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2023年8月 7日 (月)

【シニア日刊スポーツ杯】静岡裾野シニアが2年ぶり優勝&静岡蒲原シニアの大器をチェック!

 シニアの日刊スポーツ杯南関東支部静岡県夏季大会の決勝と3位決定戦が5日に韮山球場で行われました。

<決勝>
静岡裾野シニアA 2-0 静岡蒲原シニアA

<3位決定戦>
沼津シニア 4-3 三島シニア

 優勝したのは静岡裾野シニアA。2回に4番・木部海月、7番・佐藤海翔のタイムリーで2点を先制すると、投げては山根奏希が5回を無失点に抑える好投。6回と7回は古屋煌翔が抑えて2年ぶりに優勝しました。シニア日本代表の伊藤漣、杉山育夢は出場しませんでしたが、それでも強さを存分に発揮。選手層の厚さを見せました。今月15日に開幕するジャイアンツカップにも出場する静岡裾野シニア。初の頂点を狙ってほしいと思います。

08071_20230807104301  この日、一番のお目当ては、静岡蒲原シニアの髙橋将大でした。昨年の秋あたりから「蒲原に長身の本格派がいる」と耳にしていましたが、なかなか見る機会がなく、ようやく中学最後の大会でチェックすることができました。
 身長185センチ体重74キロ。試合前のブルペンから、その佇まいと、バランスのいいフォームにゾクゾクとしました。立ち上がりはリリースポイントが安定せず、ボールが散らばります。それが2回、3回と回を追うごとにまとまり始め、比例するように腕が振れていきました。
 魅力は手足の長さと角度。バッテリー間が短く感じ、低めに決まる球は、さすがの静岡裾野シニア打線も手が出ませんでした。試合後、本人に話を聞くと、試合の途中でリリースの感覚を掴んだとのこと。「最後の大会なので、腕を振って全部の力を出し切ろうと思いました」と話していました。「高校では145キロ以上の球速を目指し、甲子園の舞台で投げてみたいです」。145キロどころか、150キロだって夢じゃないスケール感を持つ逸材。期待が膨らみます!(編集部・栗山)

<写真/髙橋将大(静岡蒲原シニア)>

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