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2024年6月 5日 (水)

【都市対抗】ヤマハが第1代表を獲得!

★6月5日 都市対抗野球東海地区2次予選 岡崎レッドダイヤモンズスタジアム

チーム 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10
三菱自動車岡崎 0 0 0 0 0 1 0 1 0 1 3
ヤマハ 0 0 0 0 1 1 0 0 0 4

<延長10回タイブレーク>

(三)田中、坂巻、神原-西川
(ヤ)九谷、沢山、有本、河野、近藤-大本
▽二塁打=古川(三)秋利、大本(ヤ)

06051

 都市対抗野球の東海地区2次予選。ヤマハが6年連続45回目の本大会出場を決めました。
 第1代表決定戦の先発を任されたのはベテランの九谷青孝。緩急自在の投球で5回を無失点に抑える好投を見せます。打線は5回に2番・秋利雄佑のタイムリーで先制すると、同点の6回には途中出場の相羽寛太のタイムリーで勝ち越します。
 しかし、8回に同点とされ、試合は延長タイブレークへ。10回表に1点を許した直後でした。2死二塁から打球はセンター前へ。追加点を覚悟した瞬間、レフトからセンターに回っていた西村進之介が本塁へ好返球。間一髪で走者を刺して流れを引き寄せます。
 すると、その裏、1死二三塁から4番・網谷圭将のショートゴロが相手の失策を誘って2者が生還。サヨナラで出場権切符を手にしました。

06052  勝利を手繰り寄せたのは、やはり10回の西村の守備。試合後、サヨナラのベースを踏んだ専修大の先輩・矢幡勇人も「あの1点が入るか入らないかで全く違った」と絶賛したビッグプレー。西村は「準備はできていました。役割を全うできたと思います」と安堵の表情を浮かべていました。ルーキーイヤーでレギュラーをつかみ、プレッシャーのかかる都市対抗予選でも堂々とプレーする姿が頼もしかったです。

06053  そして、影のヒーローは3番手で登板した有本雄大。6回のピンチの場面で登板し、先頭打者に安打を許したものの、岡崎レッドダイヤモンズスタジアムのスピードガンで155キロを計測します。実際にチームのスピードガンでは151キロだったそうですが、力強いストレートでチームに勢いをつけました。「楽しむことだけを考えて投げました」と有本。気持ちいいほど真っ向勝負ができるパワー投手に惚れ惚れとしました。
 東北福祉大出身の2年目。昨年は都市対抗予選で1試合のみの登板に終わりましたが、今年は貴重な中継ぎとして存在感を発揮。プロ解禁となる今年にかける思いは強く、「当然、(プロは)意識しています」と話します。
 今度は東京ドームで本当の「155」を叩き出せば、一気に注目度が高まるはず。ドラフト候補に名乗りを挙げてほしいです。(編集部・栗山)

<写真上/サヨナラで都市対抗本大会出場を決めたヤマハの選手たち>
<写真中/本大会出場に貢献した専修大出身トリオ。左から小林寛弥、矢幡勇人、西村進之介(ヤマハ)>
<写真下/3番手で登板し、役割を果たした有本雄大(ヤマハ)>

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