東都大学リーグの入替戦で活躍した県勢たち!
昨日は明治神宮球場で東都大学リーグの入替戦を見てきました。
まずは3部4部の入替戦。成蹊大の先発を任されたのは髙井滉一郎(浜松西出身/4年)です。
初回の先頭打者に安打を浴びましたが、続く打者を併殺に。その後、テンポ良く投げてリズムを作ると、味方打線が6回に一挙6点を奪って援護します。
体全体を使いながら、真上から叩きつけるような力強いフォーム。勢いがあって、リリース後には帽子が飛ぶほど。ストレートの球速は120キロ台後半から130キロ前後も1球1球、気持ちのこもった球を投げていました。
9回2死まで無失点の好投。ここから連打を浴びて完封こそ逃しましたが、最後の打者を打ちとると、右手で小さくガッツポーズを作りました。
見事な1失点完投勝利。試合後、チームの3部残留に貢献した本人に取材することができました。「今日は勝ち切れたことが何より良かったです。今はホッとした気持ちが強いです。秋は1戦目を任せられるように挑んでいきたいです」。大学ラストシーズンとなる秋も全力で腕を振ってほしいです!
続く2部3部入替戦。立正大の細窪優良(浜松工出身/2年)が1点リードの8回からマウンドに上がります。想像を絶するプレッシャーのかかる場面。それでも細窪は落ち着いていました。ストレート先行の投球で最初のイニングは三者凡退に。9回は2人の走者を背負いましたが、最後は三振に斬ってとりました。この日、ストレートの最速は145キロ。手元での伸びも十分にありました。2部に残留した秋は、先発で投げる姿も見たいです。
そして、1部2部入替戦では前日に本塁打を放った駒澤大の永野陽大(日大三島出身/1年)がこの日も「2番セカンド」で出場。安打は出ませんでしたが、ルーキーとは思えない落ち着いたプレーが印象に残りました。特に守備の安定感が光っていました。
チームは昨日、今日と連敗して、2部降格。悔しさを味わっていると思いますが、逆境を跳ね返すことができる男。この経験は間違いなく、今後に生きるでしょう。(編集部・栗山)
<写真/上から1失点完投を飾った成蹊大の髙井滉一郎、3部残留を決めてチームメートとガッツポーズを作る髙井(右端)、好リリーフを見せた立正大の細窪優良、1年春から貴重な経験を積んだ駒澤大の永野陽大>