【三村杯】富士が23年ぶりの優勝!
第34回三村旗争奪野球大会の決勝戦と3位決定戦が19日に明星山球場で行われ、富士が2000年以来となる23年ぶりに優勝しました。
★11月19日 三村杯 決勝戦 明星山球場
チーム | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 |
富士東 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
富士 | 0 | 0 | 0 | 3 | 1 | 0 | 0 | 0 | × | 4 |
(東)丸山-内田、堤
(富)遠野-萩谷
▽本塁打=山下(富)
<3位決定戦>
三島南 11-3 富士宮北(7回コールド)
今年、決勝戦に進んだのは富士と富士東。試合を決めたのは富士の6番打者・山下夏輝でした。両チーム無得点で迎えた4回、1死二三塁からスライダーをとらえると、打球は左翼のフェンスを越えていきました。高校入学後、初めての柵越えの本塁打。「上手く力が抜けました。まさか入るとは思っていませんでした」。前の打席は三振。力の入り過ぎを修正して見事な一発を放ちました。左腿の肉離れの影響で夏の大会はベンチを外れ、秋の公式戦もほぼ試合に出場機会がなかった山下。シーズン最後となるこの三村杯にかける気持ちが強かったそうです。昨年指導を受けたイチロー氏(マリナーズ会長付特別補佐兼インストラクター)から伝授されたネットに向かって打つティー打撃を黙々とこなしてきたとのこと。その成果を発揮しました。
投げてはエース左腕の遠野功也が9回まで投げ切って完封。立ち上がりこそ「緊張していた」と走者を許す場面がありましたが、中盤からはキレのあるストレートに、鋭く変化するカットボールが冴え渡りました。
稲木恵介監督が就任して2年目。少しずつステップアップするチームが来年はどんな飛躍を見せるのか注目です。
一方、富士東は右腕・丸山流我の好投が光りました。ヒジがしなり、ストレートは球速数字以上の速さを感じるタイプ。カーブとのコンビネーションが良かったです。また、3位決定戦は三島南の兼子結人が投打で活躍。数週間前から急に本人の中でポイントを掴んだようで、バランスのいいフォームが魅力的でした。(編集部・栗山)
<写真上/優勝した富士の選手たち>
<写真下/3ラン本塁打を放った山下夏輝(富士)>
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