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2023年7月16日 (日)

プロ注目の本格派右腕・佐山蒼空(静清)、2回戦で散る

07162_20230716193601  今日はプロ注目の静清・佐山蒼空をチェックするために掛川球場に行ってきました。今大会初登板、しかも相手はシード校の掛川西。その中で、立ち上がりの4回は1安打4奪三振。伸びのあるストレートが走り、本人も「思い通りのピッチングができていた」という好調な滑り出しを見せます。ところが、3回にピッチャーライナーが左足ふくらはぎに直撃。その影響で、5回になると足の踏ん張りがきかなくなったそうで、球が浮いたところを掛川西打線につかまります。この回、5安打を浴びて降板。試合は敗れ、「自分を上回る相手でした」と冷静に負けを受け入れていました。
 今日は2球団のスカウトが視察。試合後、「プロ志望届を出したい」と明言。「課題と向き合って練習を重ねていきたい」と前を向いて球場を後にしました。夏前には147キロを計測した本格派右腕(今日はプロのスピードガンで143キロ)。高校野球は終わりましたが、夏から秋、一番伸びる時期をどう過ごすのか。引き続き、追いかけていきたいです。
07163  一方、接戦を制した掛川西。6回途中から登板した2年生・増井俊介の好投が光りました。身長186センチ体重95キロの堂々とした体型から重量感のあるストレートを投げる剛腕型。以前から覚醒してほしいと思っていましたが、夏の大会前に急激に成長したとのこと。直前の常葉大菊川との練習試合では4回を無失点。今日も公式戦初登板とは思えない、堂々とした投げっぷりでした。今年の県内の2年生は小船翼(知徳)、寺田光(磐田東)、伊波龍之介(浜松開誠館)とスケール感のある長身右腕がいます。そこにまた一人、楽しみな逸材が現れました。(編集部・栗山)

<写真上/将来性のある佐山蒼空(静清)>
<写真下/最後の打者を抑えてガッツポーズを作る増井俊介(掛川西)>

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