袋井が劇的なサヨナラ勝利を飾る!
今日の磐田球場第1試合、駿河総合対袋井は劇的な幕切れが待っていました。
1対1で迎えた5回、駿河総合は3番・池田理玖のセンターオーバーのタイムリーで1点を勝ち越し。9回には押し出し四球でリードを2点に広げます。その裏、袋井は土壇場の2死から矢野拓海のタイムリーで1点を返し、なおも2死一二塁で1番・藤井優宗を打席に迎えます。その初球でした。「来たボールを思い切り振った」とスライダーをとらえると、打球はレフトスタンドに一直線。場外まで飛ぶ、逆転サヨナラ本塁打となりました。
「9回裏はもう1回やれと言われてもできない」と袋井・木村幸靖監督。最後に決めた藤井は「大会前は調子が良くなかったが、3年生に恩返ししたいと思った」と冷静に話してくれました。次戦の相手はシード校で、春のセンバツ出場校の常葉大菊川。「浜松南シニア」出身の藤井にとって最高の相手となりました。常葉大菊川には、鈴木叶を筆頭に、同シニア出身の選手が活躍中。センバツに出場した際は、嬉しさの一方で悔しさもあったとのことでした。「今度は自分が」と夏に向けて練習を重ねて、この日はヒーローに。「菊川相手に接戦に持ち込んでいきたい」と気持ちを切り替えていました。
続く第2試合は磐田西が大量18得点を奪って5回コールド勝ちを決めました。春は13年ぶりに県大会に出場。初戦で日大三島に0対9で敗れたことをきっかけに、夏までの期間で打撃力を磨いてきたそうです。その成果を存分に発揮。上位から下位までとにかくバットが振れていました。なかでも光っていたのは2番の安達琉生。初回に二塁打を放ち、2回にはレフトスタンドに一発を叩き込みました。苦手だった内角をスイングスピードを上げることで克服。本塁打を打ったのは内角の厳しい球で「一本が出て嬉しかった」とダイヤモンドを笑顔で回る姿が印象的でした。(編集部・栗山)。
<写真上/サヨナラ本塁打を放ち、ホームベースを踏む藤井優宗(袋井)>
<写真下/公式戦では初となる本塁打を放った安達琉生(磐田西)>
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