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2023年11月

2023年11月27日 (月)

「大学野球オータムフレッシュリーグin静岡3日目」~清水庵原球場レポート

 「大学野球オータムフレッシュリーグin静岡」の3日目。昨日は清水庵原球場で3試合を取材しました。

11271_20231127172401  第2試合は静岡大の身長183センチの左腕・雨宮啓太(2年)の快投を目撃しました。5回を投げて許した安打1本のみ。柔軟性のあるフォームから繰り出す130キロ台中盤のストレートの伸びが絶品でした。
 高槻(大阪)から1浪を経て静岡大に入学。高校3年夏の代替大会ではエースとして2勝を挙げ、3回戦では大阪桐蔭と対戦した経験を持っています。
 もともと、制球面に不安を持っていたそうですが、昨日の投球を見る限り、狙ったところにきっちりと投げ込めていました(許した四死球は1つのみ)。今年に入ってからウエイトトレーニングに力を入れたことで下半身が安定し、制球面の改善につながったそうです。その上でこの1年間は「打たれないストレート」を追求して独特のシュート回転するストレートに磨きをかけてきたとのこと。2023年のラストとなる今回の登板は「理想的だった」と、本人も手応えを掴んでいました。この冬に、もう一度体を作り、来年の目標は140キロ台到達。伸びしろがたっぷりとあるだけに要注目です!
 また、静岡大は荒畑諒人(2年)がこの日の2試合で5安打(二塁打2本)をマーク。右打者版の佐藤啓介(広島育成2位)というイメージで、バットが振れる強打者です。
 
 11272_20231127172501 第3試合は立教大の宮本兵馬(静岡高出身・2年)が「7番レフト」でスタメン出場しました。昨年もオータムリーグに出場。しかし、結果を残すことができず「その悔しさを晴らしたいと思った」と臨んだ今年の同リーグ。25日は二塁打1本と単打を記録し、昨日も第2打席で左翼前安打を放ち、成長した姿を見せてくれました。積極的にバットを出し、スイングが強かったです。「地元で試合をさせてもらい、静高の同期と戦うこともできて刺激になった」と宮本。「来年はリーグ戦に出場し、チームに貢献していきたい」と力強く話してくれました。

 また、第1試合では「ボーイズリーグ県選抜」と「シニアリーグ県選抜」の試合が行われました。今夏のジャイアンツカップで準優勝した「静岡裾野シニア」から6人がスタメンに名を連ねた「シニアリーグ県選抜」が4対1で勝利。初回に4番・杉山育夢(静岡裾野シニア)のタイムリーで先制すると、3回には再び杉山のタイムリー二塁打などで2点を追加しました。一方の「ボーイズリーグ県選抜」は3回に3番・小川優人(下田ボーイズ)のタイムリーで1点を挙げました。両チームの選手のレベルが高く、7回で終わるのはもったいないと思ったほど。次は高校でどんな成長を遂げるのか楽しみです!(編集部・栗山)

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<写真/上から雨宮啓太(静岡大)、宮本兵馬(立教大)、ボーイズリーグ県選抜とシニアリーグ県選抜の選手たち>

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2023年11月25日 (土)

島田ボーイズが2年連続、春の全国出場へ!

 ボーイズリーグの春季全国大会県支部予選の決勝戦が行われました。

<決勝戦>
島田ボーイズ 13-4 浜松北ボーイズ(6回コールド)

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11252  「今日は打線が線になってくれた」と選手の頑張りを称えた島田ボーイズの鈴木亨監督。まず、初回にチャンスを作り、前の試合で三塁打2本を放った好打者の5番・中川瑛太に打席が回ります。「仲間がチャンスを作ってくれた。必ず還したいと思った」と無駄のないきれいなスイングから左中間を破る2点タイムリーを放ちます。逆転を許した直後の4回。今度は1死二三塁から4番・平野光星の右翼線際へのフライが相手の失策を誘って再逆転に成功。続く5回に4点、さらに6回にも3点を加えました。
 優勝決定直後、緊張感から解き放たれ、涙を流して喜んだのが主将の片出憲志。新チーム結成当初は団員のまとまりを欠き、しかも前チームは全国に出ていただけに、「プレッシャーがあった」と話します。その中で「やるべきことをやっていこう」と、「一体感」をテーマに結束力を高めて県の頂点に。片出は「冬の強化練習を乗り越えて、全国でも勝ちたいです」と次なる目標に向けて走り出す決意を固めていました。
 一方、初の全国切符を逃した浜松北ボーイズ。まさかのコールド負けに山道伸之監督は「選手がこんなに堅くなってしまったのは初めて。指導者も選手もまだまだ勉強していかないといけない」と悔しそうな表情を浮かべていました。注目の遊撃手・佐藤悠生を筆頭に楽しみな選手が多い浜松北ボーイズ。この敗戦をバネに、さらに強いチームになってほしいです。(編集部・栗山)

<写真上/全国出場を喜ぶ島田ボーイズの選手たち>
<写真下/4回に相手の失策の間に三塁を陥れた平野光星(島田ボーイズ)。2者が生還し、ガッツポーズを作る>

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2023年11月24日 (金)

「大学野球オータムフレッシュリーグin静岡」が開幕しました!

 「第6回大学野球オータムフレッシュリーグin静岡」が本日、草薙球場で開幕しました。

<第1日目・草薙球場>
中京大 7-6 慶應義塾大
中京大 3-0 清水東

11241_20231124200601  第1試合は中京大の川瀬譲二(藤枝明誠出身・2年)&狩俣藍生(掛川西出身・1年)の静岡出身コンビが勝利に貢献しました。下級生主体とはいえ、相手は今秋の明治神宮大会を制した慶應義塾大。「負けたくなかったです。勝ちにこだわりました」(川瀬)。「あの上級生と一緒に練習している選手。いい刺激をもらいたかったです」(狩俣)。ともに気持ちが入って試合に臨んだそうです。まず、3番に入った狩俣は初回、走者を三塁に置いて、きっちりと左翼に犠飛を放ってチームに先制点をもたらします。続く4番の川瀬は技ありの右翼前タイムリーで続きました。
 そして7回でした。1点を追いかける中、2死から狩俣が中堅前安打で出塁すると、川瀬が左翼線へタイムリー二塁打。狩俣は9回にもサヨナラ勝ちに繋げる右翼前安打を放ちました。
 2人はこの秋、リーグ戦に出場するもチームは最下位。今回のオータムリーグでの経験を来年のブレイクに繋げてほしいと思います。
 
11242  第2試合、中京大の先発を任されたのは植松麟之介(三島南出身・1年)でした。高校2年春以来の草薙球場のマウンド。凱旋登板で成長した姿を見せてくれました。ほぼ全球ストレート勝負で3回を投げて無安打。外野に一球も打球が飛びませんでした。草薙球場のスピードガンで最速は137キロでしたが、明らかに高校時代よりに腕が振れて、球が力強くなっていました。大学入学後、力を入れてきたというウエイトトレーニングの成果が出ている様子で、今秋はメンバー入りの一歩手前までいったとのこと。「来年の春はリーグ戦のベンチに入るだけでなく、戦力として活躍したいです」。プロ野球選手を目指したいという気持ちも出てきているとのこと。140キロ台を投げる変則右腕は希少。今度はリーグ戦で投げる姿を見に行きたいと思います!(編集部・栗山)

<写真上/勝利に貢献した中京大の川瀬譲二(左)と狩俣藍生(右)>
<写真下/凱旋登板で好投した中京大の植松麟之介>

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2023年11月21日 (火)

【三村杯】富士が23年ぶりの優勝!

 第34回三村杯争奪野球大会の決勝戦と3位決定戦が19日に明星山球場で行われ、富士が2000年以来となる23年ぶりに優勝しました。

★11月19日 三村杯 決勝戦 明星山球場

チーム 1 2 3 4 5 6 7 8 9
富士東 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
富士 0 0 0 3 1 0 0 0 × 4

(東)丸山-内田、堤
(富)遠野-萩谷

▽本塁打=山下(富)

<3位決定戦>
三島南 11-3 富士宮北(7回コールド)

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11212  今年、決勝戦に進んだのは富士と富士東。試合を決めたのは富士の6番打者・山下夏輝でした。両チーム無得点で迎えた4回、1死二三塁からスライダーをとらえると、打球は左翼のフェンスを越えていきました。高校入学後、初めての柵越えの本塁打。「上手く力が抜けました。まさか入るとは思っていませんでした」。前の打席は三振。力の入り過ぎを修正して見事な一発を放ちました。左腿の肉離れの影響で夏の大会はベンチを外れ、秋の公式戦もほぼ試合に出場機会がなかった山下。シーズン最後となるこの三村杯にかける気持ちが強かったそうです。昨年指導を受けたイチロー氏(マリナーズ会長付特別補佐兼インストラクター)から伝授されたネットに向かって打つティー打撃を黙々とこなしてきたとのこと。その成果を発揮しました。
 投げてはエース左腕の遠野功也が9回まで投げ切って完封。立ち上がりこそ「緊張していた」と走者を許す場面がありましたが、中盤からはキレのあるストレートに、鋭く変化するカットボールが冴え渡りました。
 稲木恵介監督が就任して2年目。少しずつステップアップするチームが来年はどんな飛躍を見せるのか注目です。
 
 一方、富士東は右腕・丸山流我の好投が光りました。ヒジがしなり、ストレートは球速数字以上の速さを感じるタイプ。カーブとのコンビネーションが良かったです。また、3位決定戦は三島南の兼子結人が投打で活躍。数週間前から急に本人の中でポイントを掴んだようで、バランスのいいフォームが魅力的でした。(編集部・栗山)

<写真上/優勝した富士の選手たち>
<写真下/3ラン本塁打を放った山下夏輝(富士)>

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2023年11月20日 (月)

慶應義塾大・齋藤來音、有終の美を飾る!

11201_20231120204301  今日は明治神宮大会の決勝戦へ。慶應義塾大・齋藤來音(静岡高出身)の大学生活最後となる試合を見てきました。
 慶應義塾大のスタンドからの大声援を受け、2回に回ってきた第1打席でした。初球をセンター前に持っていく安打を放ちます。齋藤らしい、低く鋭い打球でした。その後、盗塁を試みてアウトとなりましたが、攻める姿勢を見せてくれました。卒業後は社会人の明治安田生命でプレーを続ける齋藤。まずはゆっくりと休み、次のステージに向けて進化を続けてほしいです。
 試合は2対0で慶應義塾大の勝利。閉会式のあと、堀井哲也監督(韮山出身)がナインから胴上げをされて宙に舞いました。堀井監督にとっては初の明治神宮大会での優勝。おめでとうございます!(編集部・栗山)

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<写真上/2回に安打を放った齋藤來音(慶應義塾大)>
<写真下/胴上げされる堀井哲也監督(慶應義塾大)> 

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2023年11月18日 (土)

ボーイズの春季県予選が開幕しました!

 ボーイズリーグの春季全国大会県支部予選が本日、開幕しました。初日は裾野球場で下田ボーイズ対磐田ボーイズ、御殿場ボーイズ対駿東ボーイズの2試合を見てきました。結果は以下になり、磐田ボーイズと駿東ボーイズがそれぞれ2回戦に駒を進めました。

磐田ボーイズ 3-0 下田ボーイズ
駿東ボーイズ 5-1 御殿場ボーイズ

11182_20231118175501 まず第1試合。磐田ボーイズは「4番サード」の鈴木琥太郎が活躍を見せました。初回に1死二塁から左翼方向にタイムリー二塁打。アウトコースの球を逆方向に狙っていたそうで、その通りにきれいに打ち返しました。第2打席も中堅前安打。体の芯がしっかりとし、打球の上がり方が一人違っていました。そして7回には6回まで好投した杉山栄のあとをうけ、マウンドに立って無失点に抑えました。次戦は優勝候補に挙がる浜松北ボーイズが相手。鈴木は「今日のいい勝ち方を明日につなげたい」と目標の全国大会に向けての大一番を前に気持ちが入っていました。
 下田ボーイズは1年生左腕の石井世夏が楽しみな存在。スラリとした体型で腕が長い本格派タイプ。しかもコントロールが良く、安定感のあるところも魅力でした。

 11181_20231118175501続く第2試合。シートノックの段階から目が釘付けとなったのは駿東ボーイズの遊撃手・石田禅。本人も自信を持っているという守備が上手かったです。打球に対して、半身の姿勢で入り、足を使ってさばけます。三遊間の打球をダイビングキャッチした場面も。打者走者を刺すことはできませんでしたが、それでも中学生レベルでは追いつけない打球でした。「最近状態が上がっている」と話す打撃も第3打席に左翼前安打。試合を通し、駿東ボーイズは主将でもあるこの石田が中心に回っているなと感じました。新チーム結成後、今日が公式戦初勝利とのこと。石田は「次も勝ちたいです」と嬉しそうな表情を浮かべていました。
 御殿場ボーイズは小長井悠希が気になりました。打撃は初回に左翼オーバーの三塁打。スイングが力強かったです。守っては投手と捕手でフル回転。地肩の強さが光っていました。(編集部・栗山)

<写真/上から鈴木琥太郎(磐田ボーイズ)、石田禅(駿東ボーイズ)>

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2023年11月16日 (木)

明治神宮大会に出場の県内関連選手を見てきました!

 昨日開幕した明治神宮大会。県内関連の大学生の出場選手をチェックしてきました。

11161_20231116152101  まずは大阪商業大の畑中大介(4年)と鈴木豪太(2年)。ともに東海大静岡翔洋の出身です。「5番ライト」でスタメン出場した畑中は安打こそ出ませんでしたが、芯にあたったらどこまでも飛んでいきそうなパワフル感がありました。卒業後も野球を続けるという情報があり、今後の活躍も期待したいです。
 2021年の県準V投手の鈴木は西武ドラフト2位の上田大河の後を受け、2番手として5回にマウンドへ。遊撃ゴロ、二塁ゴロ、三振と3人でピシャリと抑えます。腕の位置は高校時代と変わらず、スリークオーターとサイドの中間。ストレートの球速11162は140キロが出ていました。もっとも成長を見てとれたのが体つき。胸板が分厚くなっていました。そうとうトレーニングを積んできた証拠でしょう。続く6回に失点しましたが、まだ2年生。今度はエースとなり、全国の舞台に戻ってきてほしいです。

 11163 中部学院大の長倉幸佑(3年)も見ることができました。秋の東海選手権では日大国際関係学部相手に6回2/3を無失点と好投し、最優秀投手賞を獲得。チームの明治神宮大会出場に貢献しました。
 この日の出番は0対7と苦しくなった7回2死。なおも2死二塁のピンチの場面でした。ここで一塁ライナーに抑えると、その裏に味方が1点を還してコールドを逃れます。そして8回は失策と死球で走者を許したものの無失点に。リリーフとしての役割を果たしました。高校時代は本格派右腕の杉田蒼希(現日本大)に次ぐ2番手投手。それが大学で花が開き、神宮のマウンドに立っている姿に感動しました!(編集部・栗山) 

<写真/上から畑中大介、鈴木豪太(ともに大阪商業大)、長倉幸佑(中部学院大)>

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2023年11月10日 (金)

【社会人日本選手権】ヤマハ、惜しくも初戦で姿を消す

 ヤマハが日本選手権の初戦で日本通運と対戦し、1対4で敗れました。
 相手の先発投手はオリックスから6位指名を受けた古田島成流。140キロ台中盤から後半の球威あるストレートとチェンジアップの前に苦しめられました。
11101_20231111001401  一矢を報いたのは4回。0対2のビハインドの場面で、6番に入った大本拓海が「流れをこっちに持ってきたかった」と、内角の高めのストレートを強振。打球は右中間スタンドに飛び込みました。
 試合はその後、ヤマハの投手陣が踏ん張りを見せ、1対2で迎えた8回、無死一二塁の絶好のチャンスを掴みます。しかし、走者を送ることができず、得点につながりませんでした。
 バントのミス、守備でのエラーもあっただけに、「色々なところできっちりとやっていかないといけない」と室田信正監督。大本も「こういう展開をものにして勝ち上がっていけるようにしたい」と悔しさを滲み出しながら京セラドームを後にしました。
 これで今年のヤマハの公式戦は全て終了しました。4月のJABA静岡大会で19大会ぶりの優勝、夏の都市対抗では準優勝。今回の日本選手権こそ初戦敗退に終わりましたが、若手選手の台頭もあり、実りのあった1年になったと思います。来年こそ、全国の頂点へ。ヤマハの力で静岡の野球界をまた沸かせてほしいです。(編集部・栗山)

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<写真上/4回にソロ本塁打を放った大本拓海(ヤマハ)>
<写真下/ 試合前に10回出場表彰を受けたフェリペ・ナテル(ヤマハ)>

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2023年11月 7日 (火)

「第6回大学野球オータムリーグin静岡」の記者会見が行われました!

 「第6回大学野球オータムフレッシュリーグin静岡」の開催概要発表記者会見が本日、静岡市役者で行われました。
 11月24日から3日間に渡り、草薙球場、清水庵原球場、西ケ谷球場の3会場を使用。大学12校、高校5校が交流戦を繰り広げます(大学生は1、2年生の選手が主体)。今年は明治神宮大会後に開催。アマ野球を締めくくるイベントとなるだけに注目度が高まります。
 また、
大会期間中に野球人口の拡大を目的に参加大学が未就学児、中学生に対面で野球教室を実施。オンラインでも御殿場南、静岡北、浜松江之島の3チームに野球教室が予定されています。

<参加大学>
慶応義塾大/東京大/法政大/明治大/立教大/早稲田大/筑波大/中京大/静岡大/静岡産業大/東海大静岡キャンパス/日大国際関係学部

<参加高校>
静岡高/静岡市立/静岡商/清水東/駿河総合

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<写真/記者会見に出席したメンバーたち。左から企画チーム・小林出(静岡大)、渋谷泰生(早稲田大)、臼井捷翔(東京大) 、吉本匠満(法政大)、金高祐津紀(静岡大)、 企画チーム・神中祥穂(慶応義塾大)>

 6回目にして、初めて東京六大学リーグ所属の全チームが参加することになりました。初出場となる法政大を代表して、清水東出身の吉本匠満(2年)は「法政大の参加を待ち望んでいた方、これまでお世話になった方に思い切ったプレーを見せたい」を意気込みを語りました。
 吉本は高校1年時に「大学野球オータムフレッシュリーグin静岡」で筑波大と対戦。無安打に終わり、チームも0対9で大敗。「こてんぱんにやられてしまった」と当時を振り返ります。その後、指定校推薦枠で法政大に進学。今は武器の打撃力を生かして、下級生主体のオープン戦に出場しているそうです。成長した姿を見せてほしいと思います!

★早稲田大・渋谷泰生(静岡高出身/2年)
「慣れ親しんだ静岡の地で、全力プレーをお見せしたいです」

★東京大・臼井捷翔(静岡高出身/2年)
「自分を育てていただいた静岡に感謝の気持ちを持ってプレーします」

★静岡大・金高祐津紀(清水東出身/2年)
「チームでも個人でも、やれることをしっかとやっていきたいです」

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<今年も「静岡高校野球」編集部が編集協力した公式パンフレットが開催期間中に各球場で販売となります。大会に先立ち、明日8日より戸田書店江尻台店で限定先行発売します!>

※「第6回大学野球オータムフレッシュリーグin静岡」の詳細はこちらからご覧下さい。
https://baseball.sfc.keio.ac.jp/autumnfresh-league/

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2023年11月 6日 (月)

【クラストカップ】静岡裾野シニアが試合巧者ぶりを発揮して決勝へ!

 昨日はシニアのクラストカップを富士シニアグランドで取材しました。

<準々決勝>
静岡裾野シニア 6-5 富士シニア(延長9回)

<準決勝>
静岡裾野シニア 1-0 静岡中央シニア

11061_20231106185801  静岡裾野シニアが2連勝して決勝戦に駒を進めました。
 2試合で好投を見せたのがリリーフで登板した中川翔仁です。身長176センチの長身から投げ下ろす角度のあるストレートにキレ味十分のスライダーを絡ませる投球。「ランナーがいる場面でどうやって抑えるか。常にホームに還さない投球を心掛けています」とピンチでも動じない強心臓も魅力でした。
 前チームは夏のジャイアンツカップで準優勝した黄金世代。負けじと今チームも、秋の関東大会でベスト4に進出し、来春の選抜大会出場が有力視されています。「個人個人の能力が先輩たちに比べて劣る分、細かいことを大事にしています」と中川。連戦となった昨日の2試合も派手さこそありませんでしたが、きっちりとやるべきことを徹底しての勝利。試合巧者ぶりを発揮しました。

11062_20231106185801 準々決勝で敗れはしましたが、富士シニアに来年の県中学球界の目玉となりそうな左腕がいました。この日が公式戦初先発の加藤隼です。まず、左足一本で立ったときの姿勢が美しい。肩関節の柔らかさを感じるフォームで、長い腕がムチのように鋭く振れます。初回、2回は走者を許したものの、最後は三振を奪ってピンチを切り抜けます。指にかかったクロスファイヤーの快速球に思わず鳥肌が立ちました。バッティングもシャープ。6回には右中間を破る二塁打を放ちました。故障の影響で、これまで経験が少なかったという加藤。一冬を乗り越えた先の春がすごく楽しみです!

11063_20231106185801 静岡中央シニアは先発・竹下航生の頑張りが光りました。6回途中まで無失点の力投。右サイドの変則から腕が一瞬遅れて出て、しかも手元でピッとくるので打者のバットが差し込まれていました。高低、コーナーに投げ分ける制球も抜群でした。(編集部・栗山)

<写真/上から中川翔仁(静岡裾野シニア)、加藤隼(富士シニア)、竹下航生(静岡中央シニア)>

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2023年11月 4日 (土)

東京新大学リーグの入れ替え戦を見てきました!

 今日は東京新大学リーグの入れ替え戦を見てきました。対戦カードは東京学芸大(1部6位)対駿河台大(2部1位)。両チームとも静岡出身選手が主軸で活躍していて、どうしても今シーズン中に一度見ておきたく、埼玉県の大宮県営球場まで足を運びました。

11041_20231104165101 東京学芸大は静岡市立出身の金子大悟が「3番ショート」で出場。今春、ベストナインを獲得した実力を発揮してくれました。第1打席であわや中堅オーバーの大飛球。相手の好守備に阻まれましたが、スイングの強さを感じる一振りでした。そして、第3打席では右中間を破る二塁打を放つと、次打者の安打で一気に本塁に生還。足の速さにも驚きました。試合はコールドで敗退。「明日の第2戦は頑張ります」と気持ちを切り替えていました。これまでの歩みをあらためてシーズン後に取材したいと思っています。 

11042_20231104165501 一方の駿河台大は加藤学園出身の大谷正和が「4番DH」で出場。2年生ながらパンチ力のある打撃が期待されている強打者です。今日はヒットこそ出ませんでしたが、ガタイが良く、芯にあたったらどこまでも飛んでいきそうな雰囲気がありました。3年生、4年生と上がったときに、どんな選手に成長しているのか。こちらも注目していきたいです!(編集部・栗山)

<写真/上から金子大悟(東京学芸大)、大谷正和(駿河台大)>

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