松商学園の静岡県出身選手に会ってきました!
11日は長野県の松商学園に伺ってきました。予定されていた静清との練習試合は雨天中止となってしまいましたが、静岡県出身の3選手と会うことができました!
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今回、一番のお目当ては磐田ボーイズ出身の齋藤新太(3年)でした。初めて名前を知ったのが2020年の11月。彼にとって中学最後の大会でした。草薙球場のスピードガンで132キロを計測。それまでノーマークだった僕は「こんな左ピッチャーがいたのか」とめちゃくちゃ驚いた記憶がありました。(当時の記事はこちら→http://tsukasa-baseball.cocolog-shizuoka.com/blog/2020/11/post-ca814a.html)
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あれから2年半。松商学園に進んだとは聞いていたのですが、なかなか情報がありませんでした。チームは昨秋の北信越大会でベスト4進出。しかし、そこに齋藤の名前がなく心配していました。最近になって知ったのですが、昨年の夏の大会で登板した際、バント処理で三塁手と衝突。左の足を骨折したそうです。そんな大怪我から復活し、この春は142キロをマーク。今はプロのスカウトも注目する存在になっていると聞き、どうしてもこの目で一度見たいと思い立ちました。
今回は無理を言って写真撮影用に立ち投げ程度で投げてもらったのですが、それだけで興奮しました。体の柔らかさを感じるフォームに腕のしなり。しかも、まだ体が出来上がっていないだけに、伸びしろだらけ。夏の大会でもう一度、長野に行って投げる姿をチェックできればと考えています。夏に向けて、本人はこう話してくれました。「秋は自分が出ることができず、甲子園を目前に勝てずに負けてしまって、とても悔しい思いをしました。他の選手に負担をかけてしまった部分があったと思うので、夏は自分を含め、ピッチャー陣と一緒に支え合いながら頑張っていきたいです」
別れ際、「今年の夏は甲子園で静岡のチームを戦えるといいよね」とふると、「知っている選手もいるので、そうなるといいですね」と笑顔。ぜひ、実現してほしいです。締め切りの関係で6月21日発売の『静岡高校野球2023夏直前号』には掲載できませんでしたが、またどこかのタイミングで齋藤のストーリーを紹介できればと思っています。
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松商学園のトップバッター・鈴木湧陽(3年)も磐田ボーイズ出身です。持ち味は足を生かしたバッティング。50m走は5.8秒で駆け抜けるそうです。またセカンドの守りは高校でレベルアップしたとのこと。チームに欠かせない存在となっています。ただ、この春は大会直前に右足首を捻挫。試合に出場することができず、チームも地区大会で敗退しました。それだけに夏にかける思いは強い様子。「甲子園に行きたいです」と力強く話してくれました。
そして、もう一人、菊川ボーイズ出身の金子大樹(2年)も頑張っていました。名門チームで下級生からベンチ入り。「この夏はチームが勝てるようにしっかり声かけからやっていきたいです」と気合い十分。堅実な守備と小技も巧みに使う打撃を武器にレギュラーを目指していました。(編集部・栗山)
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