【全日本大学選手権】川瀬(中京大)が値千金の3ラン本塁打&岡村(上武大)が2安打全国デビュー!
大学野球の日本一を決める全日本大学選手権大会が開催されています。
大会1日目は大阪商業大の鈴木豪太(東海大静岡翔洋出身・3年)が2安打完封勝利。そして3日となった今日も静岡県関連選手が活躍しました。
まずは明治神宮球場で行われた中京大対中部学院大。0対0で迎えた4回でした。5番・川瀬譲二(藤枝明誠出身・3年)がレフトスタンドに3ラン本塁打を放ちました。
リーグ戦では最速157キロ右腕の愛知工業大・中村優斗からも本塁打を放っている川瀬。そのパワーを全国の舞台でも披露してくれました。
中京大が3対0で勝利。試合を決めた大きな一発となりました。
一方、中部学院大の先発は長倉幸佑(浜松工出身・4年)。立ち上がりの3回は無失点も4回途中で降板。この悔しさを大学ラストシーズンとなる秋にぶつけてほしいと思います。
東京ドームでは上武大が初戦を迎えました。「1番レフト」で出場したのが岡村シルバー魁人(静岡学園出身・1年)。部員211人という大所帯の中で、1年春からレギュラーを掴み、打率519(本塁打1本)でMVPも獲得してしまったというスーパールーキー。全国の舞台でも躍動しました。
まずは初回の守りで魅せてくれます。先頭打者のレフト線に向かって切れていく難しい打球を前進して間一髪でキャッチ。さらに2番打者のレフト後方のファウルフライも全力で追いかけてアウトにします。ただでさえ緊張する全国の初戦で、しかも1年生。その思い切りの良さに驚きました。
積極性は攻撃面でも。第1打席は初球から全力で振りにいきます。セカンドゴロに終わりましが、一塁ベースを駆け抜けるスピードがありました。
続く第2打席はライト前安打。次打者の初球ですかさず盗塁を仕掛け、あっという間に無死2塁のチャンスを作ります。8回に回ってきた第4打席もライト前安打。すると、一塁ベースを蹴って二塁ベースに向かって突進。惜しくもアウトとなりましたが、相手に「スキを見せたらやられるぞ」というイメージを植え付けさせるインパクトのあるプレーでした。
上武大が2対1で勝利。試合後、谷口英規監督が「1年生はよくやったくれたと思う」と評価していたように、岡村らしさを存分に発揮した全国デビューとなりました。高校時代はどちらかというと、「自分がやらないといけない」と焦っている感じでしたが、今は失敗を恐れることなく生き生きとプレーしている姿がありました。次戦も楽しみです!(編集部・栗山)
<写真上/3ラン本塁打を放った川瀬譲二(中京大)>
<写真下/攻守で躍動した岡村シルバー魁人(上武大)>
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