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2024年3月

2024年3月31日 (日)

【春季高校野球】沼津東が島田の好救援で県大会進出&大勝監督が富士宮東でラスト采配!

03311_20240331190201  今日の愛鷹球場第3試合は沼津東と韮山の進学校対決。沼津東が12対5(8回コールド)で勝利し、県大会進出を決めました。
 流れを引き寄せたのは、2番手で登板したサイド右腕・島田凌佑でした。4回に5点を失い、なおも2死三塁の場面でマウンドに上がます。「焦らず投げることができた」とライトフライに打ち取ってピンチを切り抜けると、その裏に味方打線が5点を奪い返して逆転に成功します。
 すると、島田は直後の5回は三者連続三振。6回、7回、8回も無失点。今日は打者14人から8三振を奪って、許した安打は1本のみでした。特に印象に残ったは8回2死から三振をとったボール。一番得意という右打者のアウトコース低めに、この日最速の134キロの剛球を投げ込みました。
 「伊豆市シニア」ではエースとして活躍した島田。ストライク先行で崩れることがなく、今はリリーフで存在感を発揮しています。フォーム全体に勢いがあるパワー型の変則右腕。沼津東はこの日、登板のなかった近藤秀太だけでなく、この島田も注目です。

03312_20240331190201  第1試合は、富士宮東が日大三島相手に食らいつきました。最終的には1対8(8回コールド)で敗れたものの、初回に先制点を奪い、3回までは1対1。試合後、県の人事異動で、4月1日より富士宮北に異動する大勝良則監督は「最後まで頑張ってくれた」と選手を讃えていました。
 大勝監督は富士宮東で6年間に渡って指揮をとり、2022年春には27年ぶりの県1勝に導き、勝又琉偉(現ロッテ)をプロに送り出しました。今度は甲子園出場経験のある古豪に赴任。どんなチームを作ってくれるのか楽しみです!(編集部・栗山)

<写真上/力強いストレートを投げ込んだ島田凌佑(沼津東)>
<写真下/富士宮東でのラストゲームとなった大勝良則監督>

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2024年3月30日 (土)

知徳の小船翼が18奪三振を記録、最速151キロをマーク!

★3月30日春季高校野球静岡県大会予選 裾野球場

チーム 1 2 3 4 5 6 7 8 9
御殿場西 0 0 0 0 0 0 0 2 0 2
知徳 1 0 0 0 0 3 0 2 0 6

(御)横澤、大石、竹下-進士
(知)小船-杉本
▽三塁打=菊地(知)

03301_20240330191001  プロ3球団のスカウトが見守る中、知徳の小船翼(新3年)が今春公式戦初戦で圧巻の投球を見せました。
 「初回から飛ばしていった」の言葉通り、いきなり3者連続三振でスタート。4回に初安打を許しますが、その後も三振の山を築いていきます。誰が見ても速いと思わせるストレートはプロのスピードガンで常時140キロ台中盤で最速は151キロ(自己最速!)。速いだけでなく、低めのコーナーに集まります。中盤以降は変化球を増やす投球にシフトチェンジ。「変化球の精度を上げる」という冬の間に取り組んできた進化した姿もありました。終盤に2点を許したものの、終わってみれば、なんと18奪三振を記録。オフシーズンに取材した際、「27個のアウト、すべてを三振で取りたい」を言っていましたが、それに近いくらいの奪三振ショーでした。
 ベンチから見守った初鹿文彦監督は「頼もしかった」と賞賛。それでも「まだまだ。もっともっと良くなる」と期待を込めていました。
 03302_20240330191001 そんな小船を味方も援護。4番・京増嘉紀(新3年)が先制打につながるライト前タイムリーを含む、3安打の活躍が光りました。昨年が期待している身長188センチの大型選手。このまま一気に覚醒してほしいです。

 一方、小船に対し、フルスイングで挑んだ御殿場西も気持ち良かったです。「こんな良いピッチャーと対戦できて良かった。夏につながる」と竹内健人監督は収穫を口にしていました。特に、4打席すべて三振を喫しましたが、2番打者の土屋綸(新2年)のスイングがえぐかったです。タイミングが合ったら、どこまで飛んでいくんだろうという迫力がありました。(編集部・栗山)

<写真上/18奪三振で勝利に導いた小船翼(知徳)>
<写真下/3安打を放った京増嘉紀(知徳)>

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2024年3月28日 (木)

【オープン戦】専修大の肥沼竣がヤマハ相手に登板!

 今日は掛川球場で行われたヤマハと専修大のオープン戦を見てきました。
03281_20240328182801  専修大の先発は加藤学園出身の肥沼竣。4年生となる今年は主戦として期待される本格派右腕です。初回に満塁のピンチを作り、専修大の先輩・小林寛弥に走者一掃のタイムリー二塁打を浴びたものの、2回から4回は1安打に抑えました。今年に入ってから5試合目のオープン戦での登板。今日は145キロを計測し、「感覚的には今年投げた試合の中で一番良かった」と話します。伸びのあるストレートがストライクゾーンの四隅いっぱいに決まる持ち味も十分に出ていました。エースナンバーの18番を背負うことも決まり、「責任感を持ちつつ、チームの全国制覇に向けて投げていきたい」と意識も高まっている様子。開幕に向けて、状態の良さを確認できました。
03282  さらに、専修大は2番手で磐田ボーイズ出身で、松商学園(長野)から入学した新1年生の齋藤新太が登板。1イニングを投げて4四死球で1失点。それでも、腕を振った最速143キロの伸びのあるストレートは魅力的で、ヒットは1本も打たれませんでした。今日はどのくらい社会人相手に通用するのかを本人はテーマにしたそうで、「真っすぐでさすことができたのは良かったです」と収穫を口にしていました。次はリーグ戦デビューを楽しみにしたいです。
 静岡高出身の山本和輝(新2年)も地元・掛川でプレー。5回から出場して、軽快な守備を見せてくれました。今年はレギュラーに定着してほしいと思います。
03283  9対1で勝利したヤマハは2年連続優勝を狙うJABA静岡大会(4月3日開幕)に向けて順調に調整が進んでいる様子。今日は初回に小林がタイムリー、寺沢孝太が2回を無失点とルーキーの活躍が光り、一方で昨年の社会人ベストナインの網谷圭将が8回にライトへ満塁本塁打。どの選手が出場しても活躍する良い雰囲気がありました。(編集部・栗山)

<写真上/エースナンバーを背負う肥沼竣(専修大)>
<写真下/新1年生の齋藤新太(専修大)が社会人相手に初登板。バックで磐田ボーイズの先輩の山本和輝(専修大)が守る>
<写真/打撃好調のルーキー・小林寛弥(ヤマハ)>

※現在発売中の「静岡高校野球2024春号」で肥沼竣(専修大)のこれまでの歩みを掲載しています。ぜひ、読んでいただけると嬉しいです!

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2024年3月27日 (水)

【春季高校野球】浜松商のエース・西山が好投!

 春季静岡県大会予選。今日は浜松球場で1日取材しました。
 第2試合は浜松商が10対0(5回コールド)で浜松大平台で下しました。
03271_20240327201601  浜松商の先発・西山侑杜(新3年)は4回3分の1を投げ、許した安打は内野安打の1本のみ。最速128キロの数字以上に感じるストレートに、変化球もキレていました。「コントロールがよく、いつも通りに投げてくれた」と戸塚和也監督。春の初戦の難しさがある中で、チームに安心感を与える投球でした。
 身長は164センチ。決して大きくはありません。ただ、体全体を使うフォームでマウンド上では大きく見えます。特に印象的なのが、テークバックで左足を高々と上げるところ。下半身の反動が上半身に上手く伝わっていました。
 中学時代は「浜松インフィニティヤング」でプレー。当時は主に二塁手で、高校入学後、戸塚和也監督の「身長は関係ない」との言葉を受け、本格的に投手になったそうです。昨年秋からエースナンバーを背負い、「プレッシャーを感じている」と言うものの、投げっぷりが良く堂々とした投球でした。
 浜松商は2番手で登板した鈴木結斗(新3年)も気になった存在。細身の左腕で腕もしなる。大学でグッと伸びそうなイメージがありました。(編集部・栗山)

<写真/西山侑杜(浜松商)>

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2024年3月25日 (月)

静岡シティクラブが逆転勝利で3回戦進出!

 全日本少年春季軟式野球大会が県内で開催されています。
 今日は西ケ谷球場で静岡シティクラブの2回戦を取材しました。

★3月25日全日本少年春季軟式野球大会 西ケ谷球場

チーム 1 2 3 4 5 6 7 8
野洲ブレーブス 5 0 0 0 2 0 0 0 7
静岡シティクラブ 0 1 0 2 0 1 3 8

<延長8回タイブレーク>

(野)和田、小西-武村
(静)川畑、押切、野村、齋藤-曽根
▽三塁打=平川(野)鈴木、佐藤(静)
▽二塁打=武村(野)

03251_20240325190501

03252  静岡シティクラブは初回に5点を許し、苦しい立ち上がりとなります。
 一方的な展開になりかけた試合を立て直したのは2番手の左腕・押切晋太朗(安倍川中)でした。1回途中からマウンドに上がり、4回までパーフェクト。打者10人に対して6奪三振の快投を見せます。1カ月前から始めたという独特の二段モーションのフォーム。取り入れてから捕手を見る時間が長くなり、一気にコントロールが良くなったそうです。「今日は自分が思った通りに投げることができた」と、カーブ、スライダーの変化球を武器に抑えていきました。
 すると、攻撃陣が少しずつ得点を挙げ、6回裏に3点差まで詰めよると、7回に注目の右腕・齋藤慶次(清水第四中)が登場。噂通りの本格派でした。バランスのいいフォームから投げ込む力強いストレートで、きっちりと3人で抑えて流れを引き寄せます。その裏、3番・鈴木宏弥(安倍川中)、4番・佐藤蓮寿(城山中)の三塁打などで一挙3点を奪って同点に。そして、タイブレークの8回は1死満塁とすると、4番・曽根碧生(東豊田中)がエンドランでゴロを転がし、三塁走者が生還。サヨナラ勝ちを飾りました。
 劇的勝利で3回戦進出の静岡シティクラブ。ベスト8をかけて、27日(水)に筑紫野南中(福岡代表)と対戦します。昨年は3回戦まで進むも、4対6で惜しくも敗退。曽根は「次も勝って先輩たちを超えたいです」と気持ちが高ぶっていました。(編集部・栗山)

<写真上/サヨナラ勝つを喜ぶ静岡シティクラブの選手たち>
<写真下/リリーフで好投した押切晋太朗(静岡シティクラブ)>

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2024年3月24日 (日)

【春季高校野球】遠江総合コールド発進&掛川工・福住が5回10奪三振!

 今日は掛川球場で西部地区同士の試合を見てきました。

<掛川球場・1回戦&2回戦>
遠江総合 14-0 横須賀(5回コールド)
掛川工 12-0 浜松湖南(7回コールド)

03241_20240324190301 第1試合は遠江総合打線が初回から爆発。1番・田光亨成(新3年)のレフトオーバーの二塁打を足掛かりに5点を先制。2回以降も手を緩めず、5回までに計14得点を奪いました。 打つだけでなく、常に次の塁を狙う積極的な走塁も光りました。
 遠江総合の選手にとって、飯塚大祐監督と一緒に野球ができる最後の大会です。内地留学のため、4月1日からチームを離れることが決まり、発表のあった21日は選手全員が号泣したそうです。「申し訳ないという思いだった」と飯塚監督。そんな中で今日の試合は「練習通り野球を楽しもう」とチームが一つになっていました。
 一番驚いたのは遠江総合の各選手の体格の良さ。私学の強豪校と比べても見劣りしないレベルです。トレーニングと食事。この2つに力を入れてきたことが分かりました。2塁打2本を放った4番の名越泰雅(新3年)は身長181センチ体重85キロ。第3打席ではあわやホームランというライトへ大ファウルを打ちました。新規格のバットも関係なしという感じのパワフルなスイングが印象的でした。

03242_20240324190401 続く第2試合は掛川工の新2年生・福住光稀が5回を投げて無失点に抑えました。アウト15個のうち、三振が10個。角度のあるストレートが低めいっぱいのコースに決まり、カーブとのコンビネーションが抜群でした。
 2歳上の兄の柚稀氏は常葉大菊川の投手として活躍。この冬に体重移動や足の使い方のアドバイスをもらい、安定感のあるフォームを身につけたとのこと。ただ、今日に関しては「コントロールにバラつきがあって40点です」と満足していない様子でした。この春に136キロは計測した本格派。 もう少し暖かくなってくれば、140キロを軽く越えてきても不思議ではないです。(編集部・栗山)

<写真上から名越泰雅(遠江総合)、福住光稀(掛川工)>

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2024年3月20日 (水)

【春季高校野球】静岡高・谷脇健心が公式戦初登板で完封!

 春季高校野球県大会予選が本日開幕しました。

<焼津球場・2回戦>
藤枝明誠 8-0 島田
静岡 4-0 焼津中央
静岡農 7-6 藤枝西

 焼津球場の第1試合は昨秋東海大会ベスト4の藤枝明誠が登場。島田の左腕・榊原蓮太朗の好投に苦しめられながらも計8点を奪ってコールド勝ちを決めました。最終回となった7回には、この春台頭してきたという左腕・杉山健斗(新2年)が登板。腕がぶっ飛びそうなほど鋭く振れて、ストレートが唸りを上げていました。この春を通してどんな投球を見せていくのか注目していきたいです。
03201_20240320191301  続く第2試合は、静岡高の谷脇健心(新3年)が公式戦初登板で初完封を飾りました。9回を投げて、球数はわずか99。今日の焼津球場は何度も試合が止まるほど強風が吹き荒れていましたが、最速139キロのストレートと変化球のコンビネーションで抜群の安定感を見せてくれました。
  昨秋も何度か谷脇の投球を見ましたが、一冬を越して下半身が大きくなった印象。体重が5キロ増えたそうです。昨年秋のラストの試合となった「オータムフレッシュリーグin静岡」で法政大相手に5回を無失点。池田新之介監督は「大学生相手でも自分のストレートで押せるという手ごたえをつかみ、いい形で冬の練習に入っていけたのではないか」と話します。
 試合後、本人は「今日は状態が悪くて、ストレートが思うように投げられなかった」と反省していましたが、練習試合とは違う緊張感で投げ切ったのは次への自信につながるはずです。
 そして、第3試合は静岡農が粘る藤枝西を振り切って勝利。1点を追いかける8回に6番・菅野智也(新3年)のタイムリーなどで逆転しました。(編集部・栗山)

<写真/完封を飾った谷脇健心(静岡高)>

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2024年3月19日 (火)

『静岡高校野球2024春号』の取り扱い書店についてのご案内

 『静岡高校野球2024春号』が明日(20日)、県内書店で発売となります(一部書店では数日遅れる可能性があります)。今回は、以下の計99店舗の書店さんで扱っていただけることになりました。発売に合わせて明日、高校野球の春季地区大会も開幕。注目選手情報をチェックしていただけると嬉しいです!
 
目次はこちらから→http://tsukasa-baseball.cocolog-shizuoka.com/blog/2024/03/post-503e28.html

2024

<西部地区>

アマノ三方原店/谷島屋本沢合店/アマノ有玉店/未来屋書店浜松市野店/えみたすアピタ浜北店/TSUTAYA佐鳴台店/精文館書店領家店/谷島屋サンストリート浜北店/アマノ布橋店/谷島屋三方原店/谷島屋浜松本店/アマノ書店高丘店/明屋書店渡瀬店/ジャンボTSUTAYA浜松中央店/アマノ入野店/谷島屋イオンモール浜松店/明屋書店イケヤ高丘店/JACK/豊文堂(三ケ日)/谷島屋連尺店/天竜谷島屋(二俣)/ブックセンター豊文堂豊岡店ブックスかわむら/谷島屋医大病院売店/ぶっくす三峰下石田本店/本の王国ザザシティ浜松店/戸田書店リブレ菊川店/宮脇書店掛川店/明屋書店掛川西郷店/谷島屋書店磐田店/江崎書店袋井店/宮脇書店磐田浅羽店/TSUTAYA袋井国本店/精文館書店豊田町店/谷島屋アピタ磐田店/谷島屋ららぽーと磐田店/高久書店/未来屋書店袋井店/明屋書店イケヤ磐田東店/菊川佐塚書店/三原屋書店中央店

<中部地区>

戸田書店藤枝東店/焼津谷島屋登呂田店/島田書店花みずき店/SUTAYA藤枝瀬戸新屋店/藤枝江崎書店駅南店/焼津谷島屋アピタ島田店/えみたす焼津店/焼津谷島屋吉田店/TSUTAYAグランリバー大井川店/未来屋書店焼津店/佐塚書店栄町店/藤枝江崎書店BIVI店/静岡谷島屋新流通店/MARUZENジュンク堂新静岡店/TSUTAYAすみや静岡本店/吉見書店長田店/吉見書店竜南店/谷島屋書店パルシェ店/蔦屋書店静岡平和町店/えみたすアピタ静岡店/谷島屋マークイズ静岡店/江崎書店イトーヨーカドー静岡店/TSUTAYA静岡西脇店/戸田書店江尻台店/江崎書店ベイドリーム清水店/大和文庫不二見店/万栄堂本店/未来屋書店/大和文庫本店

<東部地区>

谷島屋富士店/谷島屋富士宮店/富士江崎書店/未来屋書店富士南店/大垣書店イオンモール富士宮店/あおい書店富士店/TSUTAYA本吉原店/えみたすアピタ富士吉原店/TSUTAYA三島店/マルサン書店駅北店/ひまわりBOOKS函南店/ひまわりBOOKS御殿場店/三島ブックセンター/文教堂大仁店/マルサン書店サントムーン店/TSUTAYA御殿場店/くまざわ書店三島店/長倉書店サントムーン店/えみたすピアゴ香貫店/谷島屋書店ららぽーと沼津店/焼津谷島屋アピタ大仁店/くまざわ書店沼津アントレ店/TSUTAYA函南店/文盛堂書店/サガミヤ広野店/岩上書店/芹沢百貨堂

<関東地区>

書泉グランデ(東京都千代田区神田神保町1丁目3−2)
https://www.shosen.co.jp/grande/

<Amazon>3月26日発売予定となります。

https://www.amazon.co.jp/%E9%9D%99%E5%B2%A1%E9%AB%98%E6%A0%A1%E9%87%8E%E7%90%832024%E6%98%A5%E5%8F%B7-%E3%80%8C%E9%9D%99%E5%B2%A1%E9%AB%98%E6%A0%A1%E9%87%8E%E7%90%83%E3%80%8D%E7%B7%A8%E9%9B%86%E9%83%A8/dp/4991252652/ref=sr_1_19?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&dib=eyJ2IjoiMSJ9.lldJ4U8Bh3fZ5PZ2qwFtb9QtH3m2QKVbiE4yzaVLTO8PQS0kQ7nn0in5J7m4k-NcHI0PTdviIlem5sm1XHv5RQ.nfptgdbX4eBgI-SCxljOYCARTwuaEvBf5pWQcqS_B30&dib_tag=se&keywords=%E3%80%8C%E9%9D%99%E5%B2%A1%E9%AB%98%E6%A0%A1%E9%87%8E%E7%90%83%E3%80%8D%E7%B7%A8%E9%9B%86%E9%83%A8&qid=1710805046&s=books&sr=1-19

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2024年3月18日 (月)

【オープン戦】獨協大vs常葉大浜松キャンパス

 今日は菊川球場で行われた獨協大対常葉大浜松キャンパスのオープン戦へ。
03181_20240318191001  常葉大浜松キャンパスの先発は芹澤健太(新3年)。御殿場南時代から注目してきた身長185センチの長身右腕です。スリークオーターの角度から「今日はカットボールを多めに投げた」と変化球主体の投球で打者9人から4三振を奪いました。ストレートの最速は142キロ。オフの間に体重が6、7キロほど増えたとのことですが、まだまだ体の線が細く、それだけに伸びしろが見込めます。

 常葉大浜松キャンパスは、静岡高を甲子園に導いた経験を持つ鈴木祥充監督が昨秋に就任しました。今春は希望者を募り、約9日間に渡ってアメリカ・アリゾナ研修を実施。メジャーリーグのキャンプ地にも足を運んだそうです。大谷翔平(ドジャース)、山本由伸(ドジャース)、ダルビッシュ有(パドレス)のプレーを見るチャンスもあり、芹澤は「全てがすごかった」と大きな刺激を受けていました。その貴重な経験を今シーズンにどう生かしていくのか注目していきたいです。

03183_20240318195001

03182_20240318191301  一方、獨協大は「2番ショート」で聖隷クリストファー出身の中村哉翔(新4年)がフル出場しました。高校3年夏は代替大会で優勝に貢献。堅実な守備がウリの選手です。今日は6回2死一二塁の場面で二遊間の打球をダイビングで捕球し、二塁で封殺。抜けていれば1点というところを防ぎました。ただ、打席では5打数無安打に終わり、「大学はピッチャーの投げる球質が違ってバッティングで苦戦している」と中村。入学後3年間はベンチ入りがないだけに、「今年こそベンチに入って、レギュラーを目指したい」と強い気持ちを持って取り組んでいました。(編集部・栗山)

<写真上/芹澤健太(常葉大浜松キャンパス)>
<写真中/鈴木祥充監督が就任した常葉大浜松キャンパス。今春の台風の目となるか!?>
<写真下/中村哉翔(獨協大)>

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2024年3月17日 (日)

富士シニアが初出場で旋風を起こす!

 3月25日に開幕する第30回日本リトルシニア全国選抜野球大会。昨日は初出場する富士シニアを取材しました。

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 昨秋の関東大会でベスト16入り。今年の富士シニアは個々の能力が高く、望月俊明監督も「全国を狙いにいった代」と話します。
 無駄な失点を減らして、守り勝つ野球を身上とする中で、特徴は投手陣が充実していること。まず、指揮官が「彼に全国に連れていってもらったようなもの」と感謝の言葉を口にするのが村松倫太朗。変化球を器用に操り、安定感のある右腕です。さらに、本格派左腕として注目を集める加藤隼、クロスファイヤーが武器の左腕・青木颯汰、力強いストレートとフォークで抑える右腕の筒浦楓も出番を待ちます。
 受ける捕手の後藤歩武は「一人ひとりの持ち味を最大限に生かしていきたい」と冷静。二塁送球タイム1.98秒の強肩は全国の舞台でも目立つでしょう。

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富士山をバックに活躍を誓う後藤歩武、野村桜生、筒浦楓(左から)

 この冬は、体力作りに加え、基礎の練習を繰り返してレベルアップをはかってきた富士シニア。初の選抜に向けてチーム状態も上がり、主将の野村桜生は「1戦1戦大切に戦っていき、出るからには優勝を狙います」と気持ちが高まっていました。初戦の相手は熊本北シニア(九州連盟代表)。全員で乗り切って波に乗ってほしいです。
 また、県内から静岡裾野シニア、小笠浜岡シニアも出場。こちらも期待したいです!(編集部・栗山)

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2024年3月11日 (月)

【東海社会人・愛知大学野球対抗戦】プロ注目のヤマハ・沢山優介が6回無失点!

★3月11日 東海社会人・愛知大学野球対抗戦 岡崎レッドダイヤモンドスタジアム

チーム 1 2 3 4 5 6 7
中京大 0 0 0 0 0 0 0 0
ヤマハ 3 0 4 0 0 1 10

<7回コールド>

(中)藤本、植松、上山、大矢、安藤、髙木-森瀬、江崎
(ヤ)沢山、金原-大本、東
▽本塁打=笠松(ヤ)
▽二塁打=永濱、相羽(ヤ)

 この対抗戦は過去2連敗中のヤマハ。今年は試合開始直後から「絶対に負けられない」というオーラが出ていました。
 初回に、矢幡勇人秋利雄佑網谷圭将の3連打で満塁とすると、5番・笠松悠哉のタイムリーなどで一挙3点を先制。さらに3回には笠松のレフトへの特大本塁打も飛び出して大量リードを奪いました。
03111_20240311201601  投げては入社3年目の沢山優介が圧巻の投球を披露。投じたボールの約9割がストレート。長い腕をしならせ、角度がありながらも、打者の手前でホップするような回転量の多い球で空振りを奪っていきました。
 この2年間はフォームに苦しみ、結果を残せずもがき続けていた沢山。昨年10月にブラジル代表に召集され、その際の最初のキャッチボールで感覚を掴み、それを今年になってからキープし続けているとのこと。持ち味の躍動感のあるフォームが蘇ってきました。
 3回には掛川西時代の1学年後輩の狩俣藍生(新2年)とも対戦。「意識しないようにしたが、自然と力が入ってしまった」と、「オリャ~」と声を出しながらギアが一段階上がり、この日、最速の147キロを計測しました。
 6回を投げ5安打無失点。スタンドで見つめるプロのスカウトの前で「去年のことを考えたら信じられない」と、本人も驚く急成長ぶりのアピールしました。それでも、まだまだここから。イメージ的にはやっとスタートラインに立ったばかり。ここから一気に覚醒してほしいです!
 一方の中京大は三島南出身の植松麟之介(新2年)が登板。3回2死一三塁の場面で登板すると、いきなりワイルドピッチで走者を還すも、打者はショートゴロに抑えました。球速は139キロをマーク。今年はリーグ戦での登板を期待したいです。(編集部・栗山)

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2024年3月10日 (日)

「静岡高校野球2024春号」の内容のご紹介!

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「静岡校野球2024春号」
3月20日発売予定
48ページ/定価700円

 「静岡高校野球2024春号」の作業が終了しました。県内の書店では3月20日発売、Amazonでは3月26日頃の発売を予定します。
 まずは目玉企画として東京六大学リーグで監督を務める慶應義塾大・堀井哲也監督と立教大の木村泰雄監督のスペシャル対談が実現。韮山OBで同級生の2人に高校時代の思い出話など、たっぷりと語ってもらいました。
 特集は「僕たちの“夢”の続き」と題し、2020年、コロナで甲子園のなかった選手の「今」に迫りました。それぞれに苦しかったあの夏を振り返ってもらい、大学でどう成長しているのか。新たな夢に向かう様々なストーリーがありました。
 さらに、3月の全国大会に出場する「北駿ベースボールクラブ」のチームレポートや、昨季限りで現役を引退した静岡高OB・板倉健人さん(現日本新薬コーチ)のインタビューなど、今回もぜひ静岡の野球ファンに読んでほしい一冊になりました。書店で手にとってもらえると嬉しいです!

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静岡高校野球2024春号
CONTENTS

2024春 Pick Up Player
規格外の超大型右腕 小船 翼[知徳]

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2024春静岡注目選手名鑑
高校生/新高校1年生/中学生
静岡リーグ&ヤマハ・ハヤテ/全国

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[韮山同級生対談]
堀井哲也[慶應義塾大監督]
   ×
木村泰雄[立教大監督]
「運命が導く」

[こちらの韮高OBも頑張っています!]
藤澤 光[東京ヤクルトスワローズ・アナリスト]
「強い集団の一つのピースに」

[TEAM REPORT]
韮山に流れるさわやかな血
「いつの時代も変わらない野球がそこにある」

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特集 僕たちの“夢”の続き
~2020年世代の現在地~

静岡リーグが誇る最速149キロ左腕
宮原駿介[静岡学園→東海大静岡キャンパス
「圧倒した成績でプロへ」

コロナに打ち砕かれたあの年の真実
村松杏都[藤枝明誠→専修大]
中澤孝太[藤枝明誠→拓殖大]
「もし甲子園があったなら…」

森下チルドレン二代記
内海壮太[御殿場西→法政大]
「恩師に誓う神宮での大アーチ」

[ポジション別]光る2020年世代ストーリー
投手 肥沼 竣[加藤学園高→専修大]
捕手 木村一矢[飛龍高→関東学院大]
一塁手 相原大地[静岡商高→愛知工業大]
二塁手 小林亮太[清水桜が丘高→皇學館大]
三塁手 佐藤太陽[浜松商高→神奈川大]
遊撃手 金子大悟[静岡市立高→東京学芸大]
左翼手 水野航介[浜松西高→中京大(準硬式)]
中堅手 後藤維吹[常葉大菊川高→静岡産業大]
右翼手 鈴木壮水[静岡高→城西大]

3年越しの甲子園の土を踏んだエース右腕
城西裕太[聖隷クリストファー大]
「あの夏を取り戻せたか?」

【静岡高校野球ノンフィクション】
もう一人の2020年世代 ~谷口蓮(三島南OB)
「美容業界を代表する有名人に」

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【卒業おめでとう! 巣立つ座談会】
井上諒大[静岡→大阪体育大]
    ×
和田裕二郎[東海大静岡翔洋→東海大静岡キャンパス]
    ×
永野陽大[日大三島→駒澤大]
あれから3年。
~竜爪中出身トリオが本音で語り合う~

2024年 大学生選手のネクストステージ
赤塚健利[中京学院大→広島カープ]
塩﨑栄多[名城大→徳島インディゴソックス]
佐藤孝介[東海大静岡キャンパス→AGCテクノグラス]

クローズアップ中学チーム
北駿ベースボールクラブ
「スーパーポジティブ軍団」

惜別球人インタビュー
板倉健人[日本新薬/静岡高出身]
「ミスター全力疾走の24年」

ヤマハ新監督 申原直樹の覚悟
「常勝チームを目指して」

追悼 森下知幸監督[御殿場西]
「さらば、永遠の野球小僧」

静岡野球2024カレンダー

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2024年3月 9日 (土)

【しんきんカップ】島田一・二中が初優勝!

 しんきんカップ静岡県中学選抜野球大会の決勝戦が本日、島田球場で行われました。島田一・二中が延長タイブレークの末にサヨナラ勝利で初優勝。東海大静岡翔洋中の5連覇を阻みました。
 
 島田一・二中 3-2 東海大静岡翔洋中(延長8回タイブレーク)


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 2対2で迎えた延長8回のタイブレーク。1死満塁から8番・川人匠真の叩きつけた打球がワンバウンドで一塁手の頭を越えていきました。まさに島田一・二中の野球を象徴する攻撃。試合後、「決して身体能力の高い選手が多いわけではありませんが、日々の積み重ねがこういう結果につながったと思います」と、中村信太郎監督はナインを称えていました。
 投手陣の踏ん張りも光りました。今大会を通じて安定感を見せた1年生左腕の牧野優月がこの日も7回途中まで2失点。ピンチの場面で登板した2番手の木下優星は気持ちを前面に出して強力打線を封じました。守備陣も鉄壁で、打たせればアウトにしてくれるという安心感があるから、投手は思い切って投げ込めるんだと思います。
03092  島田一・二中は、今月23日開幕の「文部科学大臣杯第15回全日本少年春季軟式野球大会」に出場が決まっています。木下は「1回戦(対佐久長聖中)が山場だと思っています。また市民のみなさんに喜んでもらえるように、自分たちの野球をやっていきたいです」と意気込んでいました。持ち味の細かい野球を武器に全国でも旋風を巻き起こしてほしいです。
 一方、昨年の秋に続き、またも島田一・二中の前に涙を飲んだ東海大静岡翔洋中。この日、登板した鈴木冴関根煌介吉田大珠の3投手はいずれも全国クラスの力のある球を投げていました。寺崎裕紀監督は「確かに1つ1つのボールはいいものがあります。ただそれをこういう独特の緊張感の中で出し切れていませんでした。そこを経験できたことは大きかったです」と前を向いていました。チームの目標は夏の横浜スタジアム。ここからの巻き返しに期待したいです。(編集部・栗山)

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2024年3月 6日 (水)

【教育リーグ】くふうハヤテvs広島

 今日はくふうハヤテベンチャーズ静岡のホームでの教育リーグ初戦を見てきました。広島相手に2対5で敗れましたが、収穫もあった試合だったと思います。

03061  投手陣が制球面に苦しんで5回まで5失点。ここから試合を作り直したのが3番手で登板した平間凛太郎でした。専修大出身で社会人の日本製鉄東海REX、独立リーグの高知ファイティングドックス、さらにはメキシカンリーグでもプレーしたこともある経験豊富な右腕です。1球1球、声を出しながらの力強さを感じる投球。「ストレートの走りが良く、力で押せた」と3回を無失点に抑えました。「今日の出力は7割くらい。開幕までに100パーセントに持っていきたいです」。まだチームに合流して一週間足らずですが、頼もしい言葉も聞けて、期待大です。
03062_20240306203301  野手陣では、2番でスタメン出場した深谷力(飛龍出身)の活躍が光りました。第2打席でセンター前安打を放つと、第3打席はあわやフェンスオーバーのライト方向への安打。守備も、捕手と内野を守ることができるオールマイティさを持つだけにチームにとって大きな存在になるでしょう。

 一方の広島は静岡リーグ出身の3選手が出場しました。「7番セカンド」でフル出場したのがルーキー・佐藤啓介(静岡大出身)。持ち味のフルスイングは、プロに入っても変わらないどころか、スケールアップしていました。驚いたのは第2打席。バットの根っこで球をとらえたにもかかわらず、鋭い打球でライト前へ。(試合後に話を聞くと、バット03063 が折れていたそうです。)
 「今は結果を考えるよりも、取り組んでいることを出すことを大事にしています」と佐藤。ボールの待ち方、全球振りにいく中でミスショットを減らすことをテーマにしているそうです。もう一つ、プロに入ってレベルが上がったように見えたのが守備。セカンドゴロを難なくさばくことはもちろん、肩が良くなっていました。
  「地元での登板をワクワクしていた」と、同じくルーキーの杉田健(日大三島、日大国際関係学部出身)は凱旋登板。6回にマウンドに上がり、打者3人を3球であっという間に抑えました。「大学時代の自分とは別人です」と本人が話すように、昨年秋に03064見た杉田とはまるで違うピッチャーが投げているようでした。高めに抜けるボールが多く、何球かに1球、指にかかったボールが低めに決まるのが昨年の印象。それが今日は投球練習から、全てローボール。「こんなに変わるもんか」と驚いたと同時に嬉しくなりました。
 さらに、途中出場の大盛穂(飛龍、静岡産業大出身)はレフト方向への二塁打。打つだけでなく、走る、守るでも、1軍クラスのプレーを見せてくれました。「ここまでは順調です」とのこと。今シーズンも楽しみです!(編集部・栗山)

<写真上から平間凛太郎(くふうハヤテ)、深谷力(くふうハヤテ)、佐藤啓介(広島)、杉田健(広島)>

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2024年3月 2日 (土)

【しんきんカップ】三ヶ日中が2年連続ベスト進出!

03021_20240302170101  しんきんカップ第54回中学選抜野球大会。今日は3回戦が行われ、三ヶ日中が2年連続のベスト4進出を決めました。
 躍動したのはエースで4番の後藤琉です。初回に1死二三塁の場面で打席が回ってくると、「最低限ランナーを還そうと思った」とストレートを強振。レフト方向に飛んだ打球は風にも乗ってスタンドまで届きました。公式戦では初本塁打。「嬉しかった」と、塁上でガッツポーズも作りました。
 投げては立ち上がりの初回に1点を失ったものの、6回まで投げて1失点。筋肉量の多い充実した下半身から投げ込むストレートは威力十分。腕を大きく使う分、角度もありました。試合後、本人に話を聞くと、冬の間に学校近くの200段ある階段を多い日には本も走ってきたとのこと。「土台がしっかりとしたことで、バランス良く下半身を上手く使うことができるようになりました」と効果を実感している様子でした。

 浜松開誠館の1年生左腕・山下伶能の好投も光りました。ヒジがしなり、打者の手元でピッと伸びるストレートを投げるタイプ。細身の体躯に肉がついてくれば、簡単には打ち崩せない投手になるでしょう。(編集部・栗山)

<写真/強打の浜松開誠館打線を封じた後藤琉(三ヶ日中)>

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2024年3月 1日 (金)

『静岡高校野球2024春号』の表紙が完成しました!

 いよいよ3月に入りました。明日2日は高校野球の対外試合が解禁。まさに球春到来ですね!
03011_20240301154101  編集部では昨年秋から取材を重ねてきた「静岡高校野球2024春号」がようやく完成に近づいてきました。県内書店での発売は3月20日で予定しています。
 今号の表紙は、慶應義塾大の堀井哲也監督と立教大の木村泰雄監督を囲む韮山高校のナインたちです。韮山高校OBの同級生2人が東京六大学リーグで監督を務めるという歴史的快挙を祝いました! 
 現在、編集部では校正の真っ最中。目次や詳しい内容は後日アップします。もう少々お待ちください。

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