知徳の小船翼が18奪三振を記録、最速151キロをマーク!
★3月30日春季高校野球静岡県大会予選 裾野球場
チーム | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 |
御殿場西 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 2 |
知徳 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 0 | 2 | 0 | 6 |
(御)横澤、大石、竹下-進士
(知)小船-杉本
▽三塁打=菊地(知)
プロ3球団のスカウトが見守る中、知徳の小船翼(新3年)が今春公式戦初戦で圧巻の投球を見せました。
「初回から飛ばしていった」の言葉通り、いきなり3者連続三振でスタート。4回に初安打を許しますが、その後も三振の山を築いていきます。誰が見ても速いと思わせるストレートはプロのスピードガンで常時140キロ台中盤で最速は151キロ(自己最速!)。速いだけでなく、低めのコーナーに集まります。中盤以降は変化球を増やす投球にシフトチェンジ。「変化球の精度を上げる」という冬の間に取り組んできた進化した姿もありました。終盤に2点を許したものの、終わってみれば、なんと18奪三振を記録。オフシーズンに取材した際、「27個のアウト、すべてを三振で取りたい」を言っていましたが、それに近いくらいの奪三振ショーでした。
ベンチから見守った初鹿文彦監督は「頼もしかった」と賞賛。それでも「まだまだ。もっともっと良くなる」と期待を込めていました。
そんな小船を味方も援護。4番・京増嘉紀(新3年)が先制打につながるライト前タイムリーを含む、3安打の活躍が光りました。昨年が期待している身長188センチの大型選手。このまま一気に覚醒してほしいです。
一方、小船に対し、フルスイングで挑んだ御殿場西も気持ち良かったです。「こんな良いピッチャーと対戦できて良かった。夏につながる」と竹内健人監督は収穫を口にしていました。特に、4打席すべて三振を喫しましたが、2番打者の土屋綸(新2年)のスイングがえぐかったです。タイミングが合ったら、どこまで飛んでいくんだろうという迫力がありました。(編集部・栗山)
<写真上/18奪三振で勝利に導いた小船翼(知徳)>
<写真下/3安打を放った京増嘉紀(知徳)>
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