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2023年6月

2023年6月29日 (木)

ヤマハが黒獅子旗獲得に向けて好スタート!

 5年連続44度目の都市対抗本大会出場を決めたヤマハ。補強選手も合流し、昨日は予選後、初めてとなるオープン戦を行いました。
 同じく本大会に出場する東海理化相手に16対2で勝利。圧巻の打撃力でした。初回に1番・秋利雄佑、2回・前野幹博の連続本塁打でスタート。2回以降も毎回のように単打と長打を積み重ねていきました。本大会に出場する32チームの中で、破格力のある打線はトップクラスでしょう。

 なかでもこの日、光っていたのが舟久保秀稔。予選では全試合スタメン出場し、第2代表獲得に貢献したルーキーです。「8番ライト」で出場すると、第1打席はセンター前安打、第2打席はライト前安打、そして3打席目は東京国際大時代の先輩にあたる重川恵詩から左中間に本塁打を放ちました。逆方向に持っていった一発。舟久保の好調時はセンターからレフト方向にライナー性の強い打球が飛ぶのですが、まさにそんな一撃でした。
 ただ、本塁打が出ても全く笑顔はありません。「毎試合1本をイメージして、オープン戦で結果を残していくだけです」と話す舟久保。野球人生で初めての全国の舞台に向けて、必死さが伝わってきました。

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 また、プロ注目の相羽寛太は9回の1イニングのみ守備につきました。予選は故障で欠場して心配していましたが、十分に動ける感じ。華麗な守備を東京ドームで見たいです。

06292_20230629173101  一方、東海理化には、JR東海から補強で選ばれた平野英丸(静岡高出身)の姿がありました。まだ合流3日目。この日の自チームのユニホームで出場しました。3番打者を任されて、第3打席にセンター前安打を記録。前日のオープン戦では無安打に終わっていたそうで試合後は胸をなでおろしていました。「ドームでは楽しんでプレーしたい」と平野。持ち味の勝負強さを発揮してほしいです。(編集部・栗山)

<写真上/ 本塁打を放ち長谷川雄一コーチとハイタッチする舟久保秀稔(ヤマハ)>
<写真下/東海理化の補強選手としてプレーする平野英丸(JR東海)>

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2023年6月25日 (日)

【高校野球静岡大会】組み合わせが決まる!

 高校野球の静岡大会の組み合わせが本日、静岡市の清水マリナートで行われました。

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 第1シードの加藤学園は桐陽と三島北の勝者と対戦。太田侑希主将は「相手どうこうではなく、自分たちのやるべきことをしっかりとやっていきたい」と気を引き締めていました。今日の練習試合では昨夏甲子園出場の國學院大栃木と対戦して6対2で勝利。春からさらにレベルアップした姿を見せてくれそうです。
 また、春夏連続甲子園出場を狙う常葉大菊川は駿河総合と袋井の勝者と対戦。昨日の練習試合では、春の神奈川準優勝の相洋を相手に2連勝を飾り、こちらも夏に向けて状態を上げている様子です。相洋戦ではエース左腕の久保綾哉が好投。平出奏翔主将が「今年1番の出来だったと思います」と話すくらい良い投球だったそうです。さらに島田商対静岡学園など、1回戦から注目カード目白押し。目が離せません!
 なお7月2日の開会式での選手宣誓は、沼津工の中山眞聖主将が務めることが決まりました。(編集部・栗山)

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2023年6月24日 (土)

静岡を沸かせた稲垣&久保田が同じチームでプレー!

 いよいよ明日は夏の高校野球の抽選会となります。どんな組み合わせになるのか、今からドキドキしています。
 そんな静岡の夏をかつて沸かせた2投手が今、「浜松いわた信用金庫 」でプレーしているということで、今日は軟式の「天皇賜杯第78回全日本軟式野球ENEOSトーナメント静岡県大会」を見てきました。
 袋井出身の稲垣淳之介と藤枝明誠出身の久保田蒼布。稲垣は2016年の県準優勝投手、久保田は2017年の県優勝投手で、ともに『静岡高校野球』の「監督が選ぶベストプレーヤー」第1位を獲得しています。

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 今日の3回戦。久保田が「良工舎山本鋼業株式会社」を相手に2失点完投勝利を飾りました。専修大卒業後、関東の企業に就職しましたが、「もう一度野球をやりたくて」と、地元に戻って今年4月に入社したばかり。久保田と言えば、サイドスローのイメージがありますが、今は本人曰くスリークオーターの位置。ほぼオーバーといってもいいと思います。ブランクをものともせず、今日が入社初となる完投。軟式のボールにも馴染めているそうで、今後の活躍が楽しみです。 
06242  一方の稲垣は肩痛のために野手に専念。3回戦に続いて行われた4回戦は途中から一塁の守備につきました。AGCテクノグラスに対し、3対1で迎えた9回裏に3点を失ってサヨナラ負け。自らの失策が絡んでの負けに、試合後は悔しそうな表情を浮かべていました。ケガを治し、今度は投げる姿を見たいです。
 「浜松いわた信用金庫」は今年、浜松工時代にスラッガーとして鳴らした深津優心も中央大を経て入社。4番打者として元気な姿を見せてくれました。(編集部・栗山)

<写真上/左から久保田蒼布、稲垣淳之介(浜松いわた信用金庫)>
<写真下/深津優心(浜松いわた信用金庫)>

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2023年6月20日 (火)

『静岡高校野球2023夏直前号』の取り扱い書店についてのご案内

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 『静岡高校野球2023夏直前号』が明日(21日)発売となります。今回は、以下の県内計105店舗の書店さんで扱っていただけることになりました。また、東京の書泉グランデでも発売します。
 25日はいよいよ組み合わせ
抽選会。ぜひ書店でチェックしていただけると嬉しいです!

<東部地区>
戸田書店富士店/戸田書店富士宮店/谷島屋富士店/谷島屋富士宮店/富士江崎書店/大垣書店イオンモール富士宮店/あおい書店富士店/えみたすアピタ富士吉原店/未来屋書店富士南店/TSUTAYA本吉原店/BOOKSランケイ社/ひまわりBOOKS函南店/ひまわりBOOKS御殿場店/TSUTAYA御殿場店/TSUTAYAすみや三島店/マルサン書店駅北店/三島ブックセンター/くまざわ書店三島店/文教堂大仁店/谷島屋店ららぽーと沼津店/サガミヤ広野店/くまざわ書店沼津アントレ店/焼津谷島屋アピタ大仁店/長倉書店サントムーン店/えみたすピアゴ香貫店/マルサン書店サントムーン店/文盛堂書店/TSUTAYA函南店/岩上書店                

<中部地区>
えみたす焼津店/島田書店花みずき店/戸田書店藤枝東店/焼津谷島屋登呂田店/TSUTAYA藤枝瀬戸新屋店/藤枝江崎書店駅南店/TSUTAYA相良店/焼津谷島屋アピタ島田店/TSUTAYAグランリバー大井川店/未来屋書店焼津店/佐塚書店栄町店/焼津谷島屋吉田店/藤枝江崎書店BIVI店/ますだや書店/吉見書店長田店/静岡谷島屋新流通店/蔦屋書店静岡平和町店/MARUZENジュンク堂新静岡店/谷島屋書店パルシェ店/TSUTAYAすみや静岡本店/吉見書店竜南店/えみたすアピタ静岡店/谷島屋マークイズ静岡店/TSUTAYA静岡西脇店/柏屋書店/江崎書店イトーヨーカドー静岡店/TSUTAYA清水辻店/戸田書店江尻台店/江崎書店ベイドリーム清水店/大和文庫不二見店/未来屋書店/万栄堂本店/大和文庫本店/シミズブックス             

<西部地区>
アマノ三方原店/谷島屋三方原店/谷島屋サンストリート浜北店/谷島屋本沢合店/アマノ有玉店/ジャンボTSUTAYA浜松中央店/JACK/明屋書店渡瀬店/アマノ入野店/TSUTAYA佐鳴台店/谷島屋浜松本店/未来屋書店浜松市野店/精文館書店領家店/明屋書店イケヤ湖西店/えみたすアピタ浜北店/谷島屋イオンモール浜松店/アマノ布橋店/豊文堂(三ケ日)/アマノ書店高丘店/明屋書店イケヤ高丘店/天竜谷島屋(二俣)/ブックスかわむら/ブックセンター豊文堂豊岡店/谷島屋連尺店/ぶっくす三峰下石田本店/谷島屋医大病院売店/本の王国ザザシティ浜松店/戸田書店リブレ菊川店/宮脇書店掛川店/明屋書店掛川西郷店/TSUTAYA袋井国本店/江崎書店袋井店/宮脇書店磐田浅羽店/谷島屋書店磐田店/高久書店/精文館書店豊田町店/谷島屋ららぽーと磐田店/谷島屋アピタ磐田店/未来屋書店袋井店/明屋書店イケヤ磐田東店/三原屋書店中央店/菊川佐塚書店              

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2023年6月17日 (土)

富士ボーイズが今チーム公式戦初勝利!

 ボーイズリーグの夏の大会。全国大会出場をかけた日本少年野球連盟選手権大会静岡県支部予選が本日、開幕しました。
06171_20230617182101  菊川球場の第3試合では、富士ボーイズが大井川ボーイズを1対0で下しました。富士ボーイズにとっては、今チームになってから公式戦初勝利です。立役者となったのは完封を飾った小林然。「打たせてとり、チームの攻撃につなげたかった」と、右オーバーからテンポ良く、大井川ボーイズの打線を抑えていきました。最大のピンチは6回。2死一三塁と、大井川ボーイズの強打者・山本創輔にセンター方向へ。「一瞬、ヤバイと思いました」。それでも、ストレートの勢いが勝って、中堅手のグラブに収まりました。
 ストレートは球速こそありませんが、手元で伸びる球筋。スライダー、カーブ、フォークの変化球の精度も高かったです。174センチ50キロ。身長はまだ伸びているとのことで、投手として完成していくのは高校に入ってからだと思いますが、この完封は大きな自信になったはず。試合後は「嬉しいです」と笑顔でした。
06172  高校で楽しみと言えば、第2試合で静岡府中ボーイズを下した菊川ボーイズにもまた一人。最終回に登板した右腕の加藤永遠が目に留まりました。腕がしなり、豪快に振れていました。躍動感に体全体に漲るバネ。今年の菊川ボーイズは矢部侑、鈴木颯真の2枚看板が注目を浴びていますが、こんな逸材もいたのかと驚きました。
06173  また、第1試合ではスルガボーイズが勝利。捕手の池谷挑夢が攻守で活躍しました。一番の魅力はスローイング。柔らかい腕の使い方が印象に残りました。工藤隆監督が「彼の能力だったらもっと打ってもいい」という打撃はしっかりと球を懐まで呼び込んで力強くスイング。センター中心に鋭い打球を連発していました。(編集部・栗山)

<写真/上から小林然(富士ボーイズ)、加藤永遠(菊川ボーイズ)、池谷挑夢(スルガボーイズ)  >

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2023年6月15日 (木)

「静岡高校野球2023夏直前号」の内容のご紹介!

06081_20230614192201 「静岡高校野球2023夏直前号」
県内の書店では6月21日発売
60ページ/定価750円

 「静岡高校野球2023夏直前号」が6月21日発売となります。今日は内容と目次を紹介させて下さい!
 毎年恒例の「注目選手名鑑100」では夏に見逃せない選手をピックアップ。プロのスカウトが目を光らせる逸材から、編集部が見つけた新たなヒーロー候補まで。細かくマニアックに紹介しています。特集のテーマは「捲土重来」。「負けたままでは終われない」と闘志を燃やすチームや選手の生の声を拾いました。鈴木(常葉大菊川)、近藤(浜松開誠館)、亀井&齋藤&元谷(静岡)、水越(富士)などにフォーカス。チームレポートでは浜松工、飛龍、磐田南、下田、島田樟誠を紹介しています。
 静岡の高校野球情報が満載の一冊。今年も観戦のお供として『静岡高校野球』で注目選手の情報をチェックしてもらえると嬉しいです!

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2023 静岡県“逸材球児”を全力紹介!
注目選手名鑑100

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話題のルーキーを先取り!
1年生図鑑

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[特集]
捲土重来
負けたままで終われない

[レジェンドインタビュー]
梶山義彦静岡高出身/三菱自動車岡崎監督)
「プレッシャーに負けたことは一度もなかった」
~失敗から強くなった野球人生~

[県ナンバーワン注目選手インタビュー]
鈴木叶(常葉大菊川)
「掴んだ自信と悔しさ」

石岡諒哉監督が教え子のスローイングを解説
「叶が他の捕手と絶対的に違うこと」

叶への挑戦状
01 鈴木秀汰(浜松商)
「ヒジがぶっ潰れていいので、最後は…」
02 近藤愛斗(浜松開誠館)
「決勝で抑えるイメージはできています」

[静高3年生トリオの逆襲]
元谷聡志×齋藤童獅×亀井海夏人
「俺たちはこんなもんじゃない」

水越壱成(富士高)感謝の誓い
「イチローさん、見ていて下さい」

強豪校のリスタート
01 浜松工「監督を超えてゆけ」
02 飛龍「全員が一つになって」

「101年目のバンナン」
~新たな歴史の一歩へ~

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注目選手に聞く!10の質問
永野陽大(日大三島)/太田侑希(加藤学園)/丸山史暉(富士宮西)/松永郁己(東海大静岡翔洋)/岩﨑匠悟(常葉大菊川)/落合倭吹輝(掛川西)/荻原拓実(袋井)

SUMMER 2023 TEAM UP CLOSE
01 下田「一戦必勝」
02 島田樟誠「頂点必至」

[緊急取材]
今春、一躍ドラフト候補に急浮上
杉田健って何者だ!(日大国際関係学部4年)

2022夏の静岡大会2回戦
掛川東×藤枝東
~両ベンチの視点から熱戦を振り返る~

[静岡高校野球ノンフィクション]
石間雄大(清流館出身/元ろう野球日本代表)
「夢を与える人間に」
~JAPANのユニホームに袖を通して~

中学野球スカウティングレポート

県外に進んだ球児も頑張っています

あの選手はどこへ?
昨夏静岡を盛り上げた選手たちの進路リスト

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<販売問い合わせ>
株式会社くふう住まい
電話 054-333-9822/FAX:054-333-9833
https://kufusumai.co.jp/

※東京では、書泉グランデ(神田神保町)にて発売予定です。→https://www.shosen.co.jp/grande/

※アマゾンは、6月27日頃の発売を予定しています。→https://www.amazon.co.jp/%E9%9D%99%E5%B2%A1%E9%AB%98%E6%A0%A1%E9%87%8E%E7%90%832023%E5%A4%8F%E7%9B%B4%E5%89%8D%E5%8F%B7-%E3%80%8C%E9%9D%99%E5%B2%A1%E9%AB%98%E6%A0%A1%E9%87%8E%E7%90%83%E3%80%8D%E7%B7%A8%E9%9B%86%E9%83%A8/dp/4991252636/ref=sr_1_1?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&keywords=%E3%80%8C%E9%9D%99%E5%B2%A1%E9%AB%98%E6%A0%A1%E9%87%8E%E7%90%83%E3%80%8D%E7%B7%A8%E9%9B%86%E9%83%A8&qid=1686738476&s=books&sr=1-1

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2023年6月14日 (水)

岡村シルバー魁人(静岡学園)が夏に向けて総仕上げ!

 昨日はナイターで行われた静岡学園と桐陽の練習試合へ。プロも注目する静岡学園の岡村シルバー魁人は「4番ピッチャー」で出場しました。
06141_20230614144801  試合前の打撃練習から様子を追っていたのですが、驚いたのはその体型。ユニホームが少しだぶつくほど、痩せたというか引き締まっていました。昨秋時点で体重が86キロ。それを冬のトレーニングで70キロまで落とし、今は74キロまで戻したとのこと。それでも12キロ減。必然的に動きにキレが増していました。それが顕著に現れたのが出塁したとき。「走るぞ、走るぞ」とリードで雰囲気を出し、相手バッテリーがマークする中で2つの盗塁を成功させました。
 この日は1安打に終わり、「最近打撃の状態がいま一つなんです」と試合後はあまり元気がありませんでしたが、それでも夏の大会に向けて視線を上げて、こう話してくれました。「これまでチームのみんなに救ってもらったので、今度は自分がチームに恩返ししたいです。自分がチームを勝たせます」。夏はどんなプレーを見せてくれるのか楽しみです。
06142  静岡学園は4回から2番手として最速138キロ右腕の宮﨑斗矢がマウンドへ。4月に岡村を視察したプロのスカウトが「このピッチャーも面白い」と話して帰ったという急成長中の投手です。鋭く腕を振り、回転のいいストレートが低めのいっぱいのコースに決まっていました。フォームが一定なので球が浮かない、まさにピッチャーの球筋でした。
 また、捕手の田村英聖の肩も目立っていました。1イニングで2度盗塁を阻止。機敏に動けるところも魅力でした。(編集部・栗山)

<写真/上から岡村シルバー魁人、宮﨑斗矢(ともに静岡学園)>

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2023年6月13日 (火)

松商学園の静岡県出身選手に会ってきました!

 11日は長野県の松商学園に伺ってきました。予定されていた静清との練習試合は雨天中止となってしまいましたが、静岡県出身の3選手と会うことができました!

06131_20230613095801左から金子大樹、鈴木湧陽、齋藤新太

 今回、一番のお目当ては磐田ボーイズ出身の齋藤新太(3年)でした。初めて名前を知ったのが2020年の11月。彼にとって中学最後の大会でした。草薙球場のスピードガンで132キロを計測。それまでノーマークだった僕は「こんな左ピッチャーがいたのか」とめちゃくちゃ驚いた記憶がありました。(当時の記事はこちら→http://tsukasa-baseball.cocolog-shizuoka.com/blog/2020/11/post-ca814a.html
 

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故障から復活した齋藤新太。最速142キロを計測し、プロ注目の存在

 あれから2年半。松商学園に進んだとは聞いていたのですが、なかなか情報がありませんでした。チームは昨秋の北信越大会でベスト4進出。しかし、そこに齋藤の名前がなく心配していました。最近になって知ったのですが、昨年の夏の大会で登板した際、バント処理で三塁手と衝突。左の足を骨折したそうです。そんな大怪我から復活し、この春は142キロをマーク。今はプロのスカウトも注目する存在になっていると聞き、どうしてもこの目で一度見たいと思い立ちました。
 今回は無理を言って写真撮影用に立ち投げ程度で投げてもらったのですが、それだけで興奮しました。体の柔らかさを感じるフォームに腕のしなり。しかも、まだ体が出来上がっていないだけに、伸びしろだらけ。夏の大会でもう一度、長野に行って投げる姿をチェックできればと考えています。夏に向けて、本人はこう話してくれました。「秋は自分が出ることができず、甲子園を目前に勝てずに負けてしまって、とても悔しい思いをしました。他の選手に負担をかけてしまった部分があったと思うので、夏は自分を含め、ピッチャー陣と一緒に支え合いながら頑張っていきたいです」
 別れ際、「今年の夏は甲子園で静岡のチームを戦えるといいよね」とふると、「知っている選手もいるので、そうなるといいですね」と笑顔。ぜひ、実現してほしいです。締め切りの関係で6月21日発売の『静岡高校野球2023夏直前号』には掲載できませんでしたが、またどこかのタイミングで齋藤のストーリーを紹介できればと思っています。

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トップバッターを務める鈴木湧陽

 松商学園のトップバッター・鈴木湧陽(3年)も磐田ボーイズ出身です。持ち味は足を生かしたバッティング。50m走は5.8秒で駆け抜けるそうです。またセカンドの守りは高校でレベルアップしたとのこと。チームに欠かせない存在となっています。ただ、この春は大会直前に右足首を捻挫。試合に出場することができず、チームも地区大会で敗退しました。それだけに夏にかける思いは強い様子。「甲子園に行きたいです」と力強く話してくれました。
 そして、もう一人、菊川ボーイズ出身の金子大樹(2年)も頑張っていました。名門チームで下級生からベンチ入り。「この夏はチームが勝てるようにしっかり声かけからやっていきたいです」と気合い十分。堅実な守備と小技も巧みに使う打撃を武器にレギュラーを目指していました。(編集部・栗山)

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2023年6月 8日 (木)

『静岡高校野球2023夏直前号』表紙が完成!

06081_20230608094001  都市対抗予選、大学選手権とアマチュア野球のビッグイベントが盛り上げる今日この頃。夏の高校野球の季節も近づいてきました。今年の静岡大会は7月2日開幕、8日から試合がスタートします。
 今年はどんな選手が目玉なのか。隠し玉はいるのか? 大会前にぜひ目を通してほしい
『静岡高校野球』の発売日が6月21日に決まりました(アマゾンは少し遅れて6月27日頃の発売予定です)。今年も注目選手の情報やインタビューをたっぷりと詰め込みました。目次など詳細は後日、このブログでお知らせします。もう少々お待ちください! (「静岡高校野球」編集部)

★販売問い合わせ先
株式会社くふう住まい
電話 054-333-9822/ FAX:054-333-9833

※県内の販売は株式会社くふう住まいさんに委託しています。お問い合わせは株式会社くふう住まいさんにお願いします。
※アマゾンでは、少し遅れて6月27日頃の発売を予定しています。

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2023年6月 7日 (水)

東海大静岡キャンパスに女子硬式野球部が誕生!

 東海大静岡キャンパスに女子硬式野球部が誕生することになりました。県内で女子硬式野球部を創設するのは日大国際関係学部に続き、2大学目となります。

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 監督を務める予定の弓桁義雄氏は高校の女子硬式野球部と兼任となるそうです。女子の野球人口が増える中、その受け皿としても期待されます。男子の東海大静岡キャンパスは今春の静岡リーグで4年ぶりの優勝。東海地区大会では全国出場にあと1勝と迫り、中部学院大(岐阜)、皇學館大(三重)と3日間に渡る大熱戦を繰り広げました。女子もどんなチームに発展していくのか注目です!

<写真/昨日の記者会見では概要が説明された。中学、高校、高校女子を導いた実績を持つ 弓桁義雄氏(右端)が監督を務める予定>
「写真提供:東海大学」

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2023年6月 6日 (火)

【都市対抗予選】静高出身の梶山監督が率いる三菱自動車岡崎が本大会へ。浜商出身の伊藤大地が決勝打!

06061_20230606204701 都市対抗の東海地区2次予選は佳境に入ってきました。昨日はヤマハが5年連続44度目の本大会出場を決めました。おめでとうございます!
 そして、今日の第3代表決定戦では静岡高出身・梶山義彦監督が率いる三菱自動車岡崎が1対0で勝ちました。虎の子の1点を叩き出したのは浜松商出身の伊藤大地。梶山監督が「期待できる選手」という代打の切り札は8回2死三塁の場面で登場すると、3球目を三遊間に弾き返します。これが相手の失策を誘って、三塁走者が生還しました。
06062_20230606204701 三菱自動車岡崎は3年ぶりの本大会出場。2021年のシーズン終了後に就任した梶山監督は試合後、ホッとした表情を浮かべながら、「まだまだこれからのチーム。ドームでは相手に思い切りぶつかっていきたい」と意気込んでいました。
 なお、「静岡高校野球2023夏直前号」(6月21日発売予定)では梶山監督のインタビュー記事を掲載。「レジェンドインタビュー」と題し、静岡高時代のエピソードを中心に貴重な話をたっぷりと伺ってきました。

 今日は第6代表の2回戦も行われ、JR東海が東邦ガスに勝利。JR東海の牛場友哉がライトへの本塁打を含む3安打の大活躍を見せました。一方、6年連続で本大会に進んでいた東邦ガスは静岡高出身のエース・辻本宙夢が6回から登板するも予選敗退。都市対抗予選の厳しさをあらためて感じました。(編集部・栗山)

<写真上/本大会出場決定後、スタンドに感謝の言葉を伝える梶山義彦監督(三菱自動車岡崎)>
<写真下/相手の失策を誘う三遊間への打球を放った伊藤大地(三菱自動車岡崎)>

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