【教育リーグ】くふうハヤテvs広島
今日はくふうハヤテベンチャーズ静岡のホームでの教育リーグ初戦を見てきました。広島相手に2対5で敗れましたが、収穫もあった試合だったと思います。 投手陣が制球面に苦しんで5回まで5失点。ここから試合を作り直したのが3番手で登板した平間凛太郎でした。専修大出身で社会人の日本製鉄東海REX、独立リーグの高知ファイティングドックス、さらにはメキシカンリーグでもプレーしたこともある経験豊富な右腕です。1球1球、声を出しながらの力強さを感じる投球。「ストレートの走りが良く、力で押せた」と3回を無失点に抑えました。「今日の出力は7割くらい。開幕までに100パーセントに持っていきたいです」。まだチームに合流して一週間足らずですが、頼もしい言葉も聞けて、期待大です。
野手陣では、2番でスタメン出場した深谷力(飛龍出身)の活躍が光りました。第2打席でセンター前安打を放つと、第3打席はあわやフェンスオーバーのライト方向への安打。守備も、捕手と内野を守ることができるオールマイティさを持つだけにチームにとって大きな存在になるでしょう。
一方の広島は静岡リーグ出身の3選手が出場しました。「7番セカンド」でフル出場したのがルーキー・佐藤啓介(静岡大出身)。持ち味のフルスイングは、プロに入っても変わらないどころか、スケールアップしていました。驚いたのは第2打席。バットの根っこで球をとらえたにもかかわらず、鋭い打球でライト前へ。(試合後に話を聞くと、バット が折れていたそうです。)
「今は結果を考えるよりも、取り組んでいることを出すことを大事にしています」と佐藤。ボールの待ち方、全球振りにいく中でミスショットを減らすことをテーマにしているそうです。もう一つ、プロに入ってレベルが上がったように見えたのが守備。セカンドゴロを難なくさばくことはもちろん、肩が良くなっていました。
「地元での登板をワクワクしていた」と、同じくルーキーの杉田健(日大三島、日大国際関係学部出身)は凱旋登板。6回にマウンドに上がり、打者3人を3球であっという間に抑えました。「大学時代の自分とは別人です」と本人が話すように、昨年秋に見た杉田とはまるで違うピッチャーが投げているようでした。高めに抜けるボールが多く、何球かに1球、指にかかったボールが低めに決まるのが昨年の印象。それが今日は投球練習から、全てローボール。「こんなに変わるもんか」と驚いたと同時に嬉しくなりました。
さらに、途中出場の大盛穂(飛龍、静岡産業大出身)はレフト方向への二塁打。打つだけでなく、走る、守るでも、1軍クラスのプレーを見せてくれました。「ここまでは順調です」とのこと。今シーズンも楽しみです!(編集部・栗山)
<写真上から平間凛太郎(くふうハヤテ)、深谷力(くふうハヤテ)、佐藤啓介(広島)、杉田健(広島)>
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