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2024年1月

2024年1月31日 (水)

2024年この選手を見逃すな!~金高祐津紀(静岡大)

 2024年、編集部注目の県内関連選手を紹介していく特集。第2回は大型右腕として注目の金高祐津紀(静岡大/新3年)です。

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01311  覚醒間近の大器がシーズン開幕を待ちわびている。
 身長185センチの長身から投げ込むストレートの最速は144キロ。昨年11月の「大学野球オータムフレッシュリーグin静岡」では早稲田大戦に先発し、6回を無失点に抑えた。
 これまでの2年間はケガに泣かされてきた。1年秋にリーグ戦デビューを飾るも、投げてすぐに肩に痛みを覚えた。昨年のオフシーズンは肩痛と向き合いながら、大学入学後、本格的に始めたウエイトトレーニングで体を鍛えた。「ウエイトの成果があって、春先は投げるごとに良くなっていた感覚があった」と話す。2年春のリーグ戦では5試合に登板。ストレートの球速も、高校時代にマークした137キロから144キロまで上がった。
01312  しかし、今度はヒジ痛を発症。秋は回復を優先に、一度もマウンドに上がることはなかった。それだけに、完治した今季にかける思いは強い。「今年は先発して1年間フル回転したいです」。このオフは神奈川県の整骨院に通いながら「故障しにくい」フォームに修正。腕の長い投手特有のテークバックが大きくなりがちだったものをコンパクトすることで、「体の回転にマッチしてきた」と手ごたえを掴んでいる。
 残された大学生活は2年間。本人は「大学卒業までに150キロを超えたら」と目標を立てているが、持っているエンジンの大きさはそんなものではない。今年1年をブレイクの年とし、プロへの扉を切り開く。(編集部・栗山)

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◆金高祐津紀(かねたか・ゆづき)
2003年11月13日生まれ、静岡県静岡市出身。小学5年時に「有度ドジャース」で野球を始める。西奈中では内野手としてプレー。清水東入学後、1年夏からベンチ入り。本格的に投手となり、2年夏の代替大会はベスト16入り。静岡大では1年秋からリーグ戦登板。185cm90kg、右投右打。

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2024年1月24日 (水)

2024年この選手を見逃すな!~宮崎竜成(ヤマハ)

 いよいよ、今年も球春が近づいてきました。そこで、数回に渡り、編集部注目の県内関連選手を紹介していきたいと思います。
 第1回は、プロも注目する強打者の二塁手・宮崎竜成(ヤマハ)です。
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01242  1年前と比べると明らかに体が大きくなっている。
 立命館大時代からドラフト候補に挙がっていた宮崎。だが、社会人1年目となった昨年は苦しいスタートとなった。前半は故障の影響で満足なプレーができず、準優勝した都市対抗も、ピンチランナーとして1試合に出場したのみ。チームに貢献することができなかった。
 それでも、その故障の期間を無駄にしなかった。「フィジカル面を強化しました。特に下半身をトレーニングしたことで、長打が出るようになりました」。入社時、83キロだった体重は90キロへ。成果として現れたのが10月のJABA伊勢・松阪大会だった。11打数5安打、2本塁打を記録した。      
01241_20240124100301  持ち味の一つに挙げられるのが脚力だ。「体重が増えてきても、スピードは落ちていません」と胸を張る。50m走は6秒を切り、塁間をあっという間に駆け抜けていく。打って、走れて、さらには二塁の守備も堅実。高いレベルで三拍子が揃う。
 宮崎は2024年の目標として2つ挙げる。「チームとしては都市対抗で優勝すること。個人的にはプロを狙っていきます」。大学時代はプロ志望届を提出するも、指名されることはなかった。「大学のときは『行きたいな』くらいの気持ちでした。でも、今は違います。野球に打ち込める環境に身を置いてより気持ちが強くなっています」。
 すでに状態は万全だ。新年早々、まだ寒い時期にも関わらず、打撃練習ではライナー性の鋭い打球を連発。「今年は必ず」という強い決意が伝わってくる。(編集部・栗山)

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◆宮崎竜成(みやざき・りゅうせい)
2000年12月9日生まれ、徳島県出身。創志学園では2年春と3年夏に甲子園出場。立命館大では1年秋に3本塁打を記録。最終学年では主将を務めた。母の千佳さんはアトランタ五輪のソフトボール日本代表として活躍。 173cm90kg、右投左打。

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2024年1月20日 (土)

韮山出身・木村泰雄氏が立教大の監督に就任!

01201  立教大の新監督に韮山出身・木村泰雄さんが就任することが発表されました。高校時代は主に投手として活躍した木村さん。大学卒業後は大昭和製紙に入社。外野手で8年間プレーしました。その後、日本製紙石巻の監督を務め、2010年には創部25年目にして都市対抗初出場に導きました。
 高校時代の同級生が現慶應義塾大監督の堀井哲也さん。今年は神宮を舞台に「韮山対決」が実現します。さらに、今回、立教大のコーチに名を連ねたのが、坪内一哲さん。甲子園出場を果たした富士など、赴任した各県内高校を強化した名将です。
 慶應義塾大vs立教大。どんな対決となるのか、今から楽しみです!

<写真/立教大の監督に就任した木村泰雄さん>

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2024年1月17日 (水)

名将・森下知幸監督が逝く

01171  大変残念なニュースが飛び込んできました。御殿場西の森下知幸監督が昨日、病気のため亡くなりました。
 現役時代は浜松商の主将としてセンバツ優勝。浜松商のコーチを経て、日大三島、常葉菊川、御殿場西の監督を歴任。常葉菊川監督時代には全国優勝に導きました。
 『静岡高校野球』では創刊当時からお世話になり、2014年に「浜商特集」を組んだ際には母校について熱く語っていただき、御殿場西に移ってからも度々取材させていただきました。ノックバットを持った森下監督の姿が目に焼き付いて離れません。そして、常に時代の先を行く「森下野球」をもっともっと見たかったです。ご冥福をお祈りいたします。

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2024年1月16日 (火)

ヤクルト・鈴木叶の新人合同自主トレの様子を見てきました!

01161  プロへの第一歩を踏み出したヤクルト4位の鈴木叶(常葉大菊川)が気になり、今日は戸田球場で行われている新人合同自主トレーニングを見てきました。
 新人合同自主トレーニングが始まって7日(そのうち2日休日)。第3クールとなり、疲れが出てきている時期かなと心配していましたが、最初のアップから動きが良くて一安心。一つ一つの動作に持ち味の柔軟性を見てとれました。
 キャッチボールでは、他の組よりも長く離れて遠投する場面も。まだ全力ではないと思いますが、低く伸びる球を投げ込んでいました。
 その後はショートやセカンドの位置につき、ノックを受けていきます。俊敏な身のこなしをみると、「キャッチャーだけじゃなく、他のポジションができるのでは?」と思えてしまうほど。難しい打球ほど、トリッキーにさばいていました。
 ここまで順調にきている様子の鈴木。まずは2月1日のキャンプまでケガなく過ごしてほしいです!(編集部・栗山)

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2024年1月 3日 (水)

今年の県内注目選手は!?

01011_20240101163901 2024年が幕を開けました。今年はどんな逸材と出会うことができるのか。今から楽しみですね!
 静岡県でまず注目選手として名前が挙がるのが小船翼(知徳)です。197センチの長身から最速150キロを投げるという規格外の大器です。昨年末、様子が気になってブルペンでの投球を見てきました。驚いたのは体の変化。秋の大会のときよりも下半身中心に大きくなっていました。パワーアップしているだけに、春のシーズン開幕が今から待ち遠しいです。
  大学生では左腕の宮原駿介(東海大静岡キャンパス)。こちらも昨年末に会ってきました。
大学日本代表候補合宿に参加して、大きな刺激を受けている様子。小船、宮原ともに「静岡高校野球2024春号」(3月発売予定)でじっくりと紹介したいと思います。
 また、
今年は清水庵原球場を本拠地とする「ハヤテ223(ふじさん)」がプロ野球のプロ野球ウエスタン・リーグに参入、社会人野球のヤマハは申原直樹監督が就任して新たな態勢で都市対抗優勝を目指します。 
 今年も雑誌「静岡高校野球」並びに、このブログで静岡の野球情報を発信していきます。よろしくお願いいたします!

<写真/最速150キロ右腕の小船翼(知徳)>

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