春季高校野球】常葉大菊川が強豪対決を制す!
センバツに出場した常葉大菊川の初戦。静清を相手に2対0で勝利しました。 両チーム無得点で迎えた7回、常葉大菊川は佐藤稜太のタイムリーなどで2点を先制。投げては内藤大輝が低めを丁寧につく安定感のある投球で公式戦初完封を飾りました。球速数字はまだ出ていませんが、しっかりとリリースでボールを叩くことができる投手。50m走は6秒0で駆け抜ける身体能力があるだけに、今後の球速アップが見込めます。大学で体を作っていけば、面白い存在になるのではないしょうか。
プロ注目の鈴木叶はNPB7球団のスカウトが見守る中、成長した姿を見せてくれました。第1打席はレフト前安打のあと、すかさず盗塁に成功。7回にもレフト前安打を放ち3打数2安打。守っては、3回無死一塁の場面で、強肩ぶりを発揮。一塁走者を捕殺して、内藤を援護しました。センバツ、日本代表候補合宿を経て、グランド上での顔つきが昨秋とは変わった印象。試合前のシートノックから「俺がやるんだ」という気持ちが前面に出て、ものすごく自信をつけている感じを受けました。
続く第2試合は浜松開誠館が11対2でコールド勝ちしました。先発の近藤愛斗はプロのスピードガンで146キロを計測。コンスタントに140キロを超える球を投げることができていました。今年の県内では間違いなく上位にランクされる投手です。(編集部・栗山)
<写真/公式戦初完封を飾った内藤大輔(常葉大菊川)>