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2023年10月

2023年10月31日 (火)

常葉大菊川・鈴木叶、指名挨拶で気持ちを新たに

 ドラフト会議から5日。ヤクルトから4位指名の常葉大菊川・鈴木叶が本日、橿淵聡スカウトデスク、中西親志スカウトから指名挨拶を受けました。

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10312_20231031180101  橿淵スカウトデスクから実際にドラフト会議の際に使用したIDを受け取った鈴木。「一緒に頑張ろう!!」という髙津臣吾監督からのメッセージ入り。「早く一軍の舞台で野球をしたい。優勝したいという思いがあります」と声を弾ませていました。
 将来の正捕手へ。ヤクルトは育成プランを立てているとのこと。
橿淵スカウトデスクは「3年間の育成期間を踏まえ、4年目にレギュラーに。いずれはウチの中村悠平のように守備を評価されて日本代表になれるような選手になってほしい」と期待。まずは、左手の故障を完治させることを最優先し、プロに舞台に飛び込みます。(編集部・栗山)

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2023年10月30日 (月)

【中遠大会】掛川東が3年ぶりの優勝!

 中遠大会の準決勝と決勝が29日に遠江総合のグランドで行われ、掛川東が3年ぶりに優勝しました。

★10月29日 中遠大会 決勝戦 遠江総合グランド

チーム 1 2 3 4 5 6 7 8 9
袋井 1 0 1 0 0 0 0 1 0 3
掛川東 1 0 0 0 0 1 1 0 4

(袋)藤井-渡辺、福田
(掛)橋爪-鈴木

▽二塁打=佐々木(袋)鈴木(掛)

<準決勝>
掛川東 12-2 掛川工(8回コールド)
袋井 5-4 掛川西

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10302_20231030103101  掛川東は決勝戦でエースの橋爪陽瑠が好投を見せます。不安を持っていた立ち上がりを1失点にしのぐと、2回から持ち味のテンポのいい投球でゲームメークしていきます。球速は120キロ台も、独特の変化を見せるカーブで翻弄。打っても2対2で迎えた7回の勝ち越しタイムリーに加え、9回にはセンターへのサヨナラ打で勝利に導きました。
 秋の県大会で東海大静岡翔洋に敗戦するも、橋爪は5回まで無失点に抑え、球速が出なくても抑えるコツを掴んだ様子。打てそうな打てない投手で、世古雄馬監督も「不思議と打たれないんです」と話します。本人はチーム目標である「決勝進出」を叶えるために、「冬の期間で球の伸びを高める意識を持っていきたい」と気持ちが入っていました。

10303  一方、準決勝で掛川西を破った袋井の健闘も光りました。決勝戦では4番・佐々木徠希が初回に右中間を破るタイムリー二塁打。まさに目の覚めるような弾丸ライナーでした。佐々木は1年生ながら今夏は5番打者に抜擢されて安打を放った強打者。打席での雰囲気があり、将来が楽しみです。また、秋の大会で1試合2本塁打を放った注目のスラッガー・藤井優宗は決勝戦のマウンドに上がると、球威のあるストレートを武器に粘りの投球。1番に入った打撃では2回に鋭いスイングからレフト前安打を放ちました。投げても打っても集中力を高さを感じました。(編集部・栗山)

<写真上/優勝を決めるサヨナラ打を放って喜ぶ橋爪陽瑠(掛川東)>
<写真下/力強いスイングを見せた佐々木徠希(袋井)>

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2023年10月28日 (土)

【秋季東海大会】藤枝明誠、決勝進出ならず

 秋季東海地区高等学校野球大会の準決勝。県勢で唯一勝ち残った藤枝明誠は愛工大名電と対戦しました。
10281_20231028185601  4回が終わって0対6と苦しい展開。反撃を見せたのは6回でした。3番・一瀬友希の内野安打から1死二三塁のチャンスと作ると、6番・梶田翔太の三塁方向への打球が相手の失策を誘って2点を返します。さらに、2死二三塁から9番・矢澤蒼大の2点タイムリーで2点差に詰め寄ります。その裏に4点を失ったものの、8回に一瀬のタイムリー、9回にも押し出しで1点をもぎ取ります。しかし、反撃はそこまで。惜しくも6対10で敗退しました。
 光岡孝監督は「新チームの最初はまさか今日まで試合ができるとは思っていなかった。今日も明誠らしい野球をやってくれた」と、この秋に成長を遂げた選手たちを労っていました。一方、主将の一瀬は「足りなかった部分があった。この冬を全員で乗り越えて今後に繋げていきたい」と悔しさを噛みしめて球場を後にしました。(編集部・栗山)

<写真/6回に相手の失策を誘って走者を還した梶田翔太(藤枝明誠)>

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2023年10月26日 (木)

ドラフト会議、県内関連6選手指名!

 史上最多の7度の抽選があったプロ野球のドラフト会議。県内関連は以下の6選手が指名を受けました。おめでとうございます。

★東京ヤクルト4位/鈴木叶(常葉大菊川)
★横浜DeNA5位/石田裕太郎(中央大)※静清出身
★広島5位/赤塚健利(中京学院大)※掛川シニア出身
★広島育成1位/杉田健(日大国際関係学部)
★広島育成2位/佐藤啓介(静岡大)
★西武育成6位/奥村光一(群馬ダイヤモンドペガサス)※東海大静岡翔洋出身

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 常葉大菊川の鈴木叶は東京ヤクルトの4位。高校生の捕手としては最上位の評価に「素直に嬉しいです」と笑顔を浮かべ、「1年目から色々な選手のいいところを吸収して、勝てるキャッチャーになりたいです」と意気込みを語りました。石岡諒哉監督も「ホッとしました」と安堵の表情。「野球少年に『鈴木叶みたいな選手になりたい』と思わせるくらい活躍してほしい」とエールを送っていました。
10262j  また、静岡リーグでプロ志望届を出していた杉田健(日大国際関係学部)、佐藤啓介(静岡大)はともに広島から育成指名。佐藤は「一緒に高め合っていきたいです」と切磋琢磨して支配下登録を目指すことを誓ってくれました。
 そして昨年、悔しい指名漏れを経験した奥村光一(群馬ダイヤモンドペガサス)は西武育成6位。念願の指名を受けました。ここから這い上がってくれることを期待したいです。(編集部・栗山)

※鈴木叶(常葉大菊川)、佐藤啓介(静岡大)、奥村光一(群馬ダイヤモンドペガサス)のこれまでの歩みは現在発売中の「静岡高校野球2023秋号」で記事にしました。あらめて、読んでいただけると嬉しいです!

<写真上/仲間から祝福される鈴木叶(常葉大菊川)>
<写真下/現主将の安竹俊喜から花束を贈呈された佐藤啓介(静岡大)>

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2023年10月23日 (月)

【静岡市内大会】2日目&3日目レポート

 21日、22日は静岡市内大会を取材しました。

<静岡市内大会・2日目>
静岡大成 19-0 清水西(5回コールド)
静岡商 10-0 静岡西(6回コールド)
静岡市立 9-2 城南静岡(8回コールド)

<静岡市内大会・3日目>
静岡北 8-2 駿河総合
静岡学園 4-0 科学技術
清水桜が丘 3-1 静岡農

10231_20231023120001  2日目は静岡市立が秋の県予選で敗れた城南静岡にリベンジを果たしました。「4番エース」として投打で貢献したのは小林夕真です。投げては8回を2失点。立ち上がりは不安定だったものの、インステップ気味だった左足を少し開き気味にすることで修正したそうです。テークバックで左手を大きく上がる独特のフォームから投げ込むフォークでが有効的でした。
 打撃面でもインパクトを残した小林。左打席から中堅前安打、左翼前安打、さらに最後の打席では右中間を破る二塁打を放ちました。「市内大会は強豪チームとやれるいい機会。勝ち上がって経験を積んでいきたいです」。大黒柱として力強い言葉が聞けました。

10232_20231023120001  3日目は静岡北が今秋県ベスト8の駿河総合を撃破しました。初回に5番・前田悠貴のタイムリー二塁打などで一挙3点を奪うと、2回にも1点を追加。投げては1年生右腕の兼子慎ノ介が粘り強く投げ、6回まで2失点にしのいでゲームメークします。
 すると低いライナー性や強いゴロの打球を意識していたという打線も援護。7回、8回、9回にも得点を挙げて8対2で勝利しました。「嬉しいです」と杉本太輝監督は満面の笑み。主将の前田も「自信になりました」と喜んでいました。
 秋は東海大静岡翔洋に2対6で敗戦。それでも、中盤まで互角の展開に持ち込んだことで、「自分たちでもやれる」と手ごたえを掴み、この市内大会に向けて調整してきたとのこと。「春の県大出場」を目標に掲げるチームにとって、大きな1勝になってのは間違いないでしょう。
10233  3日目の第3試合では静岡農が清水桜が丘相手に善戦しました。3失点で完投したのは身長183センチ体重110キロの巨漢投手・山本凌大。バランスのいいフォームから球威のあるストレートを丁寧に投げ込んでいました。これだけの体格でコントロールがいいのが何よりの魅力です。
 受ける捕手の久野康太も楽しみな選手です。フットワークがいい上に、肩も正確。イニング間の送球はほぼ全て、ベース上にピタリと収まっていました。5回には相手の盗塁を阻止。無死からエラーで出塁した1番打者だっただけに、相手に流れを渡さないプレーでした。一塁のバックアップに全力でいくなど技術以外の姿勢も惹かれました。(編集部・栗山)

<写真/上から小林夕真(静岡市立)、前田悠貴(静岡北)、山本凌大(静岡農)

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2023年10月16日 (月)

【愛知大学リーグ】名城大が塩﨑の活躍でリーグ優勝!

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 愛知大学リーグは名城大が2季ぶりのリーグ優勝を飾りました。勝った方が優勝という大一番。浜松工出身の塩﨑栄多が「6番ライト」で出場すると、2対2で迎えた9回裏でした。先頭打者として、この日、2本目の安打を右翼前に放ちます。打球が鋭かったです。その後、三塁まで進むと、内野安打の間に俊足を飛ばして一気にホームに突入。サヨナラのホームを踏み、両手を大きく広げて喜びを表現していました。こんな嬉しそうな塩﨑を見るのは初めてです。それほど嬉しかったんだと思います。
 高校時代からプロも注目した強打の外野手。しかし、大学では「打たなければいけないプレッシャーがあった」と、2年生までは思うようなプレーができず、試合にも出場できませんでした。ようやく気持ちが吹っ切れた3年時は大学選手権で2安打、明治神宮大会では3安打。そして、4年生になってからもコンスタントに安打を重ねてきました。
 独立リーグへの入団を見据えてプロ志望届を提出。目標はもちろんNPBでプレーすることです。その前に、まずは東海北陸愛知の三連盟王座決定戦を勝ち抜き、もう一度、神宮球場であのフルスイングを見せてほしいと思います。
10162_20231016213101 一方、敗れた中部大はあと一歩で春秋連続優勝を逃しました。主将を務めているのは常葉大橘出身の佐野大陽。試合後、「悔しい思いがありますが、楽しかった4年間でした」と涙を浮かべながらも、やりきったという表情でした。大学入学後、走攻守の全ての面でレベルアップができたそうで、今年の春のリーグ戦では4本塁打を放ち、チームを全国に導く活躍。愛知リーグを代表する遊撃手となりました。
 佐野もプロ志望届を提出。いずれはNBBの舞台で躍動する姿を見たいです!(編集部・栗山)

<写真上/サヨナラのホームを踏んだ塩﨑栄多(名城大)>
<写真下/主将としてチームを牽引した佐野大陽(中部大)>

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2023年10月14日 (土)

静岡市内大会が開幕しました!

<静岡市内大会・1日目>
駿河総合 3-1 静岡東
常葉大橘 5-0 東海大静岡翔洋
静岡 14-0 清水東(7回コールド)

 来春に向けての腕試しとなる第20回静岡市高等学校野球大会が本日、開幕しました。
10141_20231014192601  第2試合は常葉大橘の1年生左腕・秋山創大が5回を1安打に抑える好投を見せました。しなやかな腕の振りから打者の手元で伸びるストレートはもちろん、低めに決まるカーブもブレーキがきいていて良かったです。身長181センチ体重61キロ。この冬の体の強化次第では、手の付けられない投手になる可能性があります。現状、ストレートの球速は120キロ中盤から後半。本人は「まず来年は135キロを出したい」と話していました。伸びしろが半端なく、楽しみな逸材です。
10142_20231014192901  続く第3試合は静岡高が圧勝しました。今大会は低反発の新基準のバットを使用。どのチームも苦労している印象でしたが、静岡高の選手たちはきっちりと対応していました。「1番センター」の松下球真が3安打をマークすれば、「2番セカンド」の鈴木一翔が中堅オーバーの二塁打を含む2安打。「8番レフト」の植松堅立も左中間への二塁打を放ちました。秋は県大会予選の初戦で涙を飲んだ静岡高。打線だけでなく、投手陣も今年の県内ではトップクラスの実力を持つだけに、来春の爆発が楽しみです!(編集部・栗山)

<写真上/5回を1安打無失点に抑えた秋山創大(常葉大橘)>
<写真下/トップバッターとして3安打をマークした松下球真(静岡)>

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2023年10月12日 (木)

県内関連でプロ志望届を提出したのは!?

10121_20231012175601 プロ野球ドラフト会議の対象となるプロ志望届の提出が本日、締め切られました。県内関連では以下の選手が提出しました。
 高校生はすでにプロ12球団から調査書が届いている鈴木叶(常葉大菊川)、大学生は秋のリーグ戦で最優秀投手賞を獲得した杉田健(日大国際関係学部)、リーグ戦の最終戦で本塁打を放ってアピールした佐藤啓介(静岡大)の指名が期待されています。運命のドラフト会議は10月26日。果たして今年は県内から何人の選手が指名されるのか楽しみです!

【高校生】
静清・佐山蒼空
浜松学院・加茂昇真
常葉大菊川・鈴木叶
田方農・大城貫太

【大学生】
東京国際大・青木蓮太朗(浜松開誠館出身)
共栄大・武井嵐矢(静清出身)
中央大・石田裕太郎(静清出身)
名城大・塩﨑栄多(浜松工出身)
名古屋商科大・塚本浩平(島田商出身)
中部大・佐野大陽(常葉大橘出身)
中京学院大・赤塚健利(掛川シニア出身)
静岡大・佐藤啓介
日大国際関係学部・杉田健(日大三島出身)
日大国際関係学部・伊藤駿
日大国際関係学部・伊部直彦
静岡理工科大・稲垣喜紀(袋井出身)
常葉大浜松キャンパス・大橋宥斗(磐田北出身)
常葉大浜松キャンパス・山口悠(常葉大橘出身)
東海大静岡キャンパス・佐藤真拓(下田出身)
群馬大準硬式・竹内奎人(静岡高出身)

<写真/ドラフト候補に急浮上した杉田健(日大国際関係学部)>

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2023年10月10日 (火)

「静岡高校野球2023秋号」の内容のご紹介!

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「静岡高校野球2023秋号」
10月18日発売予定
32ページ/定価650円

  昨年に引き続き、今年も「静岡高校野球」の秋号を作ることができました。発売は10月18日です(一部書店では少し遅れる可能性もあります。Amazonでは10月23日発売予定です)。
 特集は10月26日に迫ったドラフト。静岡関連で指名が期待される選手を集めた「注目ドラフト名鑑」に加え、鈴木叶(常葉大菊川)、佐藤啓介(静岡大)、奥村光一(群馬ダイヤモンドペガサス)の3人にフォーカスしました。
 表紙はヤマハの都市対抗準優勝を記念して、大本拓海&辻本宙夢(東邦ガス)。ヤマハの選手の声に加え、補強で貢献した辻本の熱き思いに迫っています。
 さらには、かつて甲子園まであと一歩に迫った池新田の物語、高校2年生&1年生の注目リストなど、静岡の野球がより楽しくなる一冊になっていると思います。ぜひ、書店で手に取っていただけると嬉しいです!

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静岡高校野球2023秋号
CONTENTS

スペシャルインタビュー
大盛 穂 [広島東洋カープ/飛龍・静岡産業大出身]
「泥臭く必死に食らいつく」

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2023静岡関連注目ドラフト候補名鑑

ドラフト候補インタビュー
01 鈴木 叶 [常葉大菊川]
「勝てるキャッチャーになる」
02 佐藤啓介 [静岡大]
「小さいことを積み上げた結果で今がある」
03 奥村光一 [群馬ダイヤモンドペガサス]
「 スーパーな武器を求めて」

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特別レポート 「2球」で終わった夏から1年。
齋藤新太 [松商学園/磐田ボーイズ出身]

大学監督は高校生のココを見ている
手塚慎太郎監督 [東海大静岡キャンパス]
「完成しきっていない方が魅力」

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静岡高校野球ノンフィクション
「一閃の秋」~池新田が熱く燃えた秋~

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2023夏 監督が選ぶベストプレーヤーTOP10
第1位インタビュー 廣崎 漣 [浜松開誠館]
第105回 全国高等学校野球選手権 静岡大会トーナメント表

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都市対抗準優勝おめでとう
強いヤマハが戻ってきた!

<Impressive Player>
網谷圭将/大本拓海

辻本一磨アナライザーの12日間

ヤマハの補強選手で都市対抗準優勝に貢献
「ありがとう、辻本宙夢」[東邦ガス]

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ヤマハ発動機も頑張っています!
東海大静岡翔洋中が29年ぶり2度目の全国制覇
静岡裾野シニアがジャイアンツカップで準優勝

2024年の静岡はこの選手に注目!
有望高校生(2年&1年)リスト(裏表紙)

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2023年10月 8日 (日)

首都大学リーグで活躍する県勢を取材しました!

10081  昨日は等々力球場で行われた首都大学リーグを取材しました。
 第1試合は東海大と明治学院大の対戦。明治学院大は片渕暖也(4年/伊豆中央出身)が先発。対する東海大は森球紀(4年/東海大静岡翔洋出身)が「3番セカンド」で出場しました。初回に2人の対決が実現。2球目を森がライト前に持っていきました。「同じ静岡出身で片渕君が自分のことを意識しているのは知っていました。打てて良かったです」と森。高校時代に比べ、体が一回り以上大きくなり、スイングが強くなっていました。試合は東海大が逆転勝利。打つ守るだけでなく、主将として元気良く、チームを盛り上げている姿も印象に残りました。
 明治学院大は2番手として左腕・家接光輝(3年/静清出身)が登板し、4回を1失点の好投。伸びのある130キロ台後半のストレートに加えスプリットも有効的で今後が楽しみです。

10082   続く第2試合は今春、13季ぶりの1部復帰を果たした城西大が登場。静岡高出身の片平吉信(4年)と鈴木壮水(3年)レギュラーとして活躍しています。
 この日、片平は第2打席にライト前安打、さらに8回には勝ち越しとなる犠飛。鈴木は3四球を選び、送りバントもきっちりと決めました。「1部で野球ができることに感謝しています」と片平。高校3年の夏は「9番セカンド」で甲子園出場。卒業後は野球を続ける予定はなかったそうですが、栗林俊輔監督(現県教育委員会)の勧めで城西大の練習に参加し、「もう一度やってみよう」と決意したそうです。 
 元々の野球センスに加え、大学入学後に走攻守でレベルアップ。チームに欠かせない存在となり、1部昇格に貢献しました。今秋はここまで8安打を放つも、「まだ状態が上がってきていないんです」と納得していない様子。大学ラストとなる次週で大爆発してほしいです!(編集部・栗山)

<写真上/主将としてチームを引っ張る森球紀(東海大)>
<写真下/城西大の静高コンビ。左から鈴木壮水と片平吉信>

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2023年10月 3日 (火)

「静岡高校野球2023秋号」の発売が決定!

Hyoushi2023 『静岡高校野球』の最新号となる秋号の発売が決定しました。書店での発売日は10月18日の予定です。今年は県内の各書店さんで購入することができます。(一部書店では入荷が数日遅れる場合はあります)

 表紙はヤマハの都市対抗準優勝に貢献した辻本宙夢投手(東邦ガス)と大本拓海選手です。高校時代、決勝の舞台で戦った2人。時をへて、バッテリーを組んだことが嬉しくて、表紙を飾ってもらいました!
 そのほか、間近に迫ったドラフト情報など、県内のディープな野球情報をまとめました。詳しい内容は後日、このブログで紹介したいと思います。発売日までもう少々お待ち下さい!

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