【都市対抗】ヤマハが3年ぶりの勝利!
都市対抗野球本大会。ヤマハが3年ぶりに東京ドームで勝利しました!
先発は左腕の佐藤廉。順調な立ち上がりを見せるも、3回に2点の先制を許します。嫌な流れを断ち切ったのがコーチ兼任のフェリペ・ナテルでした。なおも無死一三塁のピンチの場面でマウンドに上がると、「1点もやれない場面。全力でいった」と気迫を前面に出した投球で後続をピシャリと抑えます。続く4回も三者凡退に。すると、5回にビッグイニングを作ります。5番・貞光広登(補強)、6番・大本拓海の連続二塁打でまず1点。8番・中田悠斗がライト前安打でつなぎ、9番・舟久保秀稔の犠飛で同点に追いつきます。
ここから、まさかの展開が待っていました。2死一二塁から3番・吉田有輝(補強)のライト前タイムリーで二塁走者が生還。と誰もが思った瞬間、相手投手のピッククロック(投手は走者がいるときは20秒以内に投球動作を始めないといけない)の違反があり、走者が戻されて、投球がやり直しとなります。室田信正監督は主審に抗議しましたが、判定はそのまま。球場が異様な空気に包まれました。その中で吉田は、やり直しの1球を冷静に見逃して四球を選びます。満塁となり、打席には3番・矢幡勇人を迎えます。「吉田がフォアボールでつないでくれた。思いが伝わった」と初球を振り抜くと、打球はライト方向に伸び、フェンスに直撃。走者一掃の勝ち越し三塁打となりました。「やってきたことを、ここという場面で出せて、ホッとしました」。
その後は、近藤卓也、水野匡貴、波多野陽介の継投。打線も7回、8回に追加点を挙げて7対3で快勝しました。2回戦はJR東日本東北と対戦(21日第3試合)します。(編集部・栗山)
<写真上/好リリーフを見せたフェリペ・ナテル(左)>
<写真中/タイムリーを含む2安打3打点の活躍を見せた矢幡勇人>
<写真下/3年ぶりの本大会勝利に導いた室田信正監督>
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