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2023年12月

2023年12月29日 (金)

大学で楽しみな静岡商トリオを取材!

 先日、静岡商を取材した際に、大学で野球を続ける3年生の3人に会うことができました。
 主将を務めた戸田純太が駿河台大、強肩強打の藤田圭佑が明星大、エースの太田善士は神奈川大(準硬式)でプレーすることが決まりました。

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 「1年春からベンチ入りしたい」と意気込むのが戸田。パンチ力のある打撃に加え、50m走6.2秒の脚力と堅守が魅力の内野手です。駿河台大は今秋、2部から1部に昇格。「これからのチームだと聞いています。その中で貢献していきたいです」。駿河台大の充実した施設面に惹かれたのはもちろん、JR東日本でマネージャーを務めた経験豊富の松浦健介助監督(掛川市出身)の存在が決め手となったとのこと。「一緒に上のレベルを目指していこうと言われ、ここでやりたいと思いました」。大学で活躍して、その先のステージへ。夢は広がります。
 
 また、「将来はプロになりたい」と気持ちを昂らせるのが藤田。もともと関東の大学でプレーしたい気持ちが強く、その中で巡りあったのが明星大です。2年秋は強肩を武器に正捕手で出場した藤田。しかし、その後は故障もあり、レギュラーの座を後輩の齊藤修生に明け渡しました。「まずは新人戦を目標に、2年生からリーグ戦に出たいです」。高校時代の悔しさをバネに大学では捕手に再挑戦する予定。レギュラーを掴み、現在2部のチームを1部に引き上げる活躍を見せてほしいです。

 そして、準硬式の道を選んだのが太田。右サイドからキレのある球を投げ込む右腕です。大学では全国大会への出場を目指しながら、勉学にも力を入れていきたいとのこと。卒業後は教員となり、高校野球を指導するビジョンを描いています。「最後の夏は悔しい思いが残っています。今度は指導者の立場で甲子園を目指したいです」。次は指導者として静岡の野球を盛り上げてほしいと思います。(編集部・栗山)

<写真/左から藤田圭佑、戸田純太、太田善士(静岡商)>

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2023年12月27日 (水)

ヤクルト入団・鈴木叶の激励会が開催されました!


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 ヤクルトに入団する鈴木叶(常葉大菊川)。「浜松南シニア」主催による激励会が昨日、浜松市内で開催されました。
 冒頭で中学時代の恩師・鈴木彰宏監督の手で背番号65の入ったヤクルトのユニホームに袖を通した鈴木。少し照れながらも嬉しそうな表情を浮かべます。続いて、「浜松南シニア」で一緒に汗を流した女子選手の加藤遥喜(履正社)さんから花束を受け取りました。その後は貴重な中学時代の映像が流れ、藤田駿斗(静岡)、鈴木秀汰(浜松商)とともに「浜松南シニア」、「浜松南リトル」の現役団員からの質問に答えていきました。 

12271  会の最後には鈴木監督が「叶は叶らしさを出して頑張ってほしい」とエールを送ると、鈴木は「浜松南シニアの皆さんに活躍する姿を見せていきたい」と挨拶。参加した約180人から盛大な拍手が送られました。
 年が明ければ、すぐに合同自主トレが開始されます。まずはケガすることなくキャンプを乗り切ってほしいと思います。(編集部・栗山)

<写真上/感謝の言葉と今後への抱負を話す鈴木叶>
<写真下/鈴木彰宏監督(左)の手でヤクルトのユニホームに袖を通す>

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2023年12月25日 (月)

【練習試合】静岡蒲原シニアvs掛川シニア

 昨日は静岡蒲原シニアと掛川シニアの練習試合を見てきました。さすがにこの時期とあって寒さがありましたが、試合は逆転につぐ逆転で盛り上がりました!

12251_20231225193101  7回裏、試合を決めたのは掛川シニアの注目捕手・山﨑拓己でした。走者2人を置いて、長打を放てばサヨナラの場面。軽くミートした打球がライナーでセンターの頭を越えていきました。身長175センチ体重83キロの堂々とした体つき。一番の魅力は肩で、この日は3つ盗塁を阻止しました。まだ精度は低いものの、地肩の強さを感じることができました。掛川シニアはこの日、先発した木下文翔も目に留まりました。フォームに柔軟性があり、ストレートが手元で伸びるタイプ。体が出来上がったら、どんな本格派になるのか。楽しみな原石です。
 
12252_20231225193101  一方、今年のクラストカップを制した静岡蒲原シニア。上位から下位までムラなく、全員がよくバットが振れていました。投手陣は、3番手で登板した左腕の下村颯人が気になりました。フォーム全体に躍動感があり、腕の振りが速い。立ち上がりは制球に苦しんでいましたが、徐々に安定し、指にかかったときのストレートは魅力的でした。
 今回、名前を挙げた3人は南関東選抜の一員として、年末に台湾で試合を行うとのこと。色々な刺激をもらって、来年さらに飛躍してほしいと思います!(編集部・栗山)

<写真上/強肩強打の山﨑拓己(掛川シニア)>
<写真下/キレのあるストレートを投げる下村颯人(静岡蒲原シニア)>

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2023年12月17日 (日)

東海大静岡キャンパス、宮原駿介とともに注目選手は…

 昨日は東海大静岡キャンパスを取材。4年生の卒部式に先立ち、4年生対下級生の試合が行われていました。

 試合を見ながら気になったのは2年生の捕手・柳俊輔。柔らかくシャープなスイングからセンター方向に安打。打撃のシルエットが良かったです。身長が180センチあり、手塚慎太郎監督によると肩も強いとのこと。来年、ブレイクの予感がしました。最速149キロ左腕・宮原駿介とともに注目していきたいです! 

12171 今年は春の静岡リーグを制した東海大静岡キャンパス。その後の東海地区大会では3日間の激闘の末に、あと一歩のところで全国大会出場を逃しました。チームをまとめた4年生の山本好輝は、「来年こそ全国に出場してほしい」と後輩に期待の言葉をかけていました。(編集部・栗山)

<写真/卒部式では手塚慎太郎監督から4年生に記念品が贈られた>

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2023年12月11日 (月)

北駿BBCの剛腕&志太ナインBBCの大型捕手に注目!

 昨日は昨夏全国優勝の東海大静岡翔洋中、来春の全国大会切符を獲得した志太ナインBBCと北駿BBCの3チームによる練習試合を見てきました。
12111_20231211125401  第1試合は志太ナインBBCがタイブレークの末に4対3で東海大静岡翔洋中に勝利しました。3対3で迎えた7回に犠飛を放ったのが「4番キャッチャー」の平田健介。「絶対に打つんだという気持ちで打席に入った」と役割を果たしました。
  東海大静岡翔洋中とは、新チーム後に一度、練習試合を行ったそうですが、そのときは敗戦。平田は「自分たちは来年、全国に出るプライドがあって、今日は負けたくありませんでした。勝ててうれしいです」と強豪撃破に笑顔。身長177センチ体重62キロの体を持ち、伸びしろも十分。肩が武器で、前日の測定会では二塁送球1.85秒をマークしたそうです。「まだまだ課題もあるので、来年の春に向けて頑張っていきたいです」。主将としてチームを引っ張るリーダーシップもありました。

 続く、第2試合は北駿BBCの左腕・志村祥太に注目しました。秋の県新人野球大会を制した北駿BBC。その立役者とな12112 ったのがエースの志村です。初回からエンジン全開。唸るような剛速球と曲がり幅の大きいキレのある変化球が冴え渡ります。リリースでボールを押し潰すような強さがあり、ズド~ンというイメージでキャッチャーミットに収まります。ただ投げるだけでなく、フィールディングも含め、トータルで完成度が高かったです。終わってみれば2安打完封勝利。この時期に、これだけの球を投げていれば、来年はどうなるのか。北駿BBCは野手陣も鍛えられているだけに、全国での躍進が期待が高まります。

 また、来春の全国は逃していますが、東海大静岡翔洋中は能力が高い選手が揃っている印象でした。なかでも、3番打者の菊池蓮が走攻守で見せてくれました。シャープなスイングで安打を放って、快足を飛ばして進塁。中堅の首位範囲の広さも際立っていました。さすが、前チームからレギュラーを張るだけのことはあります。投手陣では2試合前のラストに投げた木野正太朗が気になった存在。パワー系の投手で、力でねじ伏せるストレートの強さがありました。(編集部・栗山)

<写真上/平田健介(志太ナインBBC)>
<写真下/志村祥太(北駿BBC)>

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2023年12月 9日 (土)

ヤマハの網谷圭将が社会人ベストナインを獲得!

12091 昨日、2023年度の社会人ベストナインが発表され、ヤマハの網谷圭将が外野手部門で選出されました。
 千葉英和高、横浜DeNAを経て、2019年にヤマハ入り。今年は夏の都市対抗では全試合で4番に座り、打率.421(本塁打1本)の活躍で準優勝に貢献しました。
 「あの5試合を経験できたことは大きかった」と話す一方で、決勝戦では最後の打者となり、ヘッドスライディングした一塁ベースで悔しさからしばらく立ち上がることができませんでした。「一番の成果はチームが優勝すること。そこが達成できなかった自分の未熟さを凄く痛感しました」
 現在は社会人JABA選抜の一員として「2023アジア・ウインター・ベースボール・リーグ」に出場。11試合が終了時点で17安打と好調をキープしています。来年もヤマハの中心選手として期待したいです。

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2023年12月 7日 (木)

神奈川大の杉原陸太&佐藤太陽に会ってきました!

12071 今日は神奈川大の練習に伺ってきました。フリーバッティングで快音を響かせていたのが島田樟誠出身の杉原陸太(3年)。高校時代は「杉原=フルスイング」のイメージでしたが、大学生投手の質の高いボールに対応するため、飛ばすことよりもコンパクトなスイングに。今月2日の青山学院大とのオープン戦で二塁打2本を放ち、翌日の慶應義塾大戦は1番打者として出場したそうです。
 「来年は試合に出続けたい」と気持ちを高ぶらせる杉原。今秋は開幕直後はスタメン出場も、その後は途中出場。チームも5位に終わり、悔しさを味わいました。「リーグ優勝に貢献して、全国に出たいです」。神奈川大は浜松商出身の佐藤太陽(3年)が主将となり、その佐藤を支える立場として杉原は寮長に就任。結束力があります。来年は全国で躍動する静岡コンビを見たいです!(編集部・栗山)

12072神奈川大・佐藤太陽(主将に就任!「静岡高校野球2024春号」で詳細を紹介予定)
「チームの目標は、春秋のリーグ戦優勝。最終的に全日本大学選手権優勝で日本一。個人的には、打の中心になれるようにしたい。打率にはこだわっていきたい」

<写真上/来年に向けて気持ちを高ぶらせる杉原陸太(神奈川大)>
<写真下/就任に就任した佐藤太陽。11月26日の東京農業大とのオープン戦で>

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2023年12月 4日 (月)

【ボーイズリーグ・オリエンタルフーズ旗】浜松北ボーイズが優勝!

 ボーイズリーグの3年生最後の試合となる「オリエンタルフーズ旗争奪三年生交流大会」。準決勝と決勝戦が2日に磐田球場で行われました。

<準決勝>
浜松北ボーイズ 9- 2 磐田ボーイズ
島田ボーイズ 13-10 富士ボーイズ

<決勝>
浜松北ボーイズ 7-3 島田ボーイズ

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 浜松北ボーイズは主砲の髙塚克己瑠が実力を発揮しました。2週間前の試合で右足の靭帯を痛め、県選抜の一員として出場予定だった26日のオータムリーグフレッシュリーグは欠場。それでも、「中学最後の試合。みんなと思い出を作りたかった」と調整し、この日は本来の捕手ではなく、一塁手として出場しました。
12042  まず、準決勝の第3打席。スライダーをとらえると、打球は左中間へ。これがスタンドまで届く中学通算7本目の本塁打となります。そして、決勝戦では初回、島田ボーイズの好左腕・藤浪ムサシからレフト前へ、先制タイムリーを叩き出しました。藤浪とは県選抜でバッテリーを組んだ仲。スライダーの軌道を予想し、浮いてきた球を打ち返したそうです。「最後にこういう活躍ができて良かった」と笑顔の髙塚。「高校入学までにもっとレベルアップし、高校では甲子園で優勝がしたいです」と将来のビジョンを描いていました。
 その髙塚の代役を務めた捕手の谷口篤郎も印象に残りました。フットワークの良さに、肩の正確性も光り、「こんなキャッチャーがいたのか!」と驚かされました。まさに「キャッチャーらしいキャッチャー」という感じ。この日、指揮をとった鈴木理男コーチも「高校では早い段階から出番があるのでは」と太鼓判を押す選手。注目していきたいと思います。(編集部・栗山)

<写真上/中学最後の大会で優勝した浜松北ボーイズの選手たち>
<写真下/決勝戦で先制タイムリーを放った髙塚克己瑠(浜松北ボーイズ)>

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